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一様な採点基準のもとで多様な答案を生み出す方法

隙間時間で殴り書きしたのでわかりづらいとおもいますが。一応、まとめておきます。
人文 入試 学校 読解 作文 受験 国語
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福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
学校では、比喩を作らせる(具体化させる)授業はよく見る。しかし、比喩を元の意味に戻させる(抽象化させる)授業は、めったにお目にかからない。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
一方で、中学受験・高校受験・大学受験の国語で頻出するのは、比喩を元の意味に戻させる(抽象化させる)設問である。比喩を作らせる(具体化させる)設問は、めったにお目にかからない。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
とりわけ公立学校は、子どもたちの個性・多様性を重視したがる。具体化は多様化することでもあるから、結局、具体化の授業が増える。比喩を作らせれば、個々別々の表現が生まれる。だから、詩を作らせたりする授業が増える。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
一方で、私立学校の入試問題などでは、一様性を重視することになる。なにしろ、客観的に採点するには、原則として答えを1つにするしかないのだから。となれば、抽象化させる問題しか作れない。文章中の比喩表現を抽象化させる問題ならば、答えは1つになる。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
公立高校入試問題に、相変わらず、「あなたが登場人物ならここでどんなセリフを言うか」などといった個性を表現する余地を残した具体化設問が多いのは、多様性志向の現れだ。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
矛盾を感じるのは、入試では一様性重視なのに、いざ入学してみると多様性重視の授業ばかり、というケースだ。一貫性がない。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
「答えが一様になる抽象化問題」が良いのか。「答えが多様になる具体化問題」が良いのか。どちらも否定できない価値を持つが、それ以上に高い価値を持つのは、実は、「答えが一様になる具体化問題」である。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
正確に言えば、「答え」ではなく「基準」が明確に存在する具体化問題である。これを出題できる教師は、能力が高い。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
基準、ないでしょうね。 RT @daihiko: これ、採点はどうやるのでしょう。 “@FukushimaKokugo: 公立高校入試問題に、相変わらず、「あなたが登場人物ならここでどんなセリフを言うか」などといった個性を表現する余地を残した具体化設問
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
「名人でも失敗する」を、「猿も木から落ちる」「イチローでも三振する」「鉄人坂井でも味付けミスする」などとするのは多様だが、そこには同一の基準がある。こういう多様性は、多様性でありながら一様性を保っている。読解問題の難易度を上げる方法というのは、こういうところに隠されている。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
にもかかわらず、多くの学校はそういった方法ではなく、文章の難易度(複雑度)を上げ、あるいは設問の難易度(抽象度)を上げることで、能力を差別化しようとする。間違っている。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
具体化によって論理的思考力を測る問題の割合というのが、せめて今の倍になってもよいと思う(今は、具体化2割、抽象化8割というのが読解設問の相場である)。そうなれば、客観的基準がありながら、受験生が多様性を発揮する余地のある試験というものができる。
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