何か書くときのきっかけになるのって、なんだかんだいっても、テレビか新聞になることが一番多い気がする。自分の体験には限界があるし、下手するとたいてい書けないし。
2010-09-18 11:21:57本を読んで感じたことというのは、そもそもその本の内容に、だいたい同意した上で購入していることが多いから、そんなにたくさんのことを書きたい、というようにはならない。読書感想文というのは、あれは好みの押しつけがあるからこそ、成り立ってる部分がある
2010-09-18 11:22:54インターネットに書かれている文章というのも、好きなものだけ読めて、だから効率がいいんだけれど、それを読んで何か書く、という動作は押されない。読んで、なるほどと思って、次の文章を消費しにかかるかんじ
2010-09-18 11:23:43押しつけとか、衝突というのが、自分で何か動きたい、書きたいという衝動を押すのに大切な気がする。はてブもそうだし、密林もそうだけれど、整理されるほどに、便利になるほどに、そこに並べられた情報は、単なる消費の対象になっていく
2010-09-18 11:24:41テレビってそういう意味で良くできてる。内容のぜひだとか、演出のやりかたも含めて、なるほどと思った部分も、それは違うだろうよと思った部分も、否応なしに飛び込んでくる。だからこそ、普段使わない部分が刺激される
2010-09-18 11:25:36医局でとってるから、新聞もたいてい読んでいるけれど、ネットでニュース見るのと、新聞読むのと、やっぱり全然違う。あのごちゃっと押し込まれた文字の量は、いろんな記事がいっぺんに飛び込んでくる。ああいうの大事
2010-09-18 11:26:31海洋堂の社長さんのインタビューで、秋葉原で成功したお店というのはたいてい高密度で、おしゃれなディスプレイと余裕ある空間というのは、ヲタは興味ないんだ、なんて話してたけれど、そういう意味で秋葉原的なのは、ネットよりもむしろ、テレビや新聞なんだと思う
2010-09-18 11:27:31pushメディアとしての非同期型感情・スキーマ共有メディア(twitter, tumblr)を意識的に「感情」と「情報」で使い分けてないからですよ
2010-09-18 11:30:05情報の受け手を、機械のように、人工無脳のような状態に持っていくことが、扇動者が昔から工夫して、腕を競ってきた部分だけれど、ネットというのはそういう意味で、人を機械にしやすいような気がする。その人にあった整理のやりやすさ、というのは、人を機械にする
2010-09-18 11:31:07まあ、あとでまとめてエントリにするけど、てらじもまえにいってたように「ひとは自分の聞きたいこと、ききたい情報だけ摂取する。なので自分の枠組みからはずれた新しい情報をもらっても受け付けない」というのはあるんだけど、それをまず自覚すること
2010-09-18 11:31:36はてブなんかにしても、やっぱり「はてな的」な記事がだいたい並んでる気がする。毎日新しい、昨日まで書かれなかった記事が並んでるはずなのに、「いつもの内容」みたいな雰囲気がある。ああいう重み付けを操作すると、空気は変わる
2010-09-18 11:32:34それができなければいつまでたってもポピュリズムのマイナーチェンジに過ぎない >ひとはじぶんが聞きたい情報のみ聞く → 聞きたい情報が人気を呼ぶ (もしくは「人柄」的なあいまいなアレ
2010-09-18 11:33:05@m_um_u テレビってそういう意味で、30分なら30分、相手の意見を否応なしに聞かざるを得ないから、白地製造装置どころか、よっぽど頭使ってたような気もするのです。。
2010-09-18 11:33:53前何かSMAP の番組見てて、途中からあまりにもそれが面白くて、ずっとメモ取りながら、考えながら番組を追っかけてた。脳2つぐらいほしかった。ああいうのって、ネット見ててもあんまりない。
2010-09-18 11:35:02@medtoolz テレビの一億総白痴化がいわれたのは初期に映画産業にクリエイティブ吸い取られてて人材なかったからです。いまは黎明期の熱(創造性)も過ぎて型の踏襲してるだけですが、
2010-09-18 11:36:35@medtoolz たしかに。自分のペースで情報の入る速度をコントロールできちゃうからですかね。RSSリーダに未読が溜まってく感覚とは似てるかも知れません
2010-09-18 11:36:59@medtoolz おっしゃるように「あまりスキーマ的に負担を与えない程度で」「なんかちょっと役に立つ情報」を出すのはうまいですね。こないだ実家帰ってプライムタイムのテレビに付き合わされてて実感しました。
2010-09-18 11:37:08受け入れやすさじゃなくて、突っ込まれやすさみたいなのも武器になるんだ、というのは、「なんということでしょう」の建物番組作ってる人たちとか、きっと意図的にやってる。で、ああいうの想像力良く回って、自分がそこに住んでる状況とか想像したくなる。きっと後悔するぞとか
2010-09-18 11:37:18@m_um_u なんだかんだいって、「テレビ見ない」って断言している人よりも、テレビ見まくってる人のほうが、書く文章が面白いように感じるのです。。これもまたバイアスなのでしょうけれど
2010-09-18 11:38:24あと、「テレビ」と一般的に言っても民放のそれとNHKのそれでは違うし時間帯によって視聴者層も違う。また時代によって主要視聴者層が変ります
2010-09-18 11:39:40ベンチャーとかで成功して、それを作家の人とか、脳の人が褒め称えて1時間、みたいな番組も、作ってる人たちは、たぶんどうぞ突っ込んで下さい、なんて思ってる。
2010-09-18 11:39:56いまの民放の全盛というと(創造性がないので)「どこの店の料理がおいしいでショー」みたいなのとかいわゆる紳助イズム的なアホを馬鹿にするクイズ番組だけど、あれは視聴者層が団塊主婦ぐらいになってるから
2010-09-18 11:42:35便利を追求すると、便利になるけれど、もてなしにならない。快適につながる不自由を作るのと、便利にするのとは、方向性が違う。ネットというのはもしかしたら、「便利にしかなれない」という欠点があるような気がする
2010-09-18 11:42:50