『リスボン@ペソア』観光案内

ペソアの詩集を片手にリスボン市街を散策します。不定期更新。
9
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】こんばんは。今日から少しずつ、ペソアの愛したリスボンという町の観光案内をしていきたいと思います。

2013-05-10 22:08:15
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア①】コルメシオ広場に面した喫茶店、マルティーニョ•ダ•アルカダ。 1782年に創業したこの店はリスボンで一番古い喫茶店で 、ペソアが常連だったことでも有名な場所です。 http://t.co/ZVeHDRlX2P

2013-05-10 22:52:12
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“リスボンの街には、品の良い一階席の上に、鉄道も通らない小さな町に見られるような重苦しく家族的な雰囲気をした中二階席のある小さなリストラン、というか大衆食堂がある。ーー静かで値段も手ごろなので、私はある時期そんな中二階のレストランのひとつに足繁く通っていた。”(『不穏の書』より)

2013-05-10 23:16:23
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア②】ポルト風臓物煮込み、トリパス・ア・モーダ・ド・ポルト。牛の胃、野菜、白インゲン豆の煮物。ごはんに添えて食べます。黒いのはチョリソです。 http://t.co/i0OeXM1TXm

2013-05-11 23:02:35
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“愛を頼んだのに なぜ 冷めたポルト風煮込みなんか持ってきた あれは冷やして食べるものじゃない それなのに 冷めたのを出しやがった 不平を言ってるんじゃない でも 冷たかったんだ 冷たいのはぜったい食べないのに 冷たかったんだ”

2013-05-11 23:03:57
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

こちらの方がより臓物煮込みという感じですね。 http://t.co/NaXPAWywwV

2013-05-11 23:12:10
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア③】路面電車“いま私は路面電車に乗っていて、ゆっくりと、いつものように、まわりの人々の具体的なあらゆる細部を観察する”七つの丘の町リスボン、と呼ばれるほど急坂が多いリスボンでは路面電車はなくてはならない存在です。 http://t.co/mtlUw0w1mt

2013-05-12 23:46:07
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア④】石畳 高く美しい建物が多いリスボンですが、足元の石畳こそがリスボンの風景を作り上げていると言っても過言ではないでしょう。模様はその街の名産品や紋章など様々です。写真は、ロシオ広場の石畳、通称「広い海」。 http://t.co/GnQOJ44JSP

2013-05-14 00:17:50
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“あらゆる波止場は、石の郷愁。”

2013-05-14 00:18:50
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア⑤】テージョ川。スペインからポルトガルにかけて流れるイベリア半島最長の川。リスボンはテージョ川が大西洋へと注ぐ河口に位置し、大航海時代にはヴァスコ•ダ•ガマなど多くの冒険家達がここから出港しました。男のロマン。 http://t.co/jdrAHxA6aX

2013-05-15 00:27:33
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“ひとはテージョ川を通って世界へ出てゆく。テージョ川のむこうにはアメリカがあり 富をみつける人々には富がある。だが考えた人は誰もいない、わたしの村の川のむこうにあるもののことを。”

2013-05-15 00:31:22
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア⑥】ベレンの塔。テージョ河の河口にそびえる高さ35mの要塞。ヴァスコ•ダ•ガマの世界一周を記念して作られ、船の出入りを監視する見張り台として使われました。ペソアはその優雅な風貌に対し「テージョ川の宝石」と讃えました。 http://t.co/Y2bNHYDjZt

2013-05-16 23:25:15
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“この姿をはじめて目にした者はみな、独特の美しさに 最初は驚き、やがてうっとりと見とれてしまう。建物を飾るレース細工、それも繊細なことこのうえないレース細工と見えるのは、実は緻密な石の彫刻である。”

2013-05-16 23:27:18
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“あなたがポルトガル人に生まれたのは 神の御意志 海と私たちを あなたのうちに徴としたのだ 大洋は果たされ 帝国は解体される 主よ ポルトガルもまた果たされねばならぬ”

2013-05-17 23:17:07
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】ジェロニモス修道院。ベレンの塔の近くにポルトガルの黄金時代を象徴する巨大な建築物があります。胡椒貿易から得た富を用いて建築され、完成迄に100年を要しました。多彩な異国のモチーフからも大航海時代の栄華が偲ばれます。 http://t.co/0NPw77SV21

2013-05-17 23:29:59
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】コルメシオ広場。テージョ川に背を向け北に進むと、リスボンの表玄関口と呼ばれる巨大な広場があります。写真の建物は官公庁が入った施設で、1775年の大地震の前にはマヌエル一世の宮殿が建っていました。 http://t.co/3rSPtKWwPW

2013-05-20 22:56:54
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“わたしを腕に抱いてくれ おお 永遠の夜よ わたしを息子と呼んでくれ  わたしは王だった 自ら望んで 捨て去ったのだ 夢と披露の玉座を   疲れきった腕に 重すぎる剣を 落ち着いた雄々しい手に託した 錫と王冠は―控えの間に打ち捨て 粉々になるにまかせた”

2013-05-20 23:05:18
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】ポルトワイン。ブランデーを加えて発酵を止め、さらにワインをブレンドして熟成させるポルトガルのワイン。飲んだ後に口に広がる風味が甘く濃厚なのが特徴です。アルコール度数高め。ペソアが酒好きだったというのは有名ですね。 http://t.co/LxYVCdSf70

2013-05-21 23:20:34
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“葡萄酒とともに 忘却も ぼくは杯に注ぐ そうすれば陽気になるだろう 幸運とは無知のことなのだから”

2013-05-21 23:21:29
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】アウグスタ通り。コルメシオ広場から勝利のアーチをくぐると、お洒落な店舗が建ち並ぶ大通りにつながります。歩行者天国でカフェも多く、休日のショッピングはここで楽しみたいですね。東京でいう銀座のような場所でしょうか。 http://t.co/51xNqoPONA

2013-05-22 23:18:41
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“おお ショーウインドウの生地よ!おお マネキンよ おお最新流行よ!おお誰もが買いたくなる無用な品々よ!やあ 多数の売り場がひしめくデパート!やあ 光っては消えるネオンサイン!やあ 現在の建築資材 過去との違い際立つ新資材! おーい モルタウ 鉄筋コンクリート 新工法よ!”

2013-05-22 23:25:10
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】ロシオ広場。正式名称ペドロ4世広場。アウグスト通りの先に広がるこの場所の歴史は古く、かつては民衆の反乱や祝祭、闘牛、公開処刑が行われていました。『ロシオ』とは古ポルトガル語で『所有者のいない草原』という意味です。 http://t.co/cFXjJLSpA9

2013-05-23 23:53:40
拡大
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“おれはベジャ近郊からやってきて リスボンの中心に行くところ 何も持ってないから 何も見つからないだろう 見つからない何かに すでに疲れを感じている ”

2013-05-24 00:02:56
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

“(つづき)おれの感じる郷愁は 過去でも未来に対してでもない この本に 死産した計画のイメージを残しておこう おれは雑草のように存在し 誰にも引き抜かれなかった”

2013-05-24 00:03:38