ゼア・イズ・ア・ライト #5

日本語版公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 書籍版公式サイト http://ninjaslayer.jp/ ニンジャスレイヤー「はじめての皆さんへ」 http://togetter.com/li/73867
ニンジャスレイヤー
alohakun 60321view 1コメント
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  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 14:33:20
    彼女は自室で横になったまま、眠るでもなく、天井を見上げて沈黙していた。彼女が見ているのは天井ではない。脳裏に蘇る光景だ。火の粉が舞うオトノサマの庭園、再び現れた彼は赤黒のニンジャ装束姿であった。彼女はその時すでに察していた。会議においてスパルタカスが勘付いたスパイ存在は彼だ。 1
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 14:40:36
    その時彼は既にニンジャを殺めた後だった。アマクダリの者、あるいは襲撃者。どちらか。あるいはその両方か。わからぬながら、彼女は押し殺した凄みを感じ取った。イチローとは即ちニンジャスレイヤー、アマクダリ・セクトの行いを妨害し、ニンジャを殺す重点警戒対象その人であったのだ。だが……。2
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 14:55:16
    「ドーモ。イチロー=サン」彼女はトバリ・ジツを展開し、夜の闇じみたカーテンによって、追ってきたアマクダリのニンジャ達から視線を完全に遮断した。咄嗟の事であった。助けたのだ。敵を。「……ドーモ」彼はアイサツを返した。「ニンジャスレイヤーです」 3
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:04:05
    「このジツで隠せる時間も、ほんの僅か」彼女は言った。「これから何が起こる……貴方はさっき私にそう訊いた」「……」「今はもう、貴方にもわかって?その答えが」ニンジャスレイヤーは無言だ。厳しい眼差しは肯定である。彼女は尋ねた。「貴方に止められると?」「止める」「……できはしない」 4
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:10:27
    「なぜ助ける。ソルスティス=サン」既にニンジャスレイヤーはアマクダリにおける彼女の名を知っている。会議の中で。「私の気が変わらぬうちに」彼女は促す。ニンジャスレイヤーは跳躍準備姿勢をとる。「ひとつだけ」彼女は付け加える。「フユコとは誰」「……」ニンジャスレイヤーが彼女を見た。 5
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:15:41
    「……この世にいない」彼は低く言った。そして跳んだ。トバリの外へ。「イヤーッ!」やがて暗黒のカーテンは霧めいて薄れ、俯く彼女の両手の中へ吸い込まれて行った。火の粉と炎、イクサの音が、彼女の周囲に戻ってきた……。 6
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:23:02
    その時、彼女は全てを察した。運命を打ち鍛える鎚で打たれたように、彼女は察した……。……「戦争に対して」アガメムノンの言葉が彼女の物思いを破った。「躊躇いがあるのは、ある意味で自然だ」「ええ、いえ」彼女は我に帰り、食卓の壁にかかった骨董時計を見た。そして「不如帰」のショドーを。7
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:41:11
    「あまり箸が進んでいないね」アガメムノンはソルスティスを気遣う。「気分がすぐれなくて」彼女は呟き、フグのサシミの皿を下げるようメイドに指示した。アガメムノンはサケで唇を湿した。「物事が大きく動く。ストレスフルだ。わかるよ。君の中にわだかまる不安や動揺を鎮めるのが私の務めだ」 8
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:48:42
    「大丈夫」彼女は微笑した。「武者震いのようなものよ。貴方の言うとおり、とても大きく動くから。物事が」「その通りだ」アガメムノンはにっこり笑った。メイドは深々と一礼し、食器ワゴンを押して退出した。アガメムノンは言った「今後を占う大事なイクサだ。君はもっと広い世界を知るだろう」9
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 15:57:15
    「広い世界」彼女は頷いた。「そうね」「広く、フラットな、シンプルな世界だ」アガメムノンは言った。「無駄なもの、非合理な障壁がなにひとつない、美しい地平」「砂漠のように」反射的に彼女は呟いた。呟いてから、彼女は己の言葉を恐れた。だがアガメムノンは笑って頷いた。「そう。荘厳な美」10
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 16:12:41
    彼女は邸内のあちこちに飾られたオブジェを思う。出口の無いガラスキューブの中に水と砂と海藻とキンギョを閉じ込め、完結した生態系の中でキンギョが生き続ける、小宇宙じみた美しい工芸品を。「彼はどう思っているのかしら。今回の事。これからの事を」「ラオモト・チバかね?」「ええ」11
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 16:26:44
    「彼にはふさわしい資質がある。帝王の資質がね」アガメムノンは答えた。彼女は何か言おうとした。だが彼は続けた。「我が子として申し分のない存在だ。君の恐れはよく理解できる。だが……」彼は真顔になった。「彼を愛してやってほしい。母として。我らが子を成す事はかなわぬのだから」 12
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 16:40:42
    ソルスティスの手には力がこもり、その手の甲は白かった。アガメムノンは静かに立ち上がった。美丈夫はソルスティスの後ろに立ち、彼女の両肩に手を添えた。「幸福な家族だ」「……」ソルスティスはアガメムノンの手に触れ、笑みを浮かべた。アガメムノンはにこやかに言った。「ありがとう」 13
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 22:47:49
    # AMBSDR || @ ycnan @ njslyr @ mssngr @ babycat @ coward 15
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 22:54:09
    # AMBSDR :ycnan: heya | # AMBSDR :babycat: hihi | # AMBSDR :mssngr: woohoohoo | # AMBSDR :njslyr: 本題を | 16
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:02:38
    # AMBSDR :coward: 先方に注意喚起は | # AMBSDR :ycnan: 当然。当然取り次がれない。大使館内部にも内通者 | # AMBSDR :mssngr: omb omb | # AMBSDR :njslyr: 計画詳細情報も乏しい | 17
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:05:20
    # AMBSDR :ycnan: 電子メッセージを使わず、マキモノで情報を伝達している | # AMBSDR :mssngr: アナログの温かみ | # AMBSDR :coward: 当日の大使のスケジュール、周辺図 | # AMBSDR :njslyr: 送信する | 18
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:13:15
    # AMBSDR :coward: 大使館に1UNIT、敵の移動経路を予測し、複数配置 | # AMBSDR :njslyr: 異存無し | # AMBSDR :mssngr: babycatは寝ている | # AMBSDR :babycat: 起きている | 19
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:20:11
    :mssngr: それはそうと。ハイウェイ使って来るなら我らでうまくやる detect | :ycnan: 方法? | :mssngr: 詳しさ | :njslyr: これに関しては信用に足る | :mssngr: 他の事も信用に足る本当に | 20
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:28:43
    :coward: 進入ルートとなるハイウェイのポイントを定め、mssngr向かう | :coward: その地点と大使館を結ぶルート上に他のunitを段階的に配置 | :mssngr: かなり頑張る | :coward: しくじればplanBに移行 | 21
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2013-05-31 23:38:52
    :babycat: 敵戦力は | :njslyr: 予測を送信した | :njslyr: 決して少なくは無い | :mssngr: 我らで半分にすればok? | :babycat: 影野郎いるか? | :ycnan: unit配置イメージ送信した | 22

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