瞑想の楽しみについての句

仏弟子の告白(テーラーガーター)より
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AK @bdak52

テーラーガータより、9つの詩句の集成 ブータ長老

2013-05-26 00:34:36
AK @bdak52

凡夫のこだわっている<老い>と<死>は苦しみであると、賢者が知ったときには、苦しみをすっかり知って、よく気を落ちつけて瞑想に入る。かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:34:45
AK @bdak52

苦しみをもたらすものであり、ひろがる妄想の群れ・苦しみをもたらすものである<執著><妄執>を撃滅して、よく気を落ち着けて瞑想に入るとき、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:34:56
AK @bdak52

二くみの四つの部分的段階にみちびく(悟りの階梯である四双八輩のことを指す)、一切の煩悩を浄める、めでたい最上の道を、智慧をもって見て、気を落ち着けて瞑想に入るときには、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:35:47
AK @bdak52

憂いなく、塵を離れ、形成されたものではなくて、あらゆる煩悩を浄める<静けさの境地>、結ぶ束縛を断ち切るもの、を修養するならば、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:36:44
AK @bdak52

空中に、雨雲のつくる雷雲がとどろき、鳥の飛ぶ道が至るところの雨の流れにみちていて、修行僧が洞窟のうちにあって、瞑想に入るとき、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:37:51
AK @bdak52

花に覆われ、色とりどりの灌木の花輪を飾られているもろもろの河川の岸辺に坐して、心に喜んで瞑想に入るときには、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:39:01
AK @bdak52

夜に、神が雷鳴をとどろかすときに、人のいない荒地の中で、牙ある獣が咆哮しているのに、修行僧が洞窟のうちにあって、瞑想に入るとき、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:40:14
AK @bdak52

自分の種々の思考作用を制して、山のあいだで、岩山の裂け目に坐り込んで、心の悩みを離れ、荒むことなく、瞑想に入るとき、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。

2013-05-26 00:41:07
AK @bdak52

安楽であって、汚れ、すさみ、憂いを滅ぼし、閂をはずし、矢を抜き取って、欲望もなく、あらゆる汚れを滅ぼして、瞑想に入るとき、かれは、それよりもすぐれた楽しみを見出さない。(了)

2013-05-26 00:42:08