以前、「空間の次元を線分の直交性で考えるのはもう古い」とつぶやいたことがある。点=0次元、線=1次元、面=2次元、立体=3次元、超立体=4次元といったような旧来の次元観ではおそらく高次元認識の力は生まれてくることはない。
2013-06-02 17:47:13空間に潜む次元構造とはその本来が、球体の階層性のようなものとしてイメージされるべきものだ。そのような次元認識のスタイルが生まれてくることによって、僕らは太陽系や地球や原子の世界がなぜ同心円状や同心球状の層構造として階層化されているのかを次元的差異として思考していくことができる。
2013-06-02 17:48:38では、「次元を球体の層のようにしてイメージする」とは一体どういうことなのか。簡単な例を挙げてみよう。たとえば、目の前でモノを回してみる。モノはクルクルと回って様々な見え姿を視野上に送り届けてくる。そのとき、モノの背景空間はどうなっているだろうか。
2013-06-02 17:49:36もちろん、回ってはいない。しかし、この回っていない背景空間もグルグルと回転させることができる。そう。モノの回りを自分が回れば背景空間が回りだす。これによって、モノの自転空間、次にモノの回りの空間の自転空間、というように、二つの球空間の階層性が見えたことになる。
2013-06-02 17:50:15この二つの球空間は通常の僕らの次元認識では、モノ=3次元立体、空間=3次元空間という言い方からも分かるように、どちらも「3次元」と呼ばれている。つまり、ここに示したような回転によって仕切られている空間の階層性が全く無視されているわけだ。
2013-06-02 17:51:48人間の自我が見ている空間の中には回転によって区別されていくこのような空間の多重な階層性が7つ存在させられている。そして、この7つの球空間の階層性を発見していくことが無意識の意識化につながっていく。つまり自我は自らの自我の所以を知り、そこに高次の自己というもの発見するということだ。
2013-06-02 17:56:09現在の人間の意識にはこの次元が構成されている方向性が全く見えていない。それはこの構成の流れとは逆方向に意識の流れを持っているからだ。そこに出現しているのが4次元の時空なのだ。意識の流れを反転させること。そして君もこの七つの球をつかみ取って上昇していく羽の生えた蛇へと変身しよう。
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