剣術の二刀流や片手持ちについて

TLを眺めてたら、二刀流や片手持ちに関しての話が流れてたので、思いついたことをあれこれ書いたところ、反応が結構あったので忘備録的にまとめておこうかと。
歴史 剣術 武蔵 二刀流 柳生 戦国 武術 武道 日本刀 合戦
110

まずはこちら

ツイートまとめ 二刀流の話題:二刀流は理に適っているか?何故二刀流は主流にならなかったのか? 二刀流についてTLがにぎわっていたところ、tsumuji_windさんの語る話について色々考えた所からスタートした二刀や片手打ちの話題。編集中。 武道史と兵器史だと考え方が違うのでしょうか? そもそも私は「(剣術として)二刀流は理にかなっていないか?」と言うところから考えていました。そのため「なぜ二刀流が(戦場武器の)主流にならなかったのか?」という疑問は全く念頭に無.. 33230 pv 173 18 users 8
「月之抄(著:柳生十兵衛)」の二刀関連あれこれ
神無月久音 @k_hisane
TLを眺めてたら二刀流とか片手打ちとかの話が出てたので、ほうほうと。今、スレの方で月之抄の解説をやってる訳ですが、ちょうど二刀についての項があるので、参考までに当該箇所を引用。
神無月久音 @k_hisane
【二刀仕掛之心持之事】 亡父(石舟斎)ノ録ニ理なし。老父(宗矩)云、二つハひとつ也。二つ一度に打事なし。 一ツハタテニ用、一つを遣心持也。うち物と手利剣ヲ思ふへし。身ノかゝり、二寸五分ノ心得専也。 かけめの心持ニテまつ一方打ふサキ、仕をふさぐ心持専也。(続く)
神無月久音 @k_hisane
(続き)脇差・小刀・サヤ・ハナ紙・道具ニ取テハ、リウシケン・サンクワウ・車ヒシ・野ロマエなとゝ云ものも、 ナゲ出し、敵の気ヲちらして可勝、ハかり事也。所作に気ヲトラレヌヤウ専也。
神無月久音 @k_hisane
「二刀を使う場合、片方は防御に、片方は攻めに使う感じで」「刀以外のものだった場合、それを使って相手の気を散らして、そこに乗じて勝つのもあり」「二本使うことに心を取られ過ぎないように」と言った感じですかね。二刀を使うというより、マンゴーシュのような盾的な使い方のイメージです喃。
神無月久音 @k_hisane
見てる感じ、二刀を使うこと(あるいは片手打ちであること)に特別な使い方があるような風ではないで砂。むしろ、その辺あんまり意識すんな、といってる訳で、この辺は「無刀」を根本に据えている江戸柳生系新陰流の特徴が出てる感じです喃。脇差と同列に鼻紙とか挙げてるのが、その辺を象徴してま砂。
神無月久音 @k_hisane
なお、無刀については兵法家伝書でも解説はあった訳ですが、月之抄では石舟斎の言も合わせて説かれていたので、そっちも引用をば。
神無月久音 @k_hisane
【真実之無刀之事】 父云、此心持ハ、手ぶりにてセンよりハ、何にても取り持テすへし。座敷ならハ、盃はちなになりとも、すハと云時ハ、手に取、持合テ、取心持真実ノ無刀ト云也。諸道具ハあるにまかせよ、かたなナクシテ不被切心持ヲ可知ト也。万事ヲ無刀ト可心得。活人劔ノ心持ノ根本也。至極也。
神無月久音 @k_hisane
(続き)亦云。此心得、亡父ノ自由也。陰ノ流ニモなし。亡父此かたの儀也。たとヘハ手ニハ長短とも、何ヲ持モ無刀之心持にてすへし。此心持ヲ以、亡父ハ無刀流我か法ナリトいはれしと、老父かたりたまへし也。無刀ノ心ニハ、太刀も鑓モ道具ハナクシテ、道具有也。是真実ノ無刀心持也。
神無月久音 @k_hisane
(続き)亦云、真実ノ無刀之事、古語云ク、空手地鋤頭、歩行騎水、人従橋上過、橋流水不流、ト書にアリ』てな塩梅で砂。なお、”空手地鋤頭、歩行騎水、人従橋上過、橋流水不流”は碧巌録からの引用で砂。http://t.co/dBuzoac313 これは多分沢庵和尚の教授でしょうな。
神無月久音 @k_hisane
ここら辺、二刀の習を項として設けてあるところから見るに、当時、二刀を使うことは比較的あり得ることである半面、わざわざ専用の項を設けて習を説くくらいには、使用頻度は低めだったのかしらんと。
神無月久音 @k_hisane
で、つらつら考えるに、月之抄が書かれた江戸時代初期において、多対多の乱戦というのは、起こる可能性もあるけど、そうしょっちゅう起こるわけでもない、というものだったわけで、二刀についての記述がこんな塩梅になってるのは、その辺の反映なのかもで砂。
神無月久音 @k_hisane
逆に、戦国の頃だと、集団での乱戦が珍しくもなかった上に、戦になれば敵味方とも鎧着てるわ槍や飛道具は出てくるわで、そっちだと取り回しの利く片手打ちの重要性もそれなりにあったんじゃなかろうかと思ったり。片手だと威力や精度が落ちるとしても、相手が鎧着てたら、両手でもしんどいでしょうし。
乱戦時での二刀や片手持ちについて
ハスケ@現代野試合連盟 @has_k80
@k_hisane この前の日曜日にやった野試合で、立木が、左右にある狭い場所で、二刀の心得がある方の膝を狙って手槍を突いたところ、見事に左の小太刀で下方に払われ、右の刀で顎をやられました(w
神無月久音 @k_hisane
おお、さっきの月之抄の話と合致する使い方です喃。 @has_k80 この前の日曜日にやった野試合で、立木が、左右にある狭い場所で、二刀の心得がある方の膝を狙って手槍を突いたところ、見事に左の小太刀で下方に払われ、右の刀で顎をやられました(w
ハスケ@現代野試合連盟 @has_k80
@k_hisane 狭いところに入るとは!頂いた!と思ったのですが、逆でした。自分の右下方向に払われたので、右側の木に槍があたり、振って離脱は無理なので 下がったら左側にあった木に背中があたって万事休すです。地形利用は大事です。
神無月久音 @k_hisane
思わずこのキャラを思い出したり。 @has_k80 地形利用は大事です。 http://t.co/d7a3PqnMZx
拡大
ソードフィッシュさん @ttswordfish
@has_k80 @k_hisane ふふふ。じつはあれは(珍しく)狙って張った仕掛でした^^ 上手くいったんで会心の一幕です!
ハスケ@現代野試合連盟 @has_k80
@ttswordfish @k_hisane 見事に釣られました。払われた槍が木にあたって一瞬固定された感じになったときに罠だったか!と気が付くも、遅かった。後ろに木がなくてもやられてたでしょう。
神無月久音 @k_hisane
やや、件のお人はソードフィッシュさんでしたか。しかしお話を聞くに、やっぱ創作系の人は見ると発見がありそうでよさげです喃。 @ttswordfish ふふふ。じつはあれは(珍しく)狙って張った仕掛でした^^ 上手くいったんで会心の一幕です!@has_k80
ハスケ@現代野試合連盟 @has_k80
@k_hisane 後光(w インパクトがすごいです。宣伝になってしまいますが、野試合例会のレポです。http://t.co/AkxUbzJjI1
神無月久音 @k_hisane
写真で見るとグッときます喃…。こちらもいい写真で砂。燃える! @has_k80 後光(w インパクトがすごいです。宣伝になってしまいますが、野試合例会のレポです。http://t.co/I5gLQBzDkJ http://t.co/UFbxk9am4o
拡大
残りを読む(62)

