夏目漱石の美術世界展 ギャラリーガイド
夏目漱石の美術世界展 ギャラリーガイド
日時/2013年5月18日(土)11:00~11:45
集合場所/エントランスホール
内容/本展の見どころとなる作品を皆さんと一緒にまわり、解説します。
講師/東京藝術大学准教授 古田亮
高橋 裕人
@seibishou
漱石は英文学が専門で、キリスト教が主題であることは勿論わかっていただろうが、実際に見たときはそうした見方をしなかったのではないか。(古田亮)
2013-05-18 22:38:40
高橋 裕人
@seibishou
「ガダラの豚の奇跡」漱石も、よくわからないけど豚の表情などからただごとではないことを感じる、いま皆さんが見るのと同じ感覚で鑑賞した。
2013-05-18 22:42:25
高橋 裕人
@seibishou
ただひとつ違ったのは記憶力が良かったこと。絵を見てから小説を書きはじめるのに何年も経っている。最初から小説にするぞーと思って見たわけではないが、それを文章に起こすことができる。一言で言うと頭がいい。
2013-05-18 22:45:15
高橋 裕人
@seibishou
『虞美人草』の最後には銀屏風の描写があり、大きさなどかなり具体的な記述、しかも酒井抱一の作とあるが現在誰も見つけることができていない。
2013-05-18 22:53:39
高橋 裕人
@seibishou
荒井氏は普段抽象的な作風の日本画家だが、東京藝大の大学院では修復課程の研究、指導をしており、抱一風に製作することは、まあ可能であった。
2013-05-18 22:58:23
高橋 裕人
@seibishou
古美術で銀屏風というと黒く変色してしまうが、レフ板のような輝きを見られるのは出来立てならでは。描いた花の影まで見えるとは企画者も思わなかったとのこと。
2013-05-18 23:27:42
高橋 裕人
@seibishou
ただし当然ながら普通に見て花が垂れ美しくなるよう描いているので、荒井氏も最初から逆さにするのは難色を示したそう。(そりゃそうだ)
2013-05-18 23:34:46