【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】

宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

1修正【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】伊東正博・T.Bogdanova・中島正洋・山下俊一「放射線と甲状腺癌の病理」『病理と臨床』 31(1)2013.1論文末尾に「スクリーニング効果による甲状腺癌の増加」説に論及。だがそれとはうまく合わないデータも示されてる。

2013-06-26 12:57:12
島薗進 @Shimazono

2【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】 http://t.co/dYA1LJYUvR スクリーニング効果への言及は「Ⅵ.福島第一原発事故について」。「現在、福島では事故当時18歳以下の36万人を対象とした超音波検査による甲状腺癌のスクリーニングが開始されているが」

2013-06-26 09:11:03

病理と臨床 2013年1月号 (31巻1号)
甲状腺腫瘍の最近のトピックス

島薗進 @Shimazono

3【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】「スクリーニング効果による甲状腺癌の増加に注意を払わなければならない。チェルノブイリ原発事故後、周辺地域では徹底した検診によって、それまで放置されていた無症候性のがんが早期に発見されるようになり、小児甲状腺癌の」

2013-06-26 09:11:49
島薗進 @Shimazono

4【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】「発生頻度を押し上げた可能性が指摘されている。」他方、「Ⅳ.チェルノブイリ原発事故と小児甲状腺癌」には小児がんの発生頻度について以下のように述べられている。「事故後4年目から周辺地域に小児甲状腺癌が激増し10年でピークに達し」

2013-06-26 09:12:12
島薗進 @Shimazono

5【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】「26年が経過した現在、小児がんの発生頻度は事故前の状態に戻っている」掲載グラフはDemidchikらの「ベラルーシの甲状腺癌発生率の年次推移」で以下のPPT資料9ページにあるもの http://t.co/OvG2UToIds

2013-06-26 09:13:02

放射性物質汚染対策顧問会議
「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」での意見陳述
「チェルノブイリ事故対応からの示唆」
平成23年11月15日 東海大学校友会館 「望星の間」
長崎大学特任教授 柴田義貞

島薗進 @Shimazono

6【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】ベラルーシでは14歳以下の甲状腺癌が2000年代になって10万人あたり1人以下に下がってきている。「徹底した検診」が行われているベラルーシで14歳以下の甲状腺がんは事故以前と変わっていない。つまり、チェルノブイリで見出された

2013-06-26 09:13:25
島薗進 @Shimazono

7【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】14歳以下の甲状腺がんはスクリーニング効果によるものとは見なしがたいということになる。ひるがえって福島ではどのような事態が見えてきているか?朝日6/6は「「宮城県など4件の2007年の統計では15-19歳の甲状腺がん発生率は」

2013-06-26 09:13:55
島薗進 @Shimazono

8【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】「10万人当たり1.7人」これに対して今回、福島県では「約1万5千人に1人、疑いを含めると6人」と伝えている。しかも14歳以下の症例が28人(C判定の1人を加えた人数)中11人。https://t.co/C7euv1dSTN 

2013-06-26 09:14:17
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島薗進 @Shimazono

9【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】これについては既にhttp://t.co/2FKzByM3sq とhttp://t.co/zefFFCms3N で述べだ。ところが伊東正博他「放射線と甲状腺の病理」「Ⅳ.チェルノブイリ原発事故と小児甲状腺癌」が述べるように

2013-06-26 09:16:17

【新・問い直される県民健康管理調査①】

まとめ 【新・問い直される県民健康管理調査①】 宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。 2013年6月5日、メンバーを一部刷新した、福島県民健康管理調査の第11回検討委員会が開催されました。 新しい体制の検討委員会は、そしてこれからの県民健康管理調査は、どのような方向に進むのでしょうか。 3828 pv 102 53

【新・問い直される県民健康管理調査③】

まとめ 【新・問い直される県民健康管理調査③】 宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。 福島県民健康管理調査で見つかった小児甲状腺がんを「多発ではない」と断言せず、福島県に限定しない検査体制の充実を提案しています。 2760 pv 110 37

島薗進 @Shimazono

10【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】チェルノブイリでは14歳以下はスクリーニング効果が見えていないのが現状だ。これを「多発」でも「事故後の放射線の影響」でも「ないかもしれない」とは言える。だが「多発」と「事故後の放射線の影響」の可能性を排除するのは科学的か?

2013-06-26 09:16:51
島薗進 @Shimazono

11【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】なお山下俊一氏が2013年3月11日にアメリカで行った講演では、スクリーニング効果を示唆したグラフが15-19歳に集中していたことが思い起こされる(以下のPPT資料の62ページ)。http://t.co/FHWZh7YAYV 

2013-06-26 09:17:23

山下俊一氏 2013 3月米国講演資料(英語)

島薗進 @Shimazono

12【福島の小児甲状腺癌とスクリーニング効果説の難点】このグラフでは14歳以下にも記すべき福島の症例についてどういうわけか書かれていない。山下氏は14歳以下の症例はスクリーニング効果では説明しにくい事知っていて見えないようにした? http://t.co/dTGW78nWW2 

2013-06-26 09:18:54

【山下俊一氏NCRP講演3/1から】

まとめ 【山下俊一氏NCRP講演3/1から】 山下俊一氏のNCRP講演について、宗教学者 島薗進氏が連続ツイートしました。 2038 pv 26 23