質的研究:村田和香先生の講義まとめ

質的研究の講義を通して、作業療法の独自性、作業療法のすべきことを指南してくれる大変貴重な内容でした。
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神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【作業療法の効果の示し方】作業療法は薬の効果とは違い、システム論的にいろんな部分に派生する。そして対象者自身も多様な影響を受けている。(厳密に言えば薬だって1対1の因果ではないが)この前提に立つと、OTのみの効果を示した症例報告自体が信憑性が怪しくなってくる

2013-06-11 17:11:28
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【作業療法の効果の示し方】作業療法の難しさはここ。当たり前故の難しさ。作業療法やってる内容自体はごく当たり前で誰でも出来そうな(実際出来る)ものだから。なぜそれをするのか、どう影響し合っているのかを意図的に俯瞰できる力量が必要

2013-06-11 17:18:03
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【作業療法の効果の示し方】OTがOTの効果を認識する場合、そのシステム論的な多様な影響を包括的な視点で十分に把握し切れているかが重要である。かつ多様な影響を意図的にコントロール出来ることが作業療法である。それを説明出来る言語がOTには求められている

2013-06-11 17:14:12
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【ナラティブ(語り)の重要性】高齢者は自分の人生を語るときに何かしらのタイトルをつけている。「自力で頑張ってきた人生」「人に助けてもらってなんとかやってきた人生」etc

2013-06-11 16:59:10
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【ナラティブ(語り)の重要性】そのタイトルこそが、その人の生きるための方略である。努力人生の人が人に頼ることはできないし、助けられてきた人生の人に自力でなんとするなんてのは馴染まないのだ。「自立しなきゃ」と一概に言えないのはここ

2013-06-11 17:01:56
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【ナラティブ(語り)の重要性】だからOTは対象者の語りをよく聞く必要がある。その人の生きる方略をその人の馴染みのあるやり方で提供する必要がある。

2013-06-11 17:03:39
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

量的研究が客観的とは限らない。統計技術は毎年開発が進み自分の論証に都合の良いように統計方法を駆使するような恣意的な行為が可能になってきているそうな。

2013-06-11 16:55:22
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

統計もそういう意味でもちゃんと勉強しなくてはいけないんですね。「統計的に」とかいわれるとそれだけで信じちゃうところがある@tanakazoo だからたくさんの名前があるのです。 RT @Jimbei_papa: 量的研究が客観的とは限らない。自分の論証に都合の良いように…

2013-06-11 17:05:25
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

よい教科書の条件は基礎研究を基に構成されていること。教科書を基にした教科書が巷に流布しているが、読みやすさ故売れてしまうとうい逆説的な現象がある。

2013-06-11 16:46:58
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

研究を行う上で効率よく研究背景を網羅するには、こうした良書を基に文献をリサーチ(孫引き)するのがベター

2013-06-11 16:49:00
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

文献をレビューする、研究背景を網羅する場合、過去5年10年遡るだけでは不十分。歴史的背景(原点)を押さえた上で構築しなくてはいけない。

2013-06-11 16:51:28
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

【論文査読のポイント】1.研究背景が押さえられているか 2.研究目的の正当性 3.目的と方法の整合性 これが研究にとっての生命線。言い方変えれば結果は2の次www 

2013-06-11 17:21:36
神保 洋平@神奈川県OT士会教育部理事 @Jimbei_papa

要するに研究領域や現象に対する真摯な姿勢があるかどうかっちゅうことなんだな

2013-06-11 17:22:25