異性名を使うSF作家たち
@ogawaissui オタク界隈というか、特にSF界隈には他とくらべて女性が少なくて、いるのはアネゴ肌でわりと男性的な女女してない女性か、ちやほやされることを楽しんでるサークルブレイカーな女性かどっちかだなーというのが中高大今と観察してきた私の感じでする。
2013-05-28 01:19:33いま小川一水さんとツイートしててふと思ったけど、そういえば昔は「SFは男性の書くもの。女性はひっこんでろ」みたいな風潮があって女性作家が男性名義で作品発表してたりしたんだよね。
2013-05-28 01:24:11@ogawaissui 個々の例を取りあげるといろいろあると思いますが、総じてSFとか特撮とかロボットとか「男の子のモノ」の好きな女性は、意志が強くて自分から行動する人が多い感じです。小さい頃「女の子なのになんで超合金とか欲しがるの」とか言われるのに抵抗するせいかもw(^-^;
2013-05-28 01:28:31あれ女性だったんですか。 RT @QYC00171: ジェイムズ・ティプトリー・Jrことアリス・シェルドンですね RT @ogawaissui: それは知らなかった。陋習だなー。
2013-05-28 16:42:11キャサリン・ルシール・ムーアが(1911~1987)が『シャンブロウ』でデビューしたのは22歳の時。当時、女が書いたSFなんか読めるかという風潮があったため、C.L.ムーアという名前で発表。これが彼女の終生のペンネームとなった。
2013-05-28 16:45:33そういえばごく最近、男性作家だと思っていた人に実際にお会いしたら女性作家だったということがあり、自分の想定の不備にあきれたものだけど、もう周りの人全部、いついかなるときに性別が逆転してもあわてないように、心構えしておくべきか。
2013-05-28 16:54:51そういえば日本では男性SF作家が女性名のペンネームで少女小説を書かされたりしたこともありましたね。真木じゅんとか浅丘ちあきとか。http://t.co/gLnmBYMg1h
2013-05-28 17:11:17『二流小説家』によると、女性向けのパラノーマルロマンスも男性が女性ペンネームを使うらしい。小説におけるジェンダーって考えてみると面白い。
2013-05-28 18:04:28いや、それはちょっと強調されすぎのきらいがあります。パルプ雑誌の時代から女性名で発表の作品はありました。RT@Yu_Godai //昔は「SFは男性の書くもの。女性はひっこんでろ」みたいな風潮があって女性作家が男性名義で作品発表してたりしたんだよね//@hkazano
2013-05-28 18:04:41ムーアが頭文字なのは女性であることを隠そうとしたのでははく、勤めをしていたので憚ったという説もあります。ティプトリーの場合は女性であること以前に素性を隠さなければならなかったという特殊事情。 @Yu_Godai @hkazano
2013-05-28 18:07:36ル・グィンもチェリイも最初から女性であることは公にしていたはずです。とくにル・グィンはフルネームもよく知られていた。 @Yu_Godai @hkazano
2013-05-28 18:10:04個別な事例で本人が女性であることを隠そうとした場合もあるでしょうし、編集者が助言した場合もあるかもしれません(もっとも寡聞にしてぼくは実例を知らない)。しかし、SF誌への掲載でとりたてて女性が不利ということはなさそうですが。 @Yu_Godai @hkazano
2013-05-28 18:22:47ジュディス・メリル、ウィルマー・H・シラス、キャサリン・マクリーン、エドナ・メイン・ハル、みな女性名を明らかにしており、また作品そのものによって読者から支持された作家です。 @Yu_Godai @hkazano
2013-05-28 18:28:04ノートンの事情はわからないのですが、ブラケットは本名ですね。@hkazano @Yu_Godai アンドレ・ノートンやリイ・ブラケットの場合はどういう事情なんでしょうか。
2013-05-28 18:31:25ああ、大物を忘れていました。アン・マキャフリイやマリオン・ジマー・ブラッドリー。 ブラッドリ-はデビュー以前、ファンとしても有名でした。@hkazano @Yu_Godai
2013-05-28 18:33:01念のためにつけ加えておくと、ぼくはSF界に女性蔑視がなかったと主張しているのではなく、こと作品発表ということに限って言えば、女性であることが俗説で言われるほど不利だったわけではないと思っているだけです。@hkazano @Yu_Godai
2013-05-28 18:37:57@ShindyMonkey @hkazano @Yu_Godai ル・グィンがどこかの雑誌に作品を発表しようとしたとき、編集者が女性名を出すことをいやがってイニシャル表記にしろと言ってきた、というエピソードを本人がどこかで書いていたんですが、ちょっと今ソースを探せません。
2013-05-28 19:01:19女性であることはSFを書く上でそれほど不利ではなかったという意見は個人的には納得できない。ちょっと今ソースがryなんだけど。やっぱり女性であることのデメリットは男性には理解しにくい部分があるような気がする。
2013-05-28 19:06:12@ShindyMonkey @hkazano @Yu_Godai それとティプトリーが素性を隠す必要があったというのなら、別に女性ペンネームでもよかったのではありませんか。そこで男性名を使った理由は何だと思われますか。
2013-05-28 19:23:54@ItohMaki おそらくもっとも目に触れやすい文章は、『夜の言葉』収録の「魂のなかのスターリン」で紹介されるエピソードだと思われます。(わたしが参照しているのは岩波の同時代ライブラリー版)『プレイボーイ』に短編を売ったときとありますね。
2013-05-28 20:16:00@okiraku_k 一概には言えませんが、女性用の特別枠みたいな扱いだったんじゃないという気がするんですよね。いわゆる女性特有の感性として一部のSFファンに珍しがられ、面白がられたけれど、決してメインストリームにはなれない。果たしてそれは差別ではなかったと言えるのかどうか。
2013-05-28 20:29:05@okiraku_k ただ、怪奇小説の元祖とも言えるゴシックロマンなどは女性向けのジャンルと見なされていたんですよね。小説など女子供の読むもの、という感覚もあったでしょうし。この辺はジャンルの成り立ちからきちんと調べる必要がありそうです。
2013-05-28 20:31:25