夏目漱石の美術世界展 ギャラリーガイド

夏目漱石の美術世界展 ギャラリーガイド 日時/2013年5月18日(土)11:00~11:45 集合場所/エントランスホール 内容/本展の見どころとなる作品を皆さんと一緒にまわり、解説します。 講師/東京藝術大学准教授 古田亮
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高橋 裕人 @seibishou

今日は漱石展で古田先生のギャラリートークを聞いてきました。

2013-05-18 22:07:57
高橋 裕人 @seibishou

漱石&古田先生というと、『美術「心」論』も参考に。 http://t.co/d3mCztU1kC

2013-05-18 22:09:58
高橋 裕人 @seibishou

勿論というか、ウォーターハウス「シャロットの女」も取り上げられました。

2013-05-18 22:11:56
うず巻 @uzumaky55

@seibishou さすが人気がありましたね。私はとなりにあったハントの挿絵のほうが気になりましたよ

2013-05-18 22:15:16
高橋 裕人 @seibishou

漱石はラファエル前派を好んだ。それは文学を主題としていること、そして曲線的な描きかたをしていることから。

2013-05-18 22:17:25
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

@seibishou へ?古田さんそんなことをしたんですか?

2013-05-18 22:17:32
高橋 裕人 @seibishou

@uzumaky55 文学としては挿画のほうが相性がいいですからね。

2013-05-18 22:19:11
高橋 裕人 @seibishou

@kmzwhrs ですよー(博物館の日特別イベント)

2013-05-18 22:20:18
高橋 裕人 @seibishou

鏡のなかに世界を見る女。そこに恋が始まる。物語→絵画→物語、そして漱石の『薤露行』へと連なる。「シャロットの女」

2013-05-18 22:30:24
高橋 裕人 @seibishou

次に取り上げたのは、ブリトン・リヴィエアー「ガダラの豚の奇跡」。存在は知られていたが本邦初公開とのこと。

2013-05-18 22:34:05
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

@seibishou 芸大にしては珍しいですね、そんなことするのは。

2013-05-18 22:36:46
高橋 裕人 @seibishou

漱石は英文学が専門で、キリスト教が主題であることは勿論わかっていただろうが、実際に見たときはそうした見方をしなかったのではないか。(古田亮)

2013-05-18 22:38:40
高橋 裕人 @seibishou

@kmzwhrs おそらく初めて、とおっしゃっていました

2013-05-18 22:39:53
高橋 裕人 @seibishou

「ガダラの豚の奇跡」漱石も、よくわからないけど豚の表情などからただごとではないことを感じる、いま皆さんが見るのと同じ感覚で鑑賞した。

2013-05-18 22:42:25
高橋 裕人 @seibishou

ただひとつ違ったのは記憶力が良かったこと。絵を見てから小説を書きはじめるのに何年も経っている。最初から小説にするぞーと思って見たわけではないが、それを文章に起こすことができる。一言で言うと頭がいい。

2013-05-18 22:45:15
高橋 裕人 @seibishou

最後に取り上げたのは、荒井経「虞美人草図屏風」。

2013-05-18 22:50:47
高橋 裕人 @seibishou

『虞美人草』の最後には銀屏風の描写があり、大きさなどかなり具体的な記述、しかも酒井抱一の作とあるが現在誰も見つけることができていない。

2013-05-18 22:53:39
高橋 裕人 @seibishou

それならば作ってしまおう、ということで試作された出来立てホヤホヤの意欲作。ここからはいろいろ学ぶことがあったとのこと。

2013-05-18 22:55:22
高橋 裕人 @seibishou

荒井氏は普段抽象的な作風の日本画家だが、東京藝大の大学院では修復課程の研究、指導をしており、抱一風に製作することは、まあ可能であった。

2013-05-18 22:58:23
高橋 裕人 @seibishou

しかし小説からの制約もあり、また虞美人草=ひなげしをどの種類でどのように描くか、話し合い試行錯誤を重ねた。

2013-05-18 23:01:16
高橋 裕人 @seibishou

古美術で銀屏風というと黒く変色してしまうが、レフ板のような輝きを見られるのは出来立てならでは。描いた花の影まで見えるとは企画者も思わなかったとのこと。

2013-05-18 23:27:42
高橋 裕人 @seibishou

『虞美人草』では逆さ屏風(死の枕元)として描かれた。他からお借りしてたものではできないが、これならひっくり返せる!

2013-05-18 23:31:43
高橋 裕人 @seibishou

ただし当然ながら普通に見て花が垂れ美しくなるよう描いているので、荒井氏も最初から逆さにするのは難色を示したそう。(そりゃそうだ)

2013-05-18 23:34:46
高橋 裕人 @seibishou

巻物なら巻き替えのところ、屏風なら前代未聞の「立て替え」??ぜひ比べて見てみたいですね。

2013-05-18 23:38:03
高橋 裕人 @seibishou

漱石展、一時間程度を見込んでくるかたが多いが、資料も多いことから大抵は時間が足りなかったと言われるそう。

2013-05-18 23:42:27