フィギュアスケートコーチ 長久保裕先生講演会【磨けば輝く選手~出会い、そしてコーチング~】

2013年6月10日(月)今池ガスホールで行われた長久保裕先生の講演会レポまとめです。
42
朝日新聞スポーツ @asahi_sports

伸びるカギは「素直さ」 フィギュア長久保コーチが講演 http://t.co/lxqCFkFXyo

2013-06-10 21:52:23

槙(maki)さんのレポ

槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

到着〜。ロビーには邦和スポーツランドやあっこちゃんからのお花があり、あっこちゃんの演技ビデオなどが流れてました。おそらく東邦ガス関係であろうスーツの方々がいっぱい…(^O^) ホールの中はまだまだ余裕あり。 http://t.co/osOpEjz5JB

2013-06-10 18:12:45
拡大
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

スケオタらしき方はそんなに多くない印象。年齢層は幅広いかやや高め。会場内は撮影禁止との事なのでお写真は自重してます〜

2013-06-10 18:16:09
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

長久保先生の講演会まもなく始まります。本日会場は満席になると予想されますのでお詰め合わせの上で着席を、とのことです。 ご家族連れや若い方もちらほらとはみえるけど、スーツ姿で「お疲れ様です〜」が飛び交ってるので、割と会社などの関係者さん中心なのやも…ヽ( ;∀;)ノ

2013-06-10 18:24:04
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

講演会まずは長久保先生がコーチになったきっかけ。選手をやめ、練習しなくていい→時間が余る→色々やりたかったのに思いつかない→ジャカルタのエキシに出た時、松戸のオーナーからオープンするからと誘われて→コーチ業は考えていたけど、何したらいいか本当に分からない→とりあえず子供を育てよう

2013-06-10 19:39:05
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

いざコーチを始めると、レディースの時間で自分より年上の奥様にあれこれうるさく言われて嫌になったり。最初のリンクはシーズンリンク。当時はコンパルソリーで育成に時間がかかるのに。自分がやってたペアを育てようと、東京や神奈川へ生徒を連れて真夜中のレッスン。どうしても選手を育てたかった。

2013-06-10 19:41:03
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

松戸のオープンで初めて選手らしい選手を育てられたかな。現ISUスペシャリスト天野さん(小1〜高校くらいまで)、井上選手などの名前。だか転勤が決まって見れなくなっちゃう。あと2年くらいでオリンピックだったのに!アルベール行けなくなる!と悔しい思いをしつつ仙台へ→荒川さんとの出会い。

2013-06-10 19:44:38
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

磨くには原石がいる。原石が自分の思うように光り輝くとは限らないけど、時にそんな原石の選手が現れる。今はパワハラ体罰など厳しくてお叱りを受けるので言えないが(三年以上前だから時効だろうと…)、当時はエッジケースを片時も離さず、ビシバシとスパルタしてた。

2013-06-10 19:46:45
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

昔はカセットテープで曲をかけていたが、巻き戻す時間がもったいない。鉛筆でくるくる巻き戻しながらも「そこ違うだろ!」と厳しく指導していてリンクにカセットが飛び交っていた、など。練習を見る時間帯がどんなものかの具体的な話。ほぼ毎日、だいたい一年に300日以上だと。こくらいやれば輝く。

2013-06-10 19:48:47
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

長久保先生曰く、「素直に言うことを聞いた子が伸びてくる」。 とにかくコーチング、技術の新開発、研鑽、基礎練習をしていた。 荒川さんは決して石ころではなかった。十分宝石として通用したのでは。 一番大きなダイヤの原石だと先生が感じたのは、仙台に時々合宿に来ていた安藤選手だったそう。

2013-06-10 19:50:47
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

ところが荒川さんは大学進学で東京へ。入れ替わりであっこちゃんが。素晴らしい石ころだったのに、意外と脆かった。二ヶ月しないうちに体重がどんどん落ちた。折角来たから巧くなりたいと意気込みすぎ、厳しい先生も何気なく「デブは飛べない」など言ってしまっていた(食事制限をしろとは言ってない)

2013-06-10 19:53:00
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

30kg台になってしまったあっこちゃんを先生は実家へ返す。医者には生命の危機だと入院も進められたそう。だが一週間しないうちにあっこちゃんは仙台へ戻り、「私からスケートをとりあげないで!」「食べるから、何とか(レッスンを)してくれ!」と泣きながら訴えたそう。。゚(゚´Д`゚)゚。

