周回遅れの境界線

夢乃 @iamdreamers

「周回遅れ」って言葉というか指摘、たまに見るよね。でも、周回遅れじゃない場合もあると思うんだ。

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例えば、Nさんがごく最近になって放射能の人体への影響について考え出したとする。で、それについてTwitter（でも、それ以外のSNSでも何でも）で自分の考えというか感想呟いたとする。けれど、素人だから見当違いも甚だしい、という内容だったとする。

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（仮定が多い例だけど、それほど突拍子のないものでもないよね）

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すると、ずっと前からTwitterで放射能について呟いたり議論していたりする人から見れば、「今更何言ってんだこいつ」ってなっちゃうわけだよね。それすなわち「周回遅れ」である、と。

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けれど、Nさんにしてみれば、まだ考え始めたばかりのこと、知らないこと、見当違いのことが沢山あって当然のこと。考え始めたばかりの状態で、以前からぞれについてずっと考えていた人と同じ知識を突然得ようとしても、無理な話。

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まず検索しろ、って話もあるけど、検索してすべて理解してからじゃないと自分の考えを述べちゃいけない、って法はないし。呟きながら調べつつ、理解を深めていく、っていうのはぜんぜん問題ない。そういう状態にいる人を「周回遅れ」と言い切ってしまうのは、何か違うな～、と思う。

夢乃 @iamdreamers

・・・と言いつつも、「周回遅れ」と言いたくなる気持ちも解らないでもないんだけど。これがレースだったら、故障のため途中スタートになったような場合も周回遅れだしね。だけど、知識の吸収はレースじゃない。

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だから、自分が最近になって興味を持ち始めたことに対して「周回遅れ」と言われたとしても、何も気にする必要はない。まだスタート地点に立ったばかりで何も知らないのは当然なのだから。これから皆に追いついていけばいい。

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「周回遅れ」という指摘に対しては、無視するか、あるいはそう言う人は自分よりも遙かにその事柄について詳しい知識を持っている（はず）だから、その人に積極的に尋ねることをして、知識をそこから得ればいい。よほど不親切か忙しい人でもない限り、答えてくれるだろうから。

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さて。

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けれども、本当に「周回遅れ」と言うべき人も、中にはいる。例えば、二年も前から放射能について興味を持って調べているMさんがいたとする。ところが、二年経った今でも「放射能はちょっとでも危険」「放射能は伝染する」「人工放射能と自然放射能は違う」なんて言ってたら・・・

夢乃 @iamdreamers

これは「周回遅れ」と言われてもしょうがない。二年間、同じところをぐるぐる回っていただけで、何も学習してこなかったに等しいのだから。

夢乃 @iamdreamers

長い時間をかけて学習している事柄について、複数の他人から「周回遅れ」と指摘されていたら、この場合は無視してはいけない。それは、今まで蓄えてきた知識が間違っているか、思いこみによって実は何も学習してこなかったに等しい 可能性が大きいのだから。

夢乃 @iamdreamers

何かに興味を持って発言したとき、興味の持ち始めだったら「周回遅れ」と言われても気にしないでね、だけどずっと前から興味を持ってることで「周回遅れ」と言われたら、自分のやってきたことを見つめ直した方がいいと思うよ。

夢乃 @iamdreamers

あと、誰かの周回遅れな発言を見つけたとき、その人が学習し始めと思ったら「周回遅れ」と言わずに正しい知識を教えてあげてね。それが、その人に興味を持ち続けてもらう道だと思うから。