山本太郎　7月6日　渋谷南口　＆　選挙フェス

参院選　
2013　
東京

*****

山本太郎
街頭演説
ダイジェスト

原発の敷地内から出る、低レベル放射性廃棄物。1キロあたり100ベクレル。これを国民に、食べて安全だと言う政府なんです。■■ってるんですよ。子どもたちに放射性廃棄物を食べろっていう未来、どんな未来なんですか。大人たちの手で子どもたちの未来をつぶすのか。

おいおい、お前いつも子ども子どもって、カッコつけやがって。
ちがうんですよ。子どもって、もうこの国の未来そのまま、直結じゃないですか。

いま変えなきゃいけないんです。原発も。そしていまやらなきゃいけないんです。東京から。汚染を明らかにすること。

そしていま変えなきゃいけないんです。食品の安全基準。放射性廃棄物を食べて安全って言ってる、そういう者たち、そういう者たちに対して、国会で大きな議論になったか。メディアが握りつぶさなきゃ、握りつぶせないくらいの大きな議論になったかってことなんです。

みなさん、どうですか。生きていて欲しいですよ。地球に一人でもしょうがない。他者がいてはじめて成り立つから。

僕も生きていたいし、みなさんにも生きていて欲しい。そのためにはどうしたらいいのか、解決策はわからない、でもいま言ったようなことをまずやるべきだってことはわかってる。そして国会の中でそれをハッキリと問題に出来ないなら、僕に言わせて下さいよ。

山本太郎っていう馬鹿にやらせて下さい。まっすぐな馬鹿に。
空気が読めない馬鹿が言うしかないんです、もう。
馬鹿は馬鹿でも、ただの馬鹿じゃない。鼻の利く馬鹿です。行動力のある馬鹿ほど、やっかいなものはない。国会の中でおそらく一番嫌われるタイプです。

組織に頼った選挙じゃないんです。企業からバックアップされた選挙じゃないんです。

この東京、東京選挙区を、完全無所属で戦うんです。100％市民選挙なんです。いま、僕の選挙を手伝ってくれるこのメンバーは、全てボランティアなんです。じゃなきゃ、どっかの政党の推薦を受けたりとか、どっかの企業の協力を得たりしたら、その人たちに対してモノ言えないじゃないですか。

山本太郎のファンが集まってるんじゃないんです。この思いを、国会へ届けてくれと。それは私の思いと同じだったと。
山本太郎が好きだとか、そういう単純な話じゃないんです。
あなた伝えてください、私の声を。その思いだけで、仕事も休んだりしながら、ずっと手伝ってくれている。

たとえば、選挙の掲示板てポスターありますよね。ポスター貼るところ。
都内に、1万4000箇所あるんですよ。大政党は、700万円を業者に支払って貼ってもらっている。
だけど、僕たちにはそんなお金はない。だから、ボランティアが千人集まって、朝一番から、7月4日平日の午前中、休みをとってかたっぱしから貼ってくれたんです。

もう、98％貼り終わっているんです。その初日の、半日で。
しかも、業者に頼んだ大政党のポスターを貼る前に、1番に、ほとんどの掲示板に貼ることが出来たんです。この思いを届けたいんですよ。

交流など

選挙フェス＠渋谷ハチ公　特設ステージ

「山本太郎くんです！」

参議院選挙、東京選挙区から立候補した山本太郎です。よろしくお願いします。

あっついな、渋谷。すみませんホントにありがとうございます。そして大丈夫ですか、通行の方々、申し訳ございません。選挙期間中、選挙の表記、旗があれば、どこでもこんなことができちゃうんですよねー、

いやいやいや、お前芸能界で生活してたのにどうした、急にどうしたの。宗教にでも入ったの？　

なんかおかしいよ、どうした、どうした。何にも入ってませんよ。この国の在り方っていうのに気づいたんですよね。それが2011年。

2011年の大震災。原子力事故が起こって、この国が、僕たちに伝えたメッセージ。それを流したマスコミの姿。それを見たときに、なるほどと。今からは自分たちで生き残るんだ、生きるんだって意志を、自分の中に持たなければ、この先の未来はないんだな、って感じたんです。

