(憲法はいま 世界から:上)敗戦国が守るもの イタリア・ドイツ についての石田博士・朝日新聞ローマ支局長 .@ishida1970asahi の解説

朝日新聞の特集『憲法はいま 世界から:敗戦国が守るもの』の中のイタリア憲法に関する最近の動向についての解説です。
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石田博士 @ishida1970asahi

①昨日の朝刊にイタリアの憲法を巡る現状を記しました。【(憲法はいま 世界から:上)敗戦国が守るもの イタリア・ドイツ】 http://t.co/6ucHDuHvc2 単純に改正回数がとりあげられることが多いですが、両国とも改正禁止の条項があるのは知られていないように思います。

2013-06-29 07:45:13
リンク 朝日新聞デジタル (憲法はいま 世界から:上)敗戦国が守るもの イタリア・ドイツ 世界の国々は憲法とどう向き合っているのか。第2次大戦時に日本と同盟を結んだイタリアとドイツも、戦後、新たに憲法が制定された。両国とも改正を施した部分はあるが、戦前、戦中の反省から生まれた原則や理念は
石田博士 @ishida1970asahi

②イタリアは共和制であること、そして法の下の平等(3条)や戦争放棄(11条)など1~12条の基本原則は改正を禁じています。俳優ベニーニは戦後憲法を「守らなければならない、愛らしい子どものよう」と愛でました。 http://t.co/6ucHDuHvc2

2013-06-29 07:49:25
石田博士 @ishida1970asahi

③同時にイタリアでは今、戦後憲法で定めた国会や政府のあり方でよいのか、議論が長年続いています。4月に就任した首相は、1年半と期限を区切って国民投票に問おうとしています。 http://t.co/6ucHDuHvc2

2013-06-29 07:52:23
石田博士 @ishida1970asahi

④憲法が今のままでよいのか、問い続けることは大事なことだと思います。同時に守り続けるべきものは何かを考え続けることも大事だと思います。その意味で、イタリア・ドイツの歩みは興味深いと思います。 http://t.co/6ucHDuHvc2

2013-06-29 07:56:20
石田博士 @ishida1970asahi

⑤今回の記事、見出しが「敗戦国が守るもの」でした。「敗戦」というと勝ち負けが絡む感がありますが、イタリアではナチスから国土を解放したレジスタンスの手による憲法という意識が強いです。勝ち負け関係なく、「あの戦争で学んだこと」の方が適切だったかな、と一夜明けて思ったりしています。

2013-06-29 08:02:46

【参考】
イタリア共和国憲法(抄)-Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/イタリア共和国憲法

ドイツ連邦共和国基本法(抄)-Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/ドイツ連邦共和国基本法