コメント

神無月久音 @k_hisane 2013年7月4日
当方がまとめる話の前に出てた二刀や片手打ち関連のTLをみんみんぜみさんがまとめられたので追加しました。
f。 @_ffff 2013年7月5日
もちろん。剣八vsノイトラを思い出したw
カカシ @Ino_luccia 2013年7月5日
晩年の宮本武蔵に二刀流が実際に使えるのか挑戦した武芸者がいたけど、 宮本武蔵は二刀の切っ先を合わせて壁に追い詰め、「これぞ武蔵流(だったかな)」と言って場を納めたという 逸話が確かあった。二刀流は使いにくいイメージ。
箸呂院マジチキ @kairidei 2013年7月5日
刀に比べて槍は一方的に相手を殺めたり暗殺に向いてるんですかね。(・ω・)?
カカシ @Ino_luccia 2013年7月5日
相手よりリーチがあれば一方的に攻撃できます。織田信長が作らせた長槍は6mくらいです。 暗殺に関しては不向きかと、室内では扱いにくいし、外では目立ちます。戦場ならクレしんの映画のように種子島を使うとか。
我乱堂 @SagamiNoriaki 2013年7月7日
武蔵の逸話は何処まであてになるか解らんが、晩年の武蔵の試合は仕舞のようだった、という話はある。
てつまよしとう∃xist @godspeedtetsuma 2013年12月16日
関係ないけど2挺拳銃って本来は両手で持って使うわけではなく、弾が切れた時に時間がかかる弾込めするよりも予め弾込めしてある予備の銃を用意してあったってのが本当らしい。
オブジェクト@図書館はいいぞ @oixi_soredeiino 2017年1月24日
なるほど、筋トレの重要性がわかった(そこからか!)
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする