「社民党はなぜ潰れないのか」

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

「社民党はなぜ潰れないのか」について、よくわかってない人に説明。現在の社民党は1996年「日本社会党」分裂の際に旧「民主党」の鳩山由紀夫らが主張した「排除の論理（流行語大賞）」に反発して三宅坂に残った組織。半数は民主党に移籍し、さらに一部が離反し「新社会党」になった（承

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

承前）この時、支持労組や地方組織の対応が割れた。従来から社会党は左右の路線対立を一貫して抱え、1970年代に割れた右派系は「民社党」になった（因みに民社党は解党後も「民社協会」という組織内組織＝フラクションを形成して勢力を維持している）。労組の支持も民主、社民、新社会に割れた（承

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

承前）社民党と新社会党は左派フラクション「社会主義協会（協会派）」の影響力が強く残り、民主党に移ったのは多くが「右派」だったが、必ずしも社民＝「協会派」ではない。新社会党との分裂も、コアな支持者ですら理解不能な「感情的もつれ」だった。結局、地方組織単位の対応のズレが大きかった（承

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

承前）特に、東北・九州・沖縄などで個別課題を抱えていた地方組織は民主党に移行しなかった。大分や沖縄で未だに社民党が強いのはここが大きい。社民党中央では従来の左右対立から、協会派とニューカマー＝「市民派」の微妙な齟齬の方に対立点が移っていった。「市民派」と「組織内候補」のズレ（承

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

承前）結局、「市民派」の組織内での立場は微妙になり、一人、また一人と党を去っていった。辻元清美、保坂展人、阿部知子が去った時点で、事実上、社民党内の「市民派」は一掃されてしまった。アリバイ的に党首として残されたのが福島みずほ。地方組織が利害のために「組織内候補」を出す限り潰れない

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

以上が、永年文句を言いながらも支持してきた個人の総括。一方で「労働組合」の支持に全く頼らずに「市民派」が国政で一定以上の勢力を確保するのは現状、困難。日本共産党や公明党のような「信念」で人や票を「獲得する」という「結束」より、見識の違いの差異で内ゲバ繰り返してるのが「市民派」よ。

みえけんぞう @miekenzo

.@johanne_DOXA そろそろ「市民派」も大なり小なりの組合を作るべきなのにと思案。近い人たちが旗印を掲げることが必要で、結束に至る道だと思う。内ゲバが起これば組合を割ればいい。特定の目的に結束すればいい。難しくても、そのルールづくりこそが民主主義の実践そのものだと思う。

山本夜羽音♋️新冠🦠肺炎から生還。描くよマンガ。 @johanne_DOXA

@miekenzo そう思います。従来の「労働組合」の負のイメージが強すぎるのでしょうが、こういう生き難い社会で生き残るために「つるむ」ことは必要なのです。「職域組合」は「産別組合」に移行し、マンガ家みたいな自営業者は「職能互助会＝ギルド」を形成し、貧乏人は集住する、みたいな。