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05/26
乙武さんの「まさか。僕の体だけ抱えていただけませんか……と。」という発言は、乙武さんが今まで恵まれた環境で過ごしてきたかがよくわかる。でもその環境は、乙武さんがつくったものではなく、乙武さんに関わった多くの人たちがつくってきた環境だってことを、乙武さん自身は忘れている。
2013-05-26 05:17:45乙武さんの指す「車椅子ユーザー」の方々には、そんな恵まれた環境があるだろうか。自分の障害を理解してくれる人や、協力してくれる人、精神的に支えてくれる人が、どれほどいるだろうか。
2013-05-26 05:21:39「車椅子ユーザー」の大半は、相手方を気遣い、自らが物事をスムーズに進ませるための努力を、常に行なっていると思う。自分の行動ひとつで起きるかも知れない、相手への負担を意識し、不慮の事態が起きないよう、慎重に、丁寧に。
2013-05-26 05:35:17それは多分、多かれ少なかれ、「車椅子ユーザー」というだけで、肩身の狭い思いをしたり、不自由な状況に陥った経験からくるものなのではないかと、私は思う。だからこそ、二度と同じ思いをしないようにと、自衛の意味も込めて、慎重で、相手の立場を考え、思い遣る気持ちの強い方が多いように感じる。
2013-05-26 05:44:17乙武さんの要求は不当だと感じるし、相手への敬意や気遣いが全く感じられない。不自由した事がないそうだが、全てが自らの力によるものだったのだろうか。きっと違う。乙武さんを気遣い、支えてくれる人々の力があったから実現できた「不自由を感じない環境」であったのだ。
2013-05-26 05:59:03障害や車椅子ユーザーかどうかなど、関係ない。相手を思いやる気持ちや感謝の想いを忘れてはいけないと思う。それをなくして、自分の要求ばかりを突きつけても、うまくいくはずがない。
2013-05-26 06:04:02乙武さんは相手の言動や行動が不愉快だったそうだが、唐突に「実はこういうわけですから、今すぐこうして下さい」と要求される側の気持ちを考えれば、「試されている」「見下されている」と感じてしまうような、無茶振りだと思う。
2013-05-26 06:12:48自分自身はスタッフに運んでもらい、車椅子は放置…というのは、店側にしたら突如多くのリスクを強いられること。スタッフはたったひとり。もし乙武さんを落下させてしまったら?車椅子に傷を付けられるような事態が起こったら?車椅子放置により、他のお客様が躓いたりして怪我をしたら?
2013-05-26 06:20:39とてもじゃないけれど、事前連絡もなしに、なんの対処も準備もしていない状態で、安請け合いできるものではない。最悪、命に関わる事だからこそ、お互い慎重になって当然のことのはず。
2013-05-26 06:28:19私が何より許せないのは、乙武さんが謝罪文という名の言い訳と愚痴に、「車椅子ユーザー」という一括りの言葉を使用した事だ。一般的な車椅子ユーザーが、「運んでもらって当然、自らの主張が無くともスムーズに過ごせる世界を望んでいる」ように誤解させる発言である。
2013-05-26 13:09:27これは、バリアフリーではなく、ただの傲慢だと思う。世界は、すべての人間に対してやさしく出来ているわけではない。そして、大半の人は、その不自由さを受け入れながら生活しているし、自らの歩み寄り無しに、自分の主張のみを通すことをしようとはせず、相手の立場を考えて行動している。
2013-05-26 13:15:15乙武さんの主張は、「悲しむ車椅子ユーザーを減らす」ことを考えたものではなく、ただ自分の世界の常識が受け入れられず、怒り悲み、慰めて欲しかっただけであるというのに、「受け入れられなかったのは車椅子ユーザーだったから」のように発言することは、自ら車椅子ユーザーを悲しませていると思う。
2013-05-26 13:27:45私には車椅子ユーザーの知人がいるが、とても思慮深く、世界や環境に対して向き合い、受け入れ、人々に対して寛容で優しい、尊敬すべき人である。この騒動を聞き、彼は静かに「障害を、武器や盾にしても、世界はよくならないのにね。逆に、こちらが生きにくくなるだけなのに。」と言った。
2013-05-26 13:44:15その言葉が、私はとても悲しかった。私の知る車椅子ユーザーは、乙武さんのように、誰かの力を借りて生活することを、当然だとは思っていない。「私の配慮不足で失敗してしまったよ。」と恥じて落ち込んだり、「今日は人の手を借りてしまったよ。」と少し照れた様子で、話してくれた。
2013-05-26 13:54:56今回の件で、「車椅子ユーザー」が偏見の目を持たれるような事になってしまったらと考えると、私は怖い。乙武さんは「特別」なのだ。人よりずっと知名度があり、特別人に恵まれた環境にいたのだ。そして、現在も。だからといって、人の優しさや心遣いに胡坐をかいていい理由にはならないと、私は思う。
2013-05-26 14:09:195/27
今まで車椅子ユーザーを補助していた人々も、今回の件で「不都合が起こったら、万が一何かあったら、晒されてしまうのでは」と怯え、補助を躊躇してしまう事態になりかねない。車椅子ユーザーも、そのようなつもりは全く無いのに、そんな人々の、怯えた視線に晒されることになるかもしれない。
2013-05-27 17:12:36そういった事を考えた上で、「車椅子ユーザー」という言葉を使ったのだろうか?私には正直、一般の車椅子ユーザーを巻き込んで、隠れ蓑にしたとしか思えない。
2013-05-27 17:21:23