読売新聞2013/4/26 ダンディズム　内博貴

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【ダンディズム 4/26 内博貴①】「作品や年譜はわかっても、人となりを知る資料は少ない。台本の最初の印象も難解でした。これは覚えにくそうだなって」小説『夫婦善哉』で知られる作家、織田作之助。

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【ダンディズム 4/26 内博貴②】生誕１００周年となる今年、その半生を描く音楽劇『ザ・オダサク』が５月９日(木)、大阪松竹座で初日を迎える。その織田作之助を演じる内博貴さん。

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【ダンディズム 4/26 内博貴③】「無頼派と呼ばれ、何にもとらわれず、我が道を行く。そういった意味ではカッコいい男だなと思いますね。男気ある作家としての熱い半生を演じたいと思っています」

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【ダンディズム 4/26 内博貴④】黒マントで闊歩した格好よさだけではなく、戦争や当時の権威に対するオダサクならではのメッセージも表現する。これまでにない骨太な役である上に、新作の舞台主演は初めて。

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑤】「これまで演じたミュージカルは、ブロードウエー発だから骨組みは既にできている。でも、今回はまったくの新作なので、僕だけでなく、出演者やスタッフ全員でイチから作り上げています。僕自身としては、これまでのような演技ではダメ」

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑥】と、稽古場で挑戦を続けている。そんな中で、心強いのは、ジャニーズの先輩で、これまで何度も一緒に舞台を作っている錦織一清さんが演出を手がけること。

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑦】「錦織さんは僕のことをよく知っている。『こうしたほうがいいんじゃない』と、的確に言ってくれるし、僕も意見が言える。すごくやりやすいですね」

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑧】その上、大阪生まれなので大阪弁はＯＫ、歌やダンスはお手のもの、初舞台を踏んだ大阪松竹座から公演スタートと、アドバンテージは多い。「大阪はホームグラウンドなので、落ち着きます。ただ織田作之助の地元という意味では若干怖いです」と笑う。

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑨】テレビドラマ、舞台、コンサートと活動は幅広いが、中でも舞台の緊張感が好きだ。

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑩】「舞台は毎回、一発勝負。幕が下りて観客の拍手に包まれるたびに、やりがいを感じるし、どの作品も、終わると、すごくさみしい。それだけ燃焼し尽くすからだと思います。そして、また舞台に上がりたくなる。

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【ダンディズム 4/26 内博貴⑪】この『ザ・オダサク』も、終わった後に“再演したい！”と思う自分がいてくれたらいいなと思いますね」