純文学クラスタに捧げる２「僕の家の居候が金髪碧眼姉妹ハーレムで以下略」 ＋余談

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　美少女のスリーサイズ設定なんかを考えるのは好きだったんだけど、一度に十人も作るとなると悩ましい……。しかし、ここは見せ場なので、ちゃんと設定しておかないと……。

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　突然ですが、藤子不二雄A先生の【まんが道】で『白魔きたる』という投稿作品を主人公のA先生が考える場面があります。 　この時、A先生は気合が入っています。

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　A先生とF先生の事をご存知の方や、【まんが道】の読者ならお分かりでしょうが、二人は親友であるものの、こと漫画執筆については、相方のF先生が主人公のA先生を引っ張っていく形が多いのです。 @yaesiro

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　ところが、『白魔きたる』についてはF先生がA先生に基本構想を一任したそうです。 　そして、苦心の果てに纏めた『白魔きたる』第一案をF先生に見せます。結果は好評でした。特に『真夏に雪みたいな細胞が集まってモンスター出現』の流れが賞賛されました。 @yaesiro

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　しかし、スキーを見たA先生「スキーを出すと、画面に動きが出る」と口にします。F先生は「『白魔きたる』の設定は夏だから、スキーは無理では？」というものの、燃えていたA先生は「あれは第一案だから、よい案があれば、ドンドン変えていくべき」と言います。 @yaesiro

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　さらにA先生は既に進んでいた第一案の下書きはムダにしてもかまわないと明言。F先生は感心して、気になっていた事を言います。「実は自分もモンスターの隠れ場所が気になっていた」と。「夏に雪」は面白いが、そうするとモンスターは目立ってしまい、隠れ場所に困ってしまう。 @yaesiro

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　逆に舞台を雪が降る冬にすれば、モンスターがどこにいるかわからなくなる。スリルがある――というわけです。感銘をうけたA先生は舞台を冬にした『白魔きたる』第二案を作り、F先生に見せ、二人は第二案を元に原稿を完成させたそうです。 @yaesiro

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　……素晴らしいですね。私のラノベよりも百倍面白いですね。へこみますね……と愚痴はさて置き。 @yaesiro

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　実は『俺の幼馴染の娘たちが金髪碧眼学園ハーレムで以下略 　http://t.co/qqD3GapyhX 』を書いていて、この話を髣髴としてしまったのです。 　あのハーレム話の主人公ヤヒヤーはお気に入りです。……しかし、三十二歳のアラブ人です。　@yaesiro

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　少年向けライトノベル主人公としては、やや読者が感情移入しにくいのでは？――と気がかりです。当人も美少女より、その背景技術と三十路女に夢中ですし。せっかく日本を舞台にしているのだから、十代の日本人が主人公でもいいはずです。 @yaesiro

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（実は姉倉物語　http://t.co/cXuudDpKTK　も「少年向けラノベにしては視点が女性的すぎる」と指摘されました。私としては「あれだけ美少女出して、裸や下着やぴっちりスーツなんだから、男性向けだろ！」とやるせないのですが…考慮すべきとは思います） @yaesiro

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　逆に十代の日本人を主人公にすれば、感情移入しやすい上、金髪碧眼美少女たる《マリオン》の異質な魅力を引き立てる事も出来ます。話の整合性で問題があったのですが、件の純文学クラスタの見解もありますし、やや強引な解決策を思い浮かべました。 @yaesiro

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　勿論、私はA先生と違い、ヤヒヤーの物語は捨てれそうにありません。飛天市という特殊な舞台での技術開発史を伴う３０代男性向けハーレムラノベとして、書き切りたいと思っています。 @yaesiro

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　しかし、同時に日本の平凡な田舎の平凡な高校生を主人公にし、SF分を抑えた１０代男性向けラノベ『僕の家の居候が金髪碧眼姉妹ハーレムで以下略　http://t.co/CgWxv3MTan　』も書いてみました…という宣伝と言い訳です。以上、連続投下失礼しました。　@yaesiro

SPUTNIKO! 🚀 スプツニ子! @5putniko

某有名大でロボット研究をしている女の子がトークの後、話しかけてくれました。「理系研究はオタクが多く、日本のヒューマノイド開発の対象は初音ミクや美少女ばかりで＜都合のいい女＞を競って開発するような環境に女性研究者として馴染めない」と話していました。貴重な意見をどうもありがとうw

加藤AZUKI @azukiglg

女性のロボット研究者は「都合のいい男」を開発するっていう方向にモチベーションが向いたりしないものなのかな(･ω･)

加藤AZUKI @azukiglg

「ロボット」に何が期待されているのかというのを考えたとき、操縦型なら「人間の能力の延長」、自律型なら「人間を補助、支援、補完するもの」というのが期待されてるんじゃないかな、と。

加藤AZUKI @azukiglg

その意味で、男性研究者が（比率として）多いのであれば、「都合のいい女」を開発しようという方向に向くのは、ある意味で自然なことなのではないか、とは思った。なぜその必然性があるのかといえば、現実の女性は「男性にとって都合がよい存在ではない」からではないか。

加藤AZUKI @azukiglg

もし現実の女性が男性にとって「都合のいい女」として既にあるなら、自律型ロボットに「都合のいい女」という幻想や理想や願望を重ね合わせる必要が生まれない(･ω･)

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　完全同意。ピグマリオンから「未来のイヴ」まで、男性に偏っているのはそれ故だと私も思う。ただし、紫式部みたいに「《理想の女の子達》を作りたい願望」は女性にもある。……あ、結局《理想の男》需要は少ない……。RT　@azukiglg 　もし現実の女性が男性にとって「都合のいい女」とし

Alpha @a_alpha_m

SD（スーパードルフィー）とかも、愛好者の大半は女性だものね。もちろん、男性もいないわけじゃないけど。

八重代かりす＠「形見の衣」発売中。 @yaesiro

　というわけで、我田引水宣伝です。私の「金髪碧眼ハーレム　http://t.co/qqD3GapyhX　」で、三十路ヒロインの野心は色々ありますが、一つには『生命工学版紫式部』になりたいというのがある設定。主人公に『光源氏』の役を期待しているのもそのため…と。うん。早く続きを…