2013年6月10日

第4回「刻んでハモるコーラス編」

コーラスアレンジに変化をつけるために刻みのパートを作る時の考え方、またベルトーンについて記述してます。
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

これまでの講座でコーラス・ベースの基本事項を確認してきました。では実際のアレンジではどのような考え方で進めていくといいのかを考えていきましょう。今回のテーマは【刻んでハモるコーラス】です。 ※これまでの講座は http://t.co/nXIaRdDa8K にまとめてあります。

2013-06-10 22:00:25
Twit アレンジ講座 @aca_arr

コーラスのパートの動きを大きく分けると、 ①伸ばし ②刻み ③字ハモ ④追っかけ になります。今日はその中でも【刻み】に注目してみましょう。この講では、「コード」「転回」については解説はしません。このふたつについて不安な方は第1講、第2講のバックナンバーを見返してみてください。

2013-06-10 22:02:27
Twit アレンジ講座 @aca_arr

刻んでハモる場合に大事なことを確認していきましょう。 どういうリズムのパターンがあるのかを知ることももちろん大事なのですが、【アカペラに適したコーラスワークにする】ということを理解していないと歌いにくいコーラスになってしまう可能性があります。

2013-06-10 22:04:17
Twit アレンジ講座 @aca_arr

「適した」というのは主に楽器での伴奏との比較をしています。アカペラの演奏向き、楽器の演奏向きな譜面というものはやはり存在します。 具体的にどのようなことに注意しないといけないのか考えてみましょう。

2013-06-10 22:05:38
Twit アレンジ講座 @aca_arr

譜例のパターンを例に説明していきます。以前の第1講で転回を元に置いて行った音のリズムだけ変えています。 http://t.co/nO8RZQ2Qdb

2013-06-10 22:07:57
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

Aメロが二回続く構成の時に、二回目にちょっとした変化が欲しいと感じたときに一回目の伸ばしに対して譜例の刻みのパターンに変えると、印象がかわります。このリズムパターンはとても使いやすいですが、どのような考え方でこのリズムを使っているか、楽器の伴奏パターンを参考に検討してみましょう。

2013-06-10 22:09:45
Twit アレンジ講座 @aca_arr

アコースティックギターが伴奏に使われている時、このリズムパターンがよく使われます(表記はリズムだけになっていますが、コードがなっているとイメージしてください)。 この伴奏の雰囲気を出そうと思ってアレンジを進めていくとします。 http://t.co/9r4WmRNPov

2013-06-10 22:10:56
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ここで気をつけないといけないのは【このリズムにそのままコードをあてはめてはいけない】ということです。アカペラの演奏の難しいところは他の楽器に比べて「音数をあまり多く出来ないこと」があります。では、もう一度ギターのリズムに戻って考えてみましょう。

2013-06-10 22:11:58
Twit アレンジ講座 @aca_arr

「音数をあまり多く出来ない」ということは、【リズムを簡略化すること】がポイントになってきます。元の譜面の中で大事な音を探してみましょう。 結論をいうと、1拍目の4分音符と2拍目裏の8分音符(と次のタイで繋がった音符)がキーになります。 http://t.co/f3RHnNLwWB

2013-06-10 22:13:57
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判断の基準は色々あるのですがここでは 音の長さ ②シンコペーション からそのように考えました。 ※シンコペーションについては、詳しい解説は省いていますので、良かったらネットで調べてみてください。

2013-06-10 22:15:34
Twit アレンジ講座 @aca_arr

「音の長さ」は長いほど和音が鳴っている印象を受ける傾向にあります。短くなるほど、和音よりリズムを出すようになります。ですので、1拍伸ばしている1拍目と2拍目裏は和音の印象が強いはずです。 (4拍目も一拍なので、ここもコーラスに入れてもいいでしょう。)

2013-06-10 22:16:22
Twit アレンジ講座 @aca_arr

「シンコペーション」は簡単に説明すると、タイでつながったリズムで、このパターンの場合、強調して演奏します(楽器・アカペラどちらでも)。 タイでつながっているとシンコペーション、というわけではないのですが、このあたりの説明は割愛させていただきます。

