中田考氏が解説する「スンナ(スンニ)派とシーア派」 &エジプト情勢
- gryphonjapan
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≫@HASSANKONAKATA あくまで論理的可能性としてですが、以下のような理解でよろしいのでしょうか(☆が演繹的要素)。 1.和平(平和)の家という独立的要素を想定することは必ずしも適切ではない 2.「休戦による平和」はあくまでも戦争の家の内部にある (続
2013-07-02 15:20:15≫@HASSANKONAKATA 続) 3.☆戦争の家の中で通常のスィヤルの規定からは変則的な戦闘規定が設定される可能性はありうる 4.戦争の家と休戦平和協定を結ぶ権能はカリフに属するが、ハナフィーの理解ではカリフの任意解消を前提として個別ムスリム共同体もこれを締結できる (続
2013-07-02 15:21:27≫@HASSANKONAKATA 続) 5.現在イスラム諸国と称される国家群は、唯一の合法的政治体制であるカリフ制と相反する近代領域国家世界つまり戦争の家の内部にある (続
2013-07-02 15:21:44≫@HASSANKONAKATA 続) 6.☆イスラム国家を称する国家政府なり国家体制とは別個の集団なりが、ムスリムコミュニティとして非ムスリム集団と特殊の戦闘法規(cf:ジュネーヴ条約)を協定として締結することはありうる (終
2013-07-02 15:22:13@nirvanaheim はい。この問題は古典法学でも見解が別れるところですので、あくまでも法的に可能ないくつかの説の一つとしてであり、またカリフ制が再興されるまでの間暫定的に、ということですが、許されると思います。アッラーフアウラム
2013-07-02 15:33:18ありがとうございます。法的に可能だがいずれにせよカリフ裁定事項であり、これについてどうこう言う前にまずはカリフ制再興義務に務めるべき、ということですね。 → @HASSANKONAKATA:┉古典法学でも見解が別れ┉あくまでも法的に可能ないくつかの説の一つ┉アッラーフアウラム
2013-07-02 16:14:34中世イベリアでは、キリスト教国との間で和平を結んだり貢納させたり貢納したりして、後ウマイヤ朝カリフとか各地のアミールとかが法学者(マーリク派が支配的)に非難されたりしてるんですが(キリスト教国の方にもローマから非難が)、学派の違いのせいなのかまだ法学の未発達のせいなのかとかふと。
2013-07-02 16:21:14(^-^) → @nirvanaheim: ありがとうございます。法的に可能だがいずれにせよカリフ裁定事項であり、これについてどうこう言う前にまずはカリフ制再興義務に務めるべき、ということですね。 → @HASSANKONAKAT
2013-07-02 16:22:11おまけ 啓示の「廃棄」(新法による前法の否定)について
マーシャーアッラー。でもこの節は廃棄されて2倍の二百人、というのが通説。→ @jabhatalnusrah: あなたがたの中百人だけいるならば、 千人の不信者を征服するであろう。 そして、 その理由を知っていたか? http://t.co/YbfMXXbeyh
2013-06-30 03:16:38これはクルアーン8章65節ですが次の66節で廃棄されています "@iorivur: @HASSANKONAKATA 突然すみません。その廃棄というのはどのような過程でおこなわれたのですか?"
2013-06-30 03:44:32はい、啓示の順序で「後法は前法を廃す」との法原則 です。クルアーンは啓示の順に編集されていないので時代決定には注釈書が要りますが、これは最も簡単な例の一つ。→ @iorivur: @HASSANKONAKATA なるほど、同様の内容があれば、後者の方が優先されるのですか?
2013-06-30 03:57:11