図書館は地域振興の夢を見るか

佐賀県の武雄市図書館。地域振興の核にすると市長は主張しています。観光名所にすることだけが地域振興でしょうか?ちょっと考えてみました。
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始まりは、とあるブログへの感想でした。

A.Wada @senryoAIIT

読んだ。 多賀城市のツタヤ図書館構想 http://t.co/ASrYduzZMF @obata_twitさんから 最後から2つ目の段落の件はさておき、災害からの復旧、経済の復興が地元の方には最大の関心事だよねえ。だけど、ツタバに客が来るのは最初だけだよ?

2013-06-21 22:00:47

本当に、何の気なしに呟いたのですが…

シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT @obata_twit そのとおりだと思います。でも、長期的に賑わう施策も思いつきません。たとえ一時的と分かっていても。という地元の思いがあるのではと思います。

2013-06-21 22:13:38

外から他人事としてみるのと、中から、身に差し迫ったこととしてみるのは違います。

A.Wada @senryoAIIT

@MrCB_Harukaze これという答えが出せないのが、情けないです。ただ、リソースは有限なので、ツタバでは無く、地元にお金が落ちるような方法は無いものか…

2013-06-21 22:16:37

ツタバとは、CCCが展開する蔦谷書店とカフェチェーンのスターバックスが一体となった店舗を指します。

シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT はい。その辺は僕もいろいろ考えています。地元にとって必ずしも蔦谷やスタバでなくてもいいのですが、話題性や地元住民の「全国規模の企業が誘致された」という満足度に対する対案がなかなか思いつきません。

2013-06-21 22:20:12
A.Wada @senryoAIIT

@MrCB_Harukaze 「全国規模」を外から呼んでくるか、自分のところを全国に発信するかなんですよね… 武雄市の場合、どう見ても植民地化されているようにしか見えないのですが。

2013-06-21 22:23:10

「武雄市の場合」
佐賀県武雄市の市立図書館改装については、種々の議論があります。その1つが指定管理者による図書館内での書店経営とカフェ経営です。こちらのサイトに種々の情報があります。
佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem
https://sites.google.com/site/takeoproblem/

シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT はい。武雄市のモデルはありえないと思っています。全国区とすれば指定管理業者は紀伊國屋、丸善あたりで。カフェをということであれば全国区の候補がいくつかあります。相互に独立し、いわゆる”ツタバ”と揶揄されるような関係を抜きにしたものが理想ですね。

2013-06-21 22:30:13

宮城県多賀城市でも、図書館の移設計画に際し、指定管理者として佐賀県武雄市と同じCCCを採用しようとする動きがあるとのこと。参考記事はやや古めです。
ニュース記事「ツタヤ図書館、宮城にも 多賀城市が新設、運営委託へ」への反応

まとめ ニュース記事「ツタヤ図書館、宮城にも 多賀城市が新設、運営委託へ」への反応 http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY201305240471.html ツタヤ図書館、宮城にも 多賀城市が新設、運営委託へ  宮城県多賀城市は図書館を新設し、レンタル大手でTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委託する方針を決めた。同市は東日本大震災で被災しており、菊地健次郎市長は「人を呼べる拠点をつくりたい」としている。 賛否問わず、コメントの付いているツイートを網羅的に集めたものです。 降順です。 18143 pv 209 17 users 44

A.Wada @senryoAIIT

@MrCB_Harukaze 例えば、カフェであれば東京発ではなく、北海道や仙台の洋菓子店を呼んで来れないでしょうか。東京から多賀城に観光に行って、わざわざ東京のものを食べたいとは思わないでしょうし。

2013-06-21 22:35:23
シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT そうです。他の地域の方は、その地元の歴史や文化に触れたいと思い訪れます。地元や地域の名店を呼ぶのはありだと思います。ただ、一つ問題は、地元民はそれはありきたりのものなのです。そして、(僕もそうですが)地方の人にとって、東京や全国区はあこがれなのです。

2013-06-21 22:44:37
A.Wada @senryoAIIT

@MrCB_Harukaze そうですね。図書館は地元の方の日常に寄り添うものですから、地元の方の要望が優先されるべきかとは思います。地元に縁のある、東京の企業があるといいのですが。

2013-06-21 22:47:53
シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT はい。とはいえ、なぜ図書館だけが地域振興のターゲットになのかという疑問もあります。A.Wadaさん、つたない議論におつきあいいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

2013-06-21 22:53:11
A.Wada @senryoAIIT

@MrCB_Harukaze いえ、こちらこそありがとうございました。

2013-06-21 22:53:41

なんかもやもやしたまま終わりかと思いきや…

ふむ (主に山とオートバイ) @fmht7

@senryoAIIT @MrCB_Harukaze ひとつヒントとして、先日メディアテークで伊東豊雄さんと対談されたアンニョリさんをコーディネーターに招き、伊東さんもみんなの家方面が一段落されただろうから、アドバイザーとして協力いただいて。これ実現したら世界的に注目されますよ。

2013-06-21 23:03:31

をを、なんか新しい視点が。
アントネッラ・アンニョリ氏はボローニャ市図書館協議会理事、図書館アドバイザー、元サン・ジョヴァンニ図書館(ペーザロ)館長で、イタリアで長年にわたり公共図書館の計画や運営に携わり、来館者を増やして来たスペシャリストだそうです。
http://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=3eae071978e28fb904d9351d5a3ec734&auth=1
2013年5月25日の仙台を皮切りに6月14日まで、国内各地でアントネッラ・アンニョリ氏(元サン・ジョヴァンニ図書館長、現ボローニャ市図書館協議会理事、『知の広場-図書館と自由』や「CA1783 - イタリアの“パブリック・ライブラリー”の現状と課題」等の著者)の来日講演ツアーが開催されました。
http://current.ndl.go.jp/node/23383
京都外語大で行われた講演会について、ブログで詳しく書いてくださった方がいらっしゃいます。
みききしたこと。おもうこと。
アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。~前篇
http://d.hatena.ne.jp/xiao-2/20130610/1370833755
アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。~後篇
http://d.hatena.ne.jp/xiao-2/20130611/1370952304

A.Wada @senryoAIIT

@fmht7 @MrCB_Harukaze 全国規模どころかグローバル化ですね。でも地域に根ざしたものを目指すから、グローカル化か?

2013-06-21 23:07:59
シービー @MrCB_Harukaze

@senryoAIIT @fmht7 太く短いブームではなく、「グローバル化」と「地域に根ざす」という相反したものを実現するのですね。それはすごい!

2013-06-21 23:12:11
ふむ (主に山とオートバイ) @fmht7

@MrCB_Harukaze @senryoAIIT はい。かの @hiwa1118 市長が常々おっしゃってるじゃないですか。TTP(徹底的にパクる)、そして過ぎる!出過る杭は打たれない。武雄の二番煎じじゃだめです。世界を狙いましょうよ。今ならできると思います。

2013-06-21 23:14:21
ふむ (主に山とオートバイ) @fmht7

@MrCB_Harukaze @senryoAIIT そして、折しも http://t.co/3eVBiueFqq #2013関東公図大会 でこれからの方向性「地域の課題解決」「<磁場>になる」「音のゾーニング」「出版振興」が出ています。商業施設にしなくても活性化は十分可能です。

2013-06-21 23:21:04

「地域の課題解決」
問題の解決方法は1つとは限りません。様々な試みがあっていいのです。