第5回「字ハモでハモるコーラス編」

アカペラアレンジにおいて、字ハモのパートを作り方を説明しました。
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

それでは、時間になったので始めたいと思います。宜しくお願いします! 今日は「字ハモでハモるコーラス編」です。アレンジの中でも難しい字ハモについて、今日は学んでいきましょう^^

2013-06-25 22:00:13
Twit アレンジ講座 @aca_arr

字ハモ、というのはリードヴォーカルと同じリズムで違う音程で歌うもののことを指します。 字ハモはコードの知識があれば作れる、というわけではないので難しいですが、どのような種類があるかを見て、まずは真似して作っていってみましょう^^

2013-06-25 22:02:39
Twit アレンジ講座 @aca_arr

第5回Twitアレンジ講座、動画資料 http://t.co/odnI2V3WOi あるメロディに対して、どのようにハモりをつけていくのか、楽譜と音源にしてみました。 まずはこれを見て(聴いて)、ハモりの種類をなんとなく感じとって見て下さい。

2013-06-25 22:04:05
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

メロディは私が作ってみたものなんですが、それに対しての字ハモの作り方を考えていきます。 今回挙げるのは、字ハモの中でもほんの一例ですので、それを参考に幅を広げていってもらえたらと思います。それでは、ひとつずつ特徴をみていきましょう。 http://t.co/QmGgrsdWmR

2013-06-25 22:07:55
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【3度上】 リードラインに対して、3度上でハモっていきます。比較的簡単に作れるし、インパクトがあります。一方で、リードより高い音域になるので、その分目立ち過ぎてしまうのが難点です。バランスに注意しましょう。 http://t.co/VH1Uue6k5F

2013-06-25 22:11:38
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動画には入れてませんが、3度上のオクターヴ下(6度下)は、さきほどの「目立ち過ぎる」というデメリットもなく作りやすいのでよく使われます。特に男女でハモる場合は好んで使われます。カーペンターズなどに多いそうです。

2013-06-25 22:13:55
Twit アレンジ講座 @aca_arr

【3度下】 リードラインに対して、3度下でハモっていきます。上でハモるより落ち着いて聴こえます。ポイントは、単純に3度下に全部並べてしまうとコードに合わないところが出てきたりするので、場所によっては4度にしたりしています。 http://t.co/U3eAsy0KjU

2013-06-25 22:15:46
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例えば、ずっと3度下で進もうとすると、 ミファソラー となるはずですが、ラだとコードに合わないのでソ(4度下)に変えています。 そうすることによって、3度上に比べたら少し歌いにくいラインになります。

2013-06-25 22:19:10
Twit アレンジ講座 @aca_arr

よくある質問で 「リードがコードにない音で歌っているのですが、その場合どの音でハモればいいのですが」というものがあるのですが、 コードにない音とは、主にコードの構成音同士を繋ぐ経過音と言われるもので、ドからミに行きたいけど、自然に繋ぐためにド→レ→ミといく、のような音です。

2013-06-25 22:27:46
Twit アレンジ講座 @aca_arr

譜例のコードがGの小節で考えてみましょう。 リードはレドシとなっていて、 ハモりはシラソとなっています。 ポイントは次なのですが、次の小節に向かって リードはドシラとなっていて、 ハモりはソファとなっています。 http://t.co/fHeNGBMUKT

2013-06-25 22:32:31
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

これは、リードが次のコードの音のラにを目指して進んでいるのに対して、ハモりはを目指してなめらかに降りようとしているためです。 もちろん、ソファミ、ではなく、ラソミ、とすることも可能です。 こういうことを考えながら字ハモを作ることがアレンジの醍醐味といえるでしょう^^

2013-06-25 22:34:39
Twit アレンジ講座 @aca_arr

ここまでが、ひとつの音でハモる場合の考え方です。ここまでに何かわからないことがあったら質問を@返信でお寄せください^^

2013-06-25 22:22:28
Twit アレンジ講座 @aca_arr

【コードの音を歌い続ける】 では、4人(リード+コーラス3人)で歌う場合のパターンを考えてみましょう。さっそく裏技的なものを紹介しますが、コードの音をなぞってひたすら歌う、ということも可能といえば可能です(笑) http://t.co/ILAsRjlQoT

2013-06-25 22:36:21
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

コードにそって歌うと、聴こえ上は一応4人でハモっているように聞こえますが、 なにより美しくない!(笑) やはり、ハモりといえど旋律であるので、リードラインと同じようなメロディの流れを歌いながら感じれる方が気持ちいいです。

2013-06-25 22:39:23
Twit アレンジ講座 @aca_arr

【コード+3度上】 すべてコードの構成音にした場合の単調さを解消するもので、トップのラインだけ3度上にするというものがあります。2nd、3rdは変化していませんが、1stがリードに沿って動くことで、リードとコーラスの一体感が増します。 http://t.co/6Na5VYQem1

2013-06-25 22:42:09
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

【3度上+ユニゾン+3度下】 最後は、一見考えることを諦めたかのようにも思われる、ひとつユニゾン(同じ音)を入れるという考えです(笑) しかし、案外これは使い勝手がよく、個人的に迷った場合はこれでいけばいいかなと思っているくらいです。 http://t.co/tT9aRKyqeT

2013-06-25 22:45:08
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Twit アレンジ講座 @aca_arr

というもの、最初の3度上で説明した「目立ち過ぎる」という問題も、リードラインが二人で歌っていることで解消されやすくなります。リードが目立たないといけないことはわかっていても、譜面上歌う人がひとりであると、どうしても他に負けて聴こえてしまいがちです。

2013-06-25 22:47:39
Twit アレンジ講座 @aca_arr

アカペラでこそ、リードラインに対して複数の声部をつけてハモることは一般的とされていますが、非アカペラ(いわゆる楽器の音楽)では、ハモりを2つ以上つけることを禁則としている参考書も見たことがあります。やはりそれは、リードのラインが沈んでしまうからだと思います。

2013-06-25 22:50:05
Twit アレンジ講座 @aca_arr

今日のまとめ ・3度上3度下など字ハモは色々! ・コードに合わせて時々4度下も使う ・リードラインとのユニゾンも上手く使う

2013-06-25 22:53:09