ソ連脳で、物事を考える際に重要なのが軍事ドクトリンであるが、軍事ドクトリンの実現には「戦闘実施基準」を順守して「戦闘効率」をあげる必要があるとしている。
2010-09-17 19:49:51軍事ドクトリンとは「現代戦の特性と軍隊の運用に関し、科学的視点から築き上げた軍事の体系」であり、これに忠実に従えば戦闘実施基準の順守と戦闘効率の向上が容易になり、ドクトリンを単なる言葉だけに終わらさないですむという考えである
2010-09-17 19:57:18ソ連の軍事思想を通じてドクトリンへの理解、順守、示された戦闘実施基準と効率の達成がもっとも強調されている 特にドクトリンが重視され、それさえ守れば他も自動的に達成できると考えている
2010-09-17 20:01:41軍事ドクトリンとは、ソ連の軍事思想をすべて網羅しているが、今回のお代の所属する分野、「軍事科学」は軍事ドクトリンから派生した武力闘争の特性、本質および内容に関する体系である。
2010-09-17 20:06:33軍事史研究の価値は過去の経験と教訓を通して創造性を高めることができる他戦争の各種任務遂行手段を考える上での一般原則を把握できることにある。また戦史研究を通じて将軍、一般将校に軍事的な世界観と視野を広めることができる
2010-09-17 20:14:32軍事科学の分野には、軍事科学の一般理論、軍隊の組織理論、兵用地誌、軍事史学、軍事訓練理論、軍事訓練の他、今回のお代及びもっとも重要な分野である兵術がある。
2010-09-17 20:20:49兵術とは軍事行動の理論と実践をいう。各級部隊を対象にした理論と実践があり、戦略、作戦術、戦術がある。ソ連脳では地上軍、海軍空軍が個別の戦略を考えることはなく共通の戦略に基づいて行動する
2010-09-17 20:26:49ソ連脳では各軍種は共通の戦略の元動く(どこぞの島国はどうなのか素人の私には言わない言えない)戦時の戦略はソ連邦最高統帥部が策定し、全世界的な作戦と作戦遂行に必要な軍の編組が決められる。
2010-09-17 20:36:32作戦術は戦略の次の段階に位置付けられている。各軍種は個別の作戦術を持っている。(ただし戦略、軍事科学、ドクトリンは共通)作戦術は戦域軍たる方面軍や軍の作戦を対象にしている
2010-09-17 20:41:12戦術は、作戦部隊を構成する部隊の行動の準拠になる。師団(旅団)と連隊は戦術部隊と見なされ、それ以下は戦術部隊の構成要素と見なされる
2010-09-17 20:51:10ソ連は各部隊と各兵器の最適の戦術と実行要領を時間をかけて研究した。戦術の実行要領として数多くの定量的な基準、各種図形、計算式をつかって科学的な裏付けにしようとした。
2010-09-17 20:57:17この数字が正しいかはともかくこのやり方には批判も多い。指揮官の想像力や統率力の介入する余地がないという意見である。こうした批判もあるがソ連脳は経験的な見方と重視し画一的ではあるが兵術を理解させるための重要な手段としている
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