あまちゃん市川大河まとめ(第11週)

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市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』ユイの上京大作戦失敗。アキは約束を守れなかった。何を言っても「後付けの言い訳」。ユイにとってアキは裏切り者になるのだろうか?「裏切る」とは心情を指すのか行為を指すのか。たった17年間しかない人生はそれを判断できない 。#あまちゃん

2013-06-10 12:47:26
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』つるし上げられつつ、いけしゃあいけしゃあと本性を語る水口に、かみつく勉さんと、悲しく見つめる美鈴。一番噛みつく春子は、かつて逃げおおせた東京で何があったのか。水口が「そういう親が一番厄介なんです」と言い切る裏には、春子の過去を知る確信が秘められている。 #あまちゃん

2013-06-10 12:50:14
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』大吉「ユイちゃんはこの北三陸の救世主だ!ユイちゃんの変わりはいねぇ!」それを悲しい瞳で見つめるは「変わりは誰でもいいのではないか」と自分を突き刺す言葉を心の中で放つユイ。自分の人生、自分の夢。滅私奉公が人の夢を壊すのは国家でも地方都市でも同じ事なのだ。 #あまちゃん

2013-06-10 12:52:18
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』引きこもるユイ。それは以前のアキと同じ戦術。アキとユイの相似性。それを一番に受け止める大吉はそれが春子が去った北鉄開通の頃のリフレインであったことに静かに気付く。人はそうして自分の過去の中の自分を、今を生きる若い子ども達に見つけて、自分の若さを振り返る #あまちゃん

2013-06-10 12:53:47
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』アキは「それでも」水口にユイを託す。ユイの夢を「ユイを選ばなかった水口」に託す。勉さんや美鈴の中でも決着はつく。これらの「三陸の人々の決着のつけ方」が未来を変える。人は何か劇的な出来事で変わる事はないが、全ての要素は人生の行く先を少しずつ変えていく #あまちゃん

2013-06-10 12:59:39
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』琥珀を置いて水口が去ったのは、ひょっとすると「その行為に意味」があったのかもしれない。磨けば光る原石を、自分のような他所者が懐にしまうのではなく、本来あるべき場所にあるべきだという、クドカンが最後の最後に掲げるメッセージをそこから伺う事は無謀だろうか? #あまちゃん

2013-06-10 13:00:47
市川大賀 @ArbUrtla

「遺された琥珀」がユイを指すのかアキを示しているのか。今後の展開は多少読めていますが、クドカンは「真の悪人」を描く事も出来る代わりに「善意の悪役」もえがけるのですよね。 RT @yulimekko 琥珀を忘れたのは、おっしゃるような深い意味があるような気もします。 #あまちゃん

2013-06-10 13:13:51
市川大賀 @ArbUrtla

僕達が生きる社会そのものが「群像」だからこそ、「正しい主人公」「脇役」「憎むべき悪役」に分別されるような作劇よりもクドカンの「群像劇」の方が正しいですね RT @hontounokimiwo 今日はアキちゃんの影が薄かったな 登場人物皆にドラマがあるところが良いよね #あまちゃん

2013-06-10 13:26:38
市川大賀 @ArbUrtla

@yulimekko 実は富野アニメにも『渡る世間』にも言えるのですが「優れた群像劇」においては、後から全話を「傍目には全くの脇役なキャラ」だけを見つめて俯瞰しても、全話がちゃんと繋がるように全部ち密に計算され尽くされているクオリティの物も多いです。

2013-06-10 14:10:07
市川大賀 @ArbUrtla

.@ray_fyk @jiromal キャンディーズは70年代の「元祖・等身大の『隣にいそうなアイドル』」だった記憶がありまする。後のおニャン子、ハロプロに通じる。だからこそ「私達普通の女の子に戻ります」が言葉その物のインパクトと共に、親近感を抱いていたファンに水をかけ伝説化した

2013-06-10 19:35:36
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』健気にユイを待つアキの気持ちすら「重たい」これはクドカンの『木更津キャッツアイ』でバンビが常にモー子に言われていた「重たい!」に通じてもいる。 #あまちゃん

2013-06-11 12:49:36
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』ユイを追いユイの家でユイの母と語るアキ。ユイの母「東京はあの子が想うような『夢の国』なんかじゃない」『夢の国』『魔法の国』「そんなものはどこにもない」というところからスタートするクドカン流『純と愛』へのアンサー。その言葉をユイは「嘘くさい」と断ち切る #あまちゃん

2013-06-11 12:54:04
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』「邪魔さえ入らなければ……」ユイの言葉。その「邪魔」とはアキ自身であった。もう「海女列車」すら走馬灯の向こう側。『潮騒のメモリーズ』に対する発想の中での「幻覚の中の春子」は市川森一的発想。アキは必死にユイと周囲の人たちとを繋ぐ。 #あまちゃん