2013-06-10 22:17:20
Twit アレンジ講座 @aca_arr

色々と説明しましたが、覚えておいてほしいのは【そのままコーラスの譜面にせず、簡略化すること】という点です。理屈は置いておいて、「このリズムをアカペラにしようと思ったらどこを残したらそれっぽく聴こえるかなー」程度に考えて音符を置いて行って大丈夫です。

2013-06-10 22:18:15
Twit アレンジ講座 @aca_arr

スキャット(コーラスの、ウーやアーなどの歌詞)による変化にも注意しましょう。譜例4-1のリズムの場合は、tuやfuなどのスキャットを置くことが多いですが、例えばpaというスキャットだったらトランペットのようなブラスセクションが伴奏を担当しているような印象を受けます。

2013-06-10 22:29:56
Twit アレンジ講座 @aca_arr

詳しい説明はコーラスのまとめの講座でお話ししますが、スキャットはそれこそ種類がたくさんあります。ひとつひとつの効果を考えるより、母音と子音に分けて考えると分かりやすいです。

2013-06-10 22:30:34
Twit アレンジ講座 @aca_arr

母音で分けると、主に 「アー系」「ウー系」「オー系」 に分けられます。①アー②オー③ウー の順で盛り上がって聞こえます。これは伸ばしであっても、刻みであっても同じです。 伸す場合はアー、ウー、オーなどのシンプルなものを多く使い、刻む時は子音をつけたものが多く使われます。

2013-06-10 22:33:24
Twit アレンジ講座 @aca_arr

子音について考えるポイントは「発音しにくさ」だと思います。発音しにくいほど、耳に残るスキャットとなります。同じ母音の系列で例を取ると、uhとfuとtuはだんだん発音がしにくくなっていきます。リズムが浮き立って聴こえるのはuhよりfu、fuよりtuとなっています。

2013-06-10 22:34:28
Twit アレンジ講座 @aca_arr

そういう使い分けで、出したい雰囲気に近づけていくと完成度が高いアレンジとなっていきます。 ※スキャットの書き表し方は様々ですが、J-popなどで使われているものがわかりやすいと思い採用しています。

2013-06-10 22:35:41
Twit アレンジ講座 @aca_arr

リズムのパターンやスキャットは各自研究してもらうとして、最後にタイミングをずらして歌う「ベルトーン」という手法について説明します。すでにアカペラをバリバリやっているよ、という方にはお馴染みの動きかもしれませんね。

2013-06-10 22:37:00
Twit アレンジ講座 @aca_arr

「ベルトーン」は、タイミングをずらして演奏する手法です。譜例では、半拍ずつずらして鳴らしていっています。これは、ギターやピアノでいう「アルペジオ」という奏法をアイデアにしているので、使ってある部分をそのまま反映しやすいです。 http://t.co/ftXO2OCrep

2013-06-10 22:38:06
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

ベルトーンの使いかたは色々あって、 例えばずらしてなるタイミングを半拍ではなく、一拍にしてみたり、また音が重なる順番を上からにしてみたり、使い方次第で色々な表現をすることが出来ます。

2013-06-10 22:43:17
Twit アレンジ講座 @aca_arr

Cadence - Shape of my Heart: http://t.co/UqtoB8Hfwb アカペラグループCadenceより。映画「レオン」で使われた、StingのShape of my Heartのアレンジです。冒頭のギターが印象的なベルトーンになっています。

2013-06-10 22:45:33
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

「ベルトーン」は、Bメロに出てくることが多いように思われますが、これはベルトーンが落ち着いた印象を与えるからです。Bメロは一旦落ち着かせることによって、より効果的にサビを演出することが出来ます。 「落ち着かせたい時に使う手法のひとつ」とまずは覚えておきましょう。

2013-06-10 22:46:54
Twit アレンジ講座 @aca_arr

補足ですが、アー系のスキャットを使って盛り上がる形でベルトーンを用いることもあります。静かなときは、tunやfonなどを使うことが多いです。

2013-06-10 22:48:19
Twit アレンジ講座 @aca_arr

一例で「アー系」としましたが、もちろん「オー系」でも使えます。またいい例が見つかったらこちらに掲載したいと思います。

2013-06-10 22:59:19
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