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アニメ関係者・pikachu555氏の『NARUTO』のケースを交えながらのアニメが出来るまでの流れ

アニメのお仕事をされている伊達勇登監督…である可能性が高いpikachu555さんがアニメが出来るまでの流れを、『NARUTO』のケースを交えながらつぶやかれたものをまとめさせていただきました。これまたアニメ業界に進みたい人にはためになるつぶやき!
アニメ
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pikachu555 @pikachu5551
以外と初歩的質問も多いのでしばらくアニメが出来るまでの流れを、NARUTOのケースを交えながら書いてみることにします。
pikachu555 @pikachu5551
NARUTOの企画が通り、僕の所におりてきたのが2002年初夏、そこからキャラクターデザイナー、シリーズ構成が集まり各パートにとりかかってもらう、キャラは別に原作者の監修も受けるためメイン処から次々に上げてもらう、その間にシリーズ構成に入る。
pikachu555 @pikachu5551
シリーズ構成とは原作の話をどのくらい使い1本の話にするのか、原作何話分がOAにかかるのかを見定め、ざっくり半年分を簡単なあらすじを添えて流れを見るためのメモ書きを作ると考えて下さい。この時僕は別作品のラストに向けて平行作業中でもあり、あらかたこの作業が進むのを待つのである。
pikachu555 @pikachu5551
少し作業が進むと構成案、仮キャラをネタにスタッフ集めもしていきます、演出、作監、色指定、美術監督、このあたりは前作品のスタッフがスライドするケースが僕の作品では多いのかも、人によっては次作品の決まっている方や、新たに参加される方、会社同士のつながりのなかでおのずと代わる方、(続く
pikachu555 @pikachu5551
それぞれですが、シナリオライターはシリーズ構成さんが探してくる方をメインで検討します。
pikachu555 @pikachu5551
作品の傾向によっては大きくスタッフ編成をし直す場合もありますが、録音スタジオもNARUTOでは前作品の流れをひきずりました。前作品が動いている途中に録音演出さんには声をかけ、お互い別作品の収録途中での顔合わせをいたしました。
pikachu555 @pikachu5551
美術監督は、つながりのある美術会社さんが、前作品が終わっていなかったので会社内の別の方をたててくれました。編集スタッフ、色指定は引き続き出お願いし、各作監、演出等は流れのままの方と、新たな方と新規のグロス話数を再編しつつ決めていきました。
pikachu555 @pikachu5551
僕が直に前作品の繋がりで声をかけた方、プロデューサーがシリーズを考え呼んで来る方、デスクや制作が探してきたりでまちまちです。プロデューサーのメインの仕事は人集めですから、多くは彼のお仕事ってことになります。
pikachu555 @pikachu5551
企画が通った時点で大方のスポンサーは決まっているでしょうから、DVDの発売元や音楽の関係などはその流れで、SONYミュージックさんとの作曲家さん決めも初期の段階で決めていくことになります、ただしこの作曲家さんを決めるのは意外と僕らからすると畑違いの仕事になります。
pikachu555 @pikachu5551
音楽に関しては素人ですから作曲家さんを名指しで指名することなんってできません、そこでSONYさんとの打ち合わせは作品イメージを伝えどんな音楽をメインにするのかを伝えることが普通です。今回は西部劇風だとか和物だとか、音楽編成もオーケストラなのか、打ち込みなのか。
pikachu555 @pikachu5551
楽器で使いたいものがあるのかないのか、一通りのイメージを伝えるとSONYさんで〇〇さんがいいとか出してくれるのです。NARUTOの場合も同様でそんな打ち合わせをした上で、「和太鼓をいれたぶっちゃけ竜童組みたいなの」と話したところ「六三四プロジェクト&増田さん」を紹介されました。
pikachu555 @pikachu5551
そんな形で音楽も決まり出したころ、本読みが始まりまります。集めたライターが一同に会し局P、アニメ制作Pシリーズ構成を交えシナリオを作るための打ち合わせが始まります。ライター陣は自分に振り分けられた話数を構成案を元にプロット(箱書き)作業に入ります。
pikachu555 @pikachu5551
このころには、美術設定の発注やら、ぼちぼちOKが出始めるキャラの色指定やら、僕の頭の中は前作品の仕事のことやらでパンパンになり始めます。
pikachu555 @pikachu5551
プロットのOKが出るとシナリオ作業です、シナリオがOK出るまでの3~4週間の間にも美術設定の上がりも出始めると美術ボード(美術設定に色を着けた物と考えてください)の発注、チェック、音響演出とのメニュー出し(どんな音楽をテーマを決めつつ何曲ぐらいほしいとかの相談)なども始まります。
pikachu555 @pikachu5551
シナリオが上がるとコンテマンとの打ち合わせです、NARUTOの場合1話目は僕が書きましたので未だ決定のでないキャラ設定や、上がってこない美術設定があろうがコンテは書き出さざるを得ません、2話目からは人に振りますので早い上がりを皆が首を長くして待つわけです。
pikachu555 @pikachu5551
コンテが上がるころには作曲家さんとの音楽発注やら、美術ボードとキャラの色味を合わせてフィルムチェック、(BGとキャラが馴染んで発色されるかをモニターで確認する作業)昔はいちいちフイルムのメーカーふくめ一度撮影してなんて作業までしていたのでフィルムの名が残ったままですが、(続く
pikachu555 @pikachu5551
などなど含めOP、EDの楽曲決め2話以降のシナリオも上がるので、1話のコンテを見せながらの絵コンテマンとの演出方針などのすり合わせ、同時進行での作画との打ち合わせ、そろそろ体が2つ欲しくなってくるころで、睡眠時間も削られていきます、この時期当然前作品は佳境に・・・。
pikachu555 @pikachu5551
1話目の演出も僕でしたので、ここから演出としての仕事の流れを・・・作画との打ち合わせが終わるとレイアウトが上がってきます、今のご時勢スケジュールのいい作品に恵まれたらラッキーでしょうから、当然NARUTOもスケジュールがありませんでしたから、(続く
pikachu555 @pikachu5551
ラフ原画を添えてレイアウトを上げてもらわざるをえないスケジュールです。清書まではいかない動きの大方解る原画のラフを添えてレイアウトを上げて貰うのです、そうすることで足りない原画や直してもらいたい原画にする前にレイアウト込みで演出家が動きのチェックができ時間の短縮を狙った作業です。
pikachu555 @pikachu5551
ただしこの作業には利点も有れば欠点もあります。そうですレイアウトが演出や作監で直されてしまったら原画さんの描いたラフの動きはそのままゴミ箱行きとなる欠点があるのです、しかしスケジュールのない作品ではCUTINGが間近に迫っているのも事実、そんな時なので基本の動きがOKなら(続く
pikachu555 @pikachu5551
レイアウトが代わろうがCUTINGはできます、(CUTINGとは出来上がったフィルムを放送フォーマットに編集する作業のことです、本来絵コンテはこのCUTING作業のことを考え30秒~1分長く描きます、そしてフィルムを見ながらテンポや繋がり間などを考え放送尺にする作業です)。
pikachu555 @pikachu5551
レイアウトがNGでも動きや顔の表情が使えるのであればそのまま動画に回さず撮影してもらうのです、これが世にいう線撮で原画の動きのみ(ラフも含む)でCUTINGしてARをしてしまう訳です。
pikachu555 @pikachu5551
やばい、いったん休憩、もっと簡単に書けると思ったのにいろいろやることありますね、まだ終わらん。
さえり@きいろ @sasakyellow
監督の丁寧な説明文に感謝。
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