天狗がホワイトだと謂う話は随分前から流れてきていたが、実態はよくわからんしな、とか思っていた。でも、よく考えたらそこは重要じゃないよな、と思うに至った。
2013-06-26 13:21:38たしかに、実態をキチンと把握してブラックかどうかを判断して選好すると謂うのも賢いやり方だけど、でも、重要なのは実態としてブラックである企業に不買運動のような形で制裁を加えることじゃなくて、「フェアな企業を選好する」と謂う消費行動が広がっていくことだよね。
2013-06-26 13:23:27@chronekotei ブラックへの不買運動は逆にそこに働く人へのプレッシャーになるやもしれんので、消費者としてどちらが「気持ちよく」飲み食いできるかで入る店を選ぶ感じですかね。
2013-06-26 13:28:26@cQ_Q そうですね、従業員を泣かせたり死なせたりするような汚い商売をしている店で飲むと、幾ら安くても酒が不味い、くらいの感覚でいいんだと思います。
2013-06-26 13:30:00だから、ブラックと「言われている」企業とホワイトと「言われている」企業があったら後者を選ぶ、と謂うくらいで好いんじゃないかな、と。消費者のすべてが企業の経営実態を精査するリソースがあるとは限らないからね。
2013-06-26 13:24:49@chronekotei 要は、ブラック呼ばわりされたらヤバイ、銭ゲバであっても一定妥協せざるを得ない、そういう空気の生れることが大事だと?
2013-06-26 13:26:45@m_nicioka そう思います。商売人が儲けに拘るのは一種当たり前ですが、儲けたかったらフェアに振る舞え、と謂う社会の圧力を醸成することが重要なんだと思います。
2013-06-26 13:27:35@chronekotei これを、飲食はどこでも一緒、天狗だってワタミと変わらんよと、一見世慣れしたようなことを言う人も居ますが、そのスレた発言が誰を利して、誰を踏みつけにしてるのかと、前々から思ってきたのです。
2013-06-26 13:30:20@m_nicioka 実際、詳しく実態を精査したら天狗だってワタミとおっつかっつじゃないの?と謂う疑問があったから言及しなかったんですが、実態がどうあれブラックであると謂う評判やホワイトであると謂う評判が消費行動を左右することが重要なんじゃないかと思うに至った次第です。
2013-06-26 13:31:32@chronekotei @m_nicioka つまり、私も「ヨーカドーやイオンがホワイトという保証は?」とびくびくしつつ買い物しなくていいのですね(滝涙)。
2013-06-26 13:32:59@geppeeee @m_nicioka いや、いいんですよ。たとえば「天狗ってホワイトだってさ」で天狗を選好して、そのうち「天狗って実はブラックだったんだって」で忌避するようになっても、それは浮薄とかそう謂うことじゃなくて、そう謂う価値観が消費行動を左右すると謂うことなんです。
2013-06-26 13:36:15@geppeeee @m_nicioka 現状では、ワタミみたいな経営者がアカラサマなブラック経営を「ブラックではない」と言い張って堂々とやっているわけで、剰えそんな歪んだ価値観を正義として打ち出しているわけじゃないですか。それはやっぱり許されることではないと思います。
2013-06-26 13:37:56@chronekotei @m_nicioka そういう選択の余地のない人は、例えばワタミ弁当のような低価格のものに手を出さざるを得ないというのも嫌な話ではありますね。
2013-06-26 13:41:05@geppeeee @m_nicioka だから、選択の余地のある場合だけでいいんですよ。それだけでもかなり影響があるはずなので。
2013-06-26 13:41:58@geppeeee @m_nicioka ええ、さっきから言っているように、「不買」が重要なのではなくて「選好」が重要なので、選択の余地がないなら無理して忌避する必要はないと思いますよ。
2013-06-26 13:45:43そう謂う消費行動が広がれば、企業の側でもブラック企業と「言われること」やホワイト企業と「言われること」が消費者の選好に重大な影響を与えると謂う認識になる。つまり世間の評判を気にするようになる。実態としてブラックな個別の企業に制裁を加えることより、そう謂う社会の在り方が重要だよね。
2013-06-26 13:26:36児ポ法について内心の自由を語ったことと同じロジックなんだけど、われわれは綺麗な心の経営者を求めているのではなくて、綺麗なビジネスをする経営者を求めているんだよね。個人的な附き合いじゃないんだから、内心がどうであるかよりもビジネスがどうであるかが一番重要だよ。
2013-06-26 13:29:16だからもう、「ワタミ会長が何て言おうと、あんな経営をしている居酒屋で飲むと酒が不味くなるよ」とか、「天狗は従業員を大事にしているらしいからあそこで飲むと酒が美味い」でいいんだと思う。重要なのは、そう謂う価値観で消費行動を決定することなんだ、と。
2013-06-26 13:39:25@chronekotei CSRレポートに従業員の勤務実態に関する報告を入れたり、第三者機関による審査を明示したりする流れができれば、そっち側のコンサルやる会社もできたりして、それ自体が市場になるかも知れませんね。環境保護についてできてることが、職場環境でできないわけがない。
2013-06-26 13:32:19@book_floor 実は十数年くらい前まではまさにそう謂う仕事をしていて、世紀末から今世紀初頭に掛けてはそう謂う動きが活発だったんですよね。ところが、不況の長期化に伴ってどこも社会責任と謂うことを言わなくなった。明らかにそっち方面は退行していますよね。
2013-06-26 13:35:15@chronekotei たしかに、僕が営業職だったころはすでに、環境保護についても商品の競争力に直結しない部分では「そこに予算をかけるよりは……」となりがちでしたね。特にリーマンショック以降はそういう流れが顕著だったように思います。CSRみたいな活動はデフレ化で軽視されがち……
2013-06-26 13:45:14@book_floor そうなんですよ。九〇年代後半には「世界のトレンドはこうなっている」と謂うことで企業の社会責任が大々的に謳われて「ウチもやんないといけないのかな」みたいな流れだったんですが、不況の長期化でそんな流れが吹っ飛んでしまいましたね。
2013-06-26 13:47:09@chronekotei アカン流れですね。まだ「付加価値が必要」と言ってたころは頑張る部門もありましたが、「そんなことより少しでも安く!」になっちゃうとね。消費者にも値段以外を見る余裕がなくなってきた、という負のスパイラルも。そういう意味でも、おっしゃることごもっともです。
2013-06-26 13:54:58@book_floor 価格だけで競争力を量る流れになったのは、明らかにデフレと円高のせいですから、要するに金融政策の失敗が日本経済を壊してしまったんですよね。
2013-06-26 13:55:49