- oh_raw_beast
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タブの種類
舵のタブには、大別して”操作を軽くするタブ”と、”操作を重くするタブ”がある。 普通、高速時の舵の重さが問題になるため、前者の解説が圧倒的に多い。バランスタブやサーボタブなどがそうだ
2013-06-20 15:14:50誤解が無いように念のため記すと、サーボタブのサーボは、サーボ・モーターによって動かすタブではない。タブを操作(入力)しその動きに”比例して”舵が動く(出力)からこう名付けられた。電力ではなく、空気力を使ったサーボ制御機構だ
2013-06-20 20:02:59【タブ連投】 ジブリの『紅の豚』で主人公が高い金を払って増設したのはバランスタブ。操作を軽くするタブ。大変便利だが、設計を誤ると操作が軽くなりすぎたり、舵が勝手に切れてまっすぐに飛べなくなる
2013-06-20 15:19:54アンチバランスタブとは
【タブ連投】 操作を重くするタブは浮動式尾翼(フライングテール)に使う事が多い。あまり適切なネーミングではないが、”アンチバランスタブ”と呼ぶ。これが無いと舵は、ほぼ主流に沿って吹き流れてトリムできない。ブログのVP-1が適用例 http://t.co/xxtWsKPABn
2013-06-20 16:00:33通常のエレベータやラダーに、どうしてアンチバランスタブが不要なのか?それは直前にある安定版に偏向された気流に強く吹き流されるからだ。若干は主流にも流されるため、一般的には『操縦桿自由(スティックフリー)』状態は『操縦桿固定(スティックフィックス)』より2~3割静安定が落ちる
2013-06-20 21:40:58【タブ連投】(慣性力、ダンピングを除外すれば、)主流に吹き流れる全不動式尾翼は機体の安定に寄与しない。浮動式尾翼のダイダロスやSP-1の先翼にはこのアンチバランスタブを使い、機体姿勢変化に追従して来るようにしてある。
2013-06-20 16:16:17Memo:小舵が動作すると舵本体は小舵とは逆向きに動く。サーボタブはそれを積極的に利用するもの。アンチバランスタブは機体の姿勢が変化するとタブ部分が吹き流され、結果的に舵そのものは気流に流されにくい……という事なのかしらん
【まだタブ】 つまり、「操縦桿は中立位置へ戻ろうとする=正常舵感が得られる」、という仕組みだ。ところが大型機、高速機になると舵を中立に束縛したいが、アンチバランスタブを使うと重くて動かせない、というジレンマが生じる。だから実機の全浮動式尾翼は機力操縦が主流になる
2013-06-20 16:26:25【タブもう一回】 結局、アンチバランスタブは、人力で操縦する全浮動式尾翼にしか採用されないから、軽飛行機や滑空機、人力飛行機の技術だ。日本の専門書にはあまり説明が見られないのも仕方ない。パズマニーのPL-1も全浮動式尾翼だったが、和訳では言及されてなかったはず
2013-06-20 16:38:19手前味噌になりますが、『SP-1』図面にはリンケージの詳細も完全に再現してあり、強力に設計の参考になります。専門書より、実際の図面が持つ圧倒的なリアリティーをご堪能下さい。(営業) http://t.co/e0hqhAANEy
2013-06-20 18:00:45アンチバランスタブのはなし - 滑子航空機,覚書 mataari250r.hatenablog.com/entry/2015/02/… 書いた。前に交流会資料に書いたやつです。
2015-02-18 00:36:39