児ポ法改正案の附則にある「検討」とは「表現規制自体は決定でその内容を検討する」という意味である by 山田太郎議員

児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案

実際の放送での発言内容書き起こし(10:45～)

坂井秘書:
附則の2個目の話。なんかみんなこう、安心してる安心してるっていう感じなんですよ。安心しちゃいけないんですよね。

山田議員:
いや、あのねー、色々、今ね、ちょ、あれ、今本物ある? 本物持ってきて下さい。
えっとですね、何が言いたいかって言うとですね、実は色々まあ法制局と、この法案に関して詳しくですね、どれぐらいの効果があるのかを、しっかりもう一度検証し直したんですね。
で、いわゆる、漫画とかアニメに関するですね、あのー、ま、「検討事項」という風になってるところがあるんですけれども、実はそれですね、単純な検討事項じゃなくってですね、こう書いてあるんですね。
結構怖いんですねこの法案は。
ちょっと写りますかね?
まず問題のところはここなんですよ。
まいいや、じゃ、ちょっと読んでみましょうか。
ええとですね、いいですか?
問題のところは、児童ポルノに類する漫画等の規制及び云々て書いてありますが、まずは児童ポルノに類する漫画等の規制っていうのがあって、で、それについては「この法律の施行三年を目途として、前項に規定する調査研究及び技術の開発の状況等を勘案しつつ検討が加えられ、その結果に基いて必要な措置が講ぜられるものとすること」と。
つまりもうちょっと骨だけ言うとですね、児童ポルノ類に、えー、児童ポルノに類する漫画等の規制はその検討が、あの、その状況を勘案しつつ検討が加えられ、その結果に基いて必要な措置が講ぜられるものとすること、って書いてある。
つまりですね、規制はある結果に基づいて必要な、あの、措置が講ぜられるっちゅうことは、規制できるってことなんです。この法案だけで。
で、色々法務局に確認したところ、勘案しつつという文章は「別にどうでもいい」と。
つまり、検討は終わらなくても、それについては考えたということがあれば、えー、どっかにその研究結果とかね、漫画とかアニメが宜しくないものだ、ということが、別にどうであれ、悪いものであれ、悪くないものであれ、考えていれば、それの結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとすることっていうことは、「規制しなきゃいけないですよ」って書いてあるんです。これは。

坂井秘書:
勘案っていうのは、どんな結果が出ても見たらいいらしいんですね。

山田議員:
そうそう。

坂井秘書:
見て、その結果に基づいて、必要な措置をとる。

山田議員:
そうなんですよ。
だからね、僕らも、ちょっとなめてたんだけども、第五のその他の中に「検討」って書いてあるから、「ああ、検討事項なんだな」という風にそこを読んでいたんだけども、実はですね今確認をしてるんですが、これは、単なる検討事項ではなくて、そのー、ま、検討は勘案、つまり、どうでもいいから、この、結果に基づいて、その、もし、子供に悪いものだというんであれば、或いは、児童ポルノを誘発するものだという風に政府が理解すれば、それにおいて必要な措置が講ぜられることってことは、講ずることをこれから検討して法律を作りなさいじゃないんですね。すぐやりなさい、つまり規制をしなさいってことなんです。

ということで、実は本体に入ってないから安心してたんだけども、ちゃんとこれを読んでいくと結構危ないというかですね、モロこれはですね、漫画とかアニメをですね、児童ポルノによって規制を直接かける、まあ、法案とも言えるわけでありまして、えーっと、まあ、議員もですね、結構附則部分とかってあんま読んでないんですよね。だから、あの、実際まあ民主党なんかに行った時はですね、本体の単純所持に関しては問題だよね、ってことが論点だったんですが、実はそういう結構トリックというかですね、かなり汚いやり方、姑息ですよね。

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