今一度語るべき"児ポ法の何が問題なのか"その2
@Inoueian 実際、「銃がない社会のほうが安全」と謂うことを大前提とした議論で個別の国家の内政に責任のある意見が言えるのか、と謂うところであんまり踏み込んだ議論がしにくいですね。
2013-06-02 07:38:25とりあえず、先進国を引き合いに出すなら、あんまり雑な議論をしても意味がないってことだよな。どんなに突っ込んだ話をしても、脳内にしかそんな社会がないならそれを語っても意味がない。
2013-06-02 07:43:44「一般的に、「連邦政府による『言論の内容』の取り締まりそのものは出来ないが、誹謗中傷や名誉毀損・暴動の煽動など、『言論が引き起こす弊害』についての取り締まりや規制は出来る」と解釈されている。」
2013-06-02 08:07:14だから、「ペドフィリア忌避は本能的感情だから正当」と謂う主張も「不快な表現は社会的コンセンサスで排除していい」と謂う主張も、かなり初歩的なレベルで間違い。
2013-06-02 08:17:53幼弱者の人権が傷附けられてはならないから性的虐待の成果物に限定して違法化されているのだし、不快表現は「それが引き起こす弊害」については取締や規制の対象とすることが出来ると謂うだけで、基本はゾーニング。
2013-06-02 08:21:10たとえばヘイトスピーチは「それが不快だから」正当ではないとされているんではないんですよ。不快だろうが何だろうが言論の自由は守られねばならないが、それが社会に及ぼす弊害については取締や規制の対象となると謂う話。
2013-06-02 08:22:58「『人種的または宗教的自尊心に基づいて、誤った信念を持つに至った者』の威圧的な行動が、『他者の自由の行使に対する平等な権利』を奪う目的で、暴力を引き起こしたり、平穏を破壊したりするであろうこの頃の危険は、すべての者によく知られている出来事によって強調される。」
2013-06-02 08:24:43勿論、イギリスやアメリカが何でも優れているなんて雑なことは言わないけどね、そのレベルの議論も通過せずに「みんな不快に思っているんだから、話し合って社会的コンセンサスで排除しましょう」なんて議論は全然お話にならないレベルで幼稚な議論だと謂うことなんだよね。
2013-06-02 08:32:24不快表現については、「表現する権利」と「見ない権利」の調停としてゾーニングと謂う落とし所があって、そしてマクロ的な観点ではゾーニングによってシェアが限定されるとビジネスとして不利になるから、不快表現が主流的に野放しにならないと謂うスマートなことをやっているわけね。
2013-06-02 08:36:17それと比較しても、「たくさんの人が不快に感じる表現は撲滅しましょう」って発想がどれだけ幼稚でいろいろすっ飛ばした話かわかるでしょう。
2013-06-02 08:37:15何度も言っていることなんだけど、一度確立された公平性の概念って、社会の盛衰や事情に伴って後戻りしないものなんですよ。少なくとも先進国を規準にしてものを言うのであればね。「今はこんな事情があるから表現の自由や人権が守られなくても仕方がない」なんて形で後退することはあり得ないわけ。
2013-06-02 08:48:07アメリカみたいに、性的虐待や性犯罪がシリアスな社会問題になっている国でも、表現の自由は守られているわけです。ヘイトスピーチの問題も同じことで、言論の内容自体ではなくそれが及ぼす社会的影響に限定して規制しているわけで、それも州によって意見が分かれているんです。
2013-06-02 08:51:24しつこいようだが、何でもアメリカやイギリスやEUの真似をすればいいってもんじゃないのは当然のこと。でも、レベルとしてそれ以下の議論をしているのは恥ずかしいことですよ。
2013-06-02 08:52:35「われわれは国民全体の議論を通じて、国民に許されている自由や権利の拠り所と矛盾する法律を成立させました」なんてのは、国際社会ではとても恥ずかしい話ですよ。それこそ、どんな民度なんだと笑われます。
2013-06-02 09:06:00ちょっと話はズレるけど、その意味では憲法改正案に「表現の自由の規制」を謳っている政党なんてのはもの凄く恥ずかしい。まあ通らないとは思うが、そんな改正案が通っちゃったら、多分国際社会から警戒されるのは必定だろうね。
2013-06-02 09:09:22