- Yukarin_7TP
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T28超重戦車/T95自走対戦車砲。以前、リトル・デヴィッドを特集した時に名前がチラッと出ましたが… 不肖秋山優花里の戦車講座#6 「914mm重迫撃砲リトル・デヴィッド」 http://t.co/gSJGHlpbFX
2013-05-30 02:43:361943年1月、連合軍はヨーロッパ大陸への上陸計画を立案し始めます。その上でジークフリート線等の強力な防御陣地をいかに突破するかが課題になっていました。
2013-05-30 02:45:51そこで、防御陣地に配置されているであろう重戦車を撃破しうる火力、そしてそれまでの米軍戦車を上回る防御力をコンセプトにした新型戦車の開発がスタートします。
2013-05-30 02:46:35T5E1 65口径105mm戦車砲を主砲とし、前面装甲200mmと設定されましたが、他の新型戦車のテストに押され、発注は1944年3月にずれ込みます。
2013-05-30 02:48:14T28と名付けられたこの車両。パシフィックカー&ファウンドリー社に対して5両の試作車両が発注されます。仕様変更により前面装甲が300mm級に改められ、結果的に約86tもの重量になり、複列履帯になりました。 http://t.co/V5JLPZqMJN
2013-05-30 02:51:01外側の履帯は外すことができます…外側の履帯がどうやって駆動しているのかはちょっとわかりません…歯車でも噛ませてるのでしょうか? http://t.co/HSCl9mTG9R
2013-05-30 02:53:25実際に制作されたT28はケースメイト式でしたが、初期の設計案では主砲を旋回砲塔に搭載した案もありました。WoTで「T28 Prot」として登場しているものですね。 http://t.co/CMogeZEmJO
2013-05-30 02:55:54この見た目は戦車というよりは自走砲や突撃砲に近いためか、1945年2月に兵器局からの通達によって名称がT28からT95 GMC(Gun Motor Carriage)に変更されます。 http://t.co/5d3Rs1Tztq
2013-05-30 02:57:52@Yukarin_7TP 模型誌のT28作例記事を見ると「起動輪ジョイントは未作成」なる記述があったので、内外の起動輪をジョイントで結合して駆動させてた可能性があるわね
2013-05-30 02:59:11しかし。1944年6月、フランス上陸に成功、数々の防御陣地も実はたいしたことないことが発覚し、T95の必要性は薄れてしまいます。太平洋戦線への投入も計画されましたが、翌年の日本降伏により発注数は2両に減らされてしまいました。
2013-05-30 03:00:14しかしT95は自走砲としては桁外れの火力や装甲防御力を誇っていたために、1946年6月、名称が再びT28に戻ります。あぁややこしい!
2013-05-30 03:03:44そんなT28の試作車のうち1両は、1947年に発生した試験走行中のエンジン火災により損傷を受け哀れスクラップに…更にもう一両は解体された後にスクラップとして売られることが報告されたのでした。
2013-05-30 03:05:28T28がボツになった理由としては、同時期に開発が進んでいたT29やT30の存在があります。T29は同口径の砲を搭載していましたし、T30に至ってはより大口径砲と強力なエンジンを搭載していました。 http://t.co/wroTHwmY0J
2013-05-30 03:07:32二両ともスクラップになってしまったT28ですが、1974年、バージニア州のフォート・ベルボアで、バックフィールドに放棄された状態の試作車輛が発見されたのであります。この車両がそれまでどこでどう過ごしていたのかは全くの謎…。
2013-05-30 03:10:14後にパットン博物館で展示されることになるこの車両が、T28/T95GMCの唯一の現存車両であります。 http://t.co/RBE55ePs83
2013-05-30 03:11:14同時期、英国で開発されていた類似車両としてトータス重駆逐戦車及びATシリーズがありますが、そちらはまた別の機会に…。 http://t.co/N5xYGLXtBD
2013-05-30 03:12:38