鳳翔さんの彩雲講座

鳳翔 @Housyou_kankore

さて、それでは先ほどお話しに出てきました、艦上偵察機「彩雲」について、少しだけ呟いてみたいと思います。 少しだけおつきあい下さいね。

鳳翔 @Housyou_kankore

元々、世界的に見ても偵察を専門とする機体を空母に載せるという思想は余り無かった（それくらいなら戦闘機・攻撃機を載せた方が良い）事から、良い所水上偵察機くらいの物しか、当初はありませんでした。

鳳翔 @Housyou_kankore

じゃあ空母の索敵はどうしていたかと云いますと、載せている艦載機を利用してやっていたそうです。艦これでも、艦載機に索敵＋１とか付いている機体がありますよね？艦攻の子とかがそうですね。

鳳翔 @Housyou_kankore

ですが、広大な洋上で高速に偵察を行える艦上偵察機が必要になったので、当初は彗星を偵察機として採用すると共に、1942年に新たに試作発注を行う事になりました。 その後、実際に試作と改良を重ねて、1943年に完成したのが、彩雲でした。

鳳翔 @Housyou_kankore

戦局の悪化やエンジン等色々な問題などもありましたが、当時の試験では時速６３９ｋｍを記録するなど、当時の海軍の最高速度を記録しています。

鳳翔 @Housyou_kankore

1944年6月から実戦配備をされた彩雲は9月に正式採用となります。 その後空母運用の方針が変更になり、艦上から陸上に上げられて運用を行われました。 その頃に、かの有名な「我ニ追イツクグラマン無シ」の電文が打たれています。

鳳翔 @Housyou_kankore

空母艦載の頃に上げた戦果はありませんが、陸上運用を行われた頃にはマリアナ諸島哨戒、房総半島沖哨戒などで活躍しています。 大戦末期になると戦局の悪化で戦術偵察としての運用が減ってきて、代わりに戦果確認や部隊誘導などの任務も増えていきます。

鳳翔 @Housyou_kankore

その性能の良さから一部においては本土決戦時のB-29迎撃や、特攻機としても予定されていた模様ですが、実際に特攻機としては運用されずに、３９８機を生産して終戦を迎えています。

鳳翔 @Housyou_kankore

戦後、アメリカ軍においてテストされた結果、時速６９４．５ｋｍと言う記録を出して、最速日本機の栄誉を得る事になります。 現在は、アメリカの資料館に１機が現存するのみです。なお、去年長野県飯田市で部品の一部が見つかったので、一般公開も検討されているそうです。

鳳翔 @Housyou_kankore

さて、では艦これでの彩雲ですが。 提督の皆さんならもうご存じとはおもいますけれどね。 艦上偵察機というカテゴリーになり、偵察＋９、命中＋２の性能があります。レア度は☆３のホロ、ですね。#艦これ

鳳翔 @Housyou_kankore

聞いている話では、偵察機の有無で艦隊陣形の有利が変わってきたり命中率が上がったりと、なかなかお得な機体のようです。 提督さん、彩雲を作成できたら是非運用して下さいね。

鳳翔 @Housyou_kankore

と言う事で、彩雲講座でした。ご静聴ありがとうございました。

鳳翔 @Housyou_kankore

私（鳳翔）の説明と同様のかなり端折った説明でしたが、少しでも知って頂いて貰えたなら幸いです。

鳳翔 @Housyou_kankore

ちなみに、昨日の彩雲のお話に出てきた、「我ニ追イツクグラマン無シ」のお話ですが、その後基地に着陸したパイロットさんが、「余計な電文を打つな」と上官に怒られた、と云う落ちがあったみたいです。真面目な方が多かったのですね（くすくす