2013-06-10 19:55:00
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

そこまで言うなら、と長久保先生は拒食症のあっこちゃんを再び見る事に。朝夕とご飯へ連れて行き、ちゃんと食べたのを見てから帰す、の一年間。彼女は歩くのも困難で、先生はまともに顔も見れなかった。でも「私からスケートを取り上げないで!」という気持ちが、現在の彼女に至っているのだろう、と。

2013-06-10 19:57:14
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

ここでコーチングの基本の話に戻りました。これはいわゆる企業秘密だそうなので詳しくは省きますが…。まずは三人の希望する聴講者を壇上へ。お名前と、先生がある事を聞き、答えてもらった三名の女性には先生からのお土産が渡されました。

2013-06-10 20:00:30
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

長久保先生曰く「頑張れ」は曖昧で親御さんも子供も惑わせるし誤魔化しきれちゃうから、「あと三センチ曲げて!」(もっと曲げて、ではなく)等、具体的に数にして表すのだと。 先生の持論は「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」。素直に言うことを聞く子なら、80%くらいは技術的に伸びてくる。

2013-06-10 20:04:25
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

先生はレッスンをつける場合「私の言う事を聞いていただけますか?」と聞く。例えばこの日、長久保先生が着ていたのは黒のスーツに黒いシャツ。これを「白だ」と言われたらその通りに信じ込める親や子、バカだなーと思わない子は、家庭でもよく言う事を聞く。信じて練習するのが大切だとのこと。

2013-06-10 20:12:01
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

スケート選手は中高くらいで技術的にも壁にぶつかり、学校のこと(例えばAKB総選挙とかのテレビを見て話についていけないと…でも練習がある。すると友達ができない)でもつまづいて、スケートから離れて行く子が多い。だから、それまでにスケートでの目標が持てるようにしてしまえば続けていく。

2013-06-10 20:14:10
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

子供に対して嘘をつかない事が大事。「私についてこれば全日本,/OPに行けるよ」と言う。私の言う事を聞けばできる、一番の子に勝てれば一番になれる。なりなさい。それを素直に聞いて頑張れるか、手に届く目標を持って頑張れるか。喜びを与えるようにする。まぁ、できるように「なったら」だ、と。

2013-06-10 20:16:34
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

長久保先生曰く、一日に4〜5時間の練習をずっと続ければ全日本1桁台にはいける。そうなれるようちょっと後押しをするのが私の仕事。フィギュアスケートは終わりのないスポーツだと思っている。 ここで先生からのお話は終了。拍手の後、質疑応答へ。

2013-06-10 20:18:04
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

順番前後しますが、長久保先生の講演の質疑応答で木原くんの事が出ました。男の子は体格が大切、力が必要。高校生くらいから相手を気遣いながら滑ったり持ち上げたりする練習をしないと。木原くんも二週間くらいでサロンパスを送ってくれと、筋肉痛になっていた。それだけ体を鍛えていなかった。

2013-06-10 19:35:25
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

木原くんのペアとしてのこれからに対して長久保先生的には、少なくとも五年くらいやったらものになるか、との事。ソチはギリギリ参加するだけ。平昌はギリギリ1桁台、と仰ってました。(高校生からとはいかなくとも)大学に入った頃なのでまだなんとか鍛えていけるかも、的なコメントでした。

2013-06-10 19:38:05
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

質疑応答2は、コーチになってから気づいたもの…等(だったと思ったけど…)。先生の答え→先生はスケート部が滑走券くれてタダだからってスケート始めた。スケートで大変なのは時間と費用。先生は親に黙ってやってた。お酒が好きな従業員に差し入れをし、掃除はするから、とこっそり毎晩貸切してた。

2013-06-10 20:22:03
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

※私も知りたかった木原くんの質問がいきなり最初に聞けたので(やっぱみんな聞きたかったよね〜)ほっとして気が抜けてしまい、質疑応答に関するメモもだいぶ適当になってきました…。

2013-06-10 20:24:16
槙 🄼🄰🄺🄸🌳⛸️ @maki__meki

邦和はほぼグループレッスン(名古屋はほぼ個人レッスンだけど)。 あっこちゃんにもとにかく「言う事を聞け」と指導。あとは拒食症の時に「この豆腐食べろ」とか(笑)、「体重が何キロになったらレッスンするから」、とか。あっこちゃん、30→40kgへ戻るのに3〜4ヶ月かかったそう。

2013-06-10 20:25:54