2013-06-11 13:00:31
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』最後に『ヨイトマケの唄』でしめる辺りは、去年の『紅白歌合戦』を意識した物であろう。クドカンのネタは緻密に分析・分解していくと実に細かく計算され尽くしているのが解る。 #あまちゃん

2013-06-11 13:03:14
市川大賀 @ArbUrtla

その設定『ワールドシリーズ』でチャラになっちゃってませんでしたっけ?(笑) RT @GonGoose でもバンビはモー子を手に入れて、中尾彬になるまで添い遂げるんですよ@『あまちゃん』「重たい」これはクドカンの『木更津キャッツアイ』でバンビがモー子に言われていた #あまちゃん"

2013-06-11 20:17:21
市川大賀 @ArbUrtla

クドカンは「そこ」を重たくなく描けるところが天才なんですよね。 RT @GonGoose @ArbUrtla そうでしたヽ(;▽;)ノ木更津はやはり面白いですねー。ぶっさん告知後のアニの「…つか、正直メンドくせぇ」が私のクドカンにやられた初体験でした。中学生円山も最高でした。

2013-06-11 20:23:32
市川大賀 @ArbUrtla

富野由悠季監督も宮崎駿監督も、アニメで「いつまでもアニメばっか見るな」と叱りますね(笑) RT @hontounokimiwo 「アイドルばかり聴かないで」の歌詞が #あまちゃん というアイドルドラマにハマりまくってる自分に「ドラマばかり見てないで 大人にならなきゃダメじゃない」

2013-06-11 22:28:06
市川大賀 @ArbUrtla

今あらためて今日町山智浩氏の今日のラジオを聴いた。『あまちゃん』評、NHK評、『純と愛』評。どれも完全一致(笑)「ドラマとはなんだろう」と同時に繰り出される解析(森下愛子(笑)目当ても含めて)に深く頷く。その上で、あぁ自分はそうそう見当はずれな感想を述べてないなと。 #あまちゃん

2013-06-11 23:48:03
市川大賀 @ArbUrtla

町山智浩氏、真昼のラジオで『制服処女の痛み(81年)』のタイトルとか聞けるとは思わなかったよ(笑) まぁ美保純さんの決定打だものね。僕の80年代ロマンポルノというと可愛かずみの『セーラー服色情飼育(82年)』なんだけどね。いや誰も聞いてないか(笑) #あまちゃん

2013-06-11 23:52:33
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』親友のユイの為だけに企画される『海女~ソニック』それを許した春子の中に今も生きる『潮騒のメモリー』「俺らの世代はみんな泣く」そこで繰り広げられるアニメーション(笑)なんだこりゃ(笑) #あまちゃん

2013-06-12 12:51:03
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』時として「皆があると思っていたのに、実はそんなシーンはほぼなかった」というパターンは少なくない。『巨人の星』で「父がちゃぶ台をひっくり返す」『ウルトラセブン』の「倒せ火を吐く大怪獣」等など。大衆の集団心理を冷静に馬鹿馬鹿しく「あるある」で描くクドカン #あまちゃん

2013-06-12 12:55:07
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』一瞬で薬師丸ひろ子に魅了されるアキ。小泉今日子・松田聖子と違って実際の薬師丸ひろ子は、角川書店の肝入りで「絶対映画館でしか会えない大女優」を目指してプロデュースが行われたことで有名。AKB48の真逆を行く視点と需要がそこにはあったのだ #あまちゃん

2013-06-12 12:57:51
市川大賀 @ArbUrtla

『あまちゃん』錯綜するユイの中での「人々の気持ち」人の数だけ視点があり、人の数だけ「かける言葉」がある。『海女~ソニック』はその人達の想いの数だけ積み上げられて開催される。そこには「春子が何度も流した涙」も既に内包されていることが、コメディ調展開から暗示されている #あまちゃん

2013-06-12 13:01:44
市川大賀 @ArbUrtla

鉄拳さんですよね(笑) RT @orange34271 あれ鉄拳さんのですよね? RT @ArbUrtla: 『あまちゃん』そこで繰り広げられるアニメーション(笑)なんだこりゃ(笑) #あまちゃん

2013-06-12 13:02:34
市川大賀 @ArbUrtla

@yulimekko 薬師丸嬢は僕と中学が一緒で、学年は一個違うけど仲良くなって、当時の角川書店にも出入りさせてもらっていたんだけれども、出演する映画の監督や企画のハコが、それぞれ大女優を育てるのにふさわしい流れまで綿密に計算され尽くしているのが傍で分かりましたね。

2013-06-12 13:14:56