だとしたら、危険かもしれないというつもりで、自分たちで備えないと。そうですよね、じゃあその危険、どのように自分たちで、回避すればいいんでしょう。方法がわからない。どこが安全でどこが危険か、わからないってことですよね。どうして調べてくれないんでしょう、国は、行政は。

それに、鉄鋼だ、銀行だ、保険だ、いろんな、いろんな企業がそこに関わってるもんだから、もう口出しできないんですよ、メディアは。テレビ、新聞から本当のことなんて知れるはずがない、ということを知ったのが、3.11でした。

ね、自分でも迷いましたよ。普通に暮らしてりゃよかったかな、って。思う瞬間も、最初にはあった。だって、この原子力のことに関して、被曝のことに関して口を出さなければ、いままで通りに暮らせるんですから。でも、これ、いのちに関わる問題なんですよ。世界に一人ぼっちの世界なんてありえないじゃないですか。

僕ひとりで生きていてもしょうがない、他者がいて、はじめてこの世の中って成立してるんですよね。

山本太郎、死ねばいいのに。そんなこと言う人にも、生きてもらわなきゃいけないんですよ。そういう人がいるからこそ、こういう場面で温かい言葉をかけられて、人に、感謝が出来るんですもんね。

原発やめろ、再稼動反対。
そのことに対して、大きく声をあげる。
すごく大事なことなんですけど、それだけじゃ原発止まらないんだという。ハッキリしてるんですよね。

さっき、ここでもお話をされた、座間宮ガレイさん、言われてますよね。
日米原子力協定っていうのがあるんだよ。日本の原子力は、アメリカの管理の下に行われているんだよ。

野田っていう人が、総理をやっていたときに、原発ゼロを閣議決定しようとした。けど、それは出来なかった。アメリカから圧力がかかって、日米原子力協定で、圧力がかかったってことですよね。
、
2018年にこの協定の内容を変えるのか、破棄するのか。2018年にそれを決めることが出来るんですけど、その情報を一人でも多くの人が知ってないと、再稼動反対、原発反対、って言ってたって、ただの呪文なんですよ。日米原子力協定をどうするのかってことをベースに、みんなね、国民的な運動にしていかなきゃいけない。

軽くおさらいさせて下さい、ＴＰＰは太平洋の近くの国々で、自由に貿易しようぜ、経済活動しようぜ、全てのルールを一本化しようぜ、聞こえはいいけれども、ふたを開けてしまったら、不透明で不平等な条約だってことがはっきりわかるんです。

日本の国内法よりも優先される。日本の国内法を変えることも強要されてしまう。そんなような内容なんです。

勘弁して下さいよ。どうして日本の中での決まりごとを、海外から変えさせられなきゃいけないんですか。

この国は誰のものだ。

もちろん、世界中のバランスをとりながら、うまくつきあっていくということは必要かもしれません。でも、このＴＰＰに関しては、企業活動、企業がどれだけこれからお金もうけを広く、徹底的にできるかっていう内容なんです。

企業のための取り決め、それがＴＰＰ。国と国、その取り決めが条約だったり協定だったりするはずなのに、そうじゃない。誰が得をするのか。大金持ちだけなんです。

大企業なんです。多国籍企業なんです。

どうなりますか。■■していく上に、一番必要なもの。空気ですよね。その次に水。そして、食料。この3つが奪われてしまったら、僕たちどうなりますか。

いまこの現実を見つめないと、いまこのＴＰＰを、全力で反対する人たちに力を貸さないと、もうこの先僕たち、どうなるかわからない。そういうとこまできているんです。

いまどうですか、日本の労働環境。最低ですよね。国連から勧告が出るくらい、非人道的だって話になるくらい、日本の労働環境は最悪だ。

おいおい、原発反対って言ってたのに、今度は労働問題かよ。
全部つながっているんです。長時間労働、低賃金、これで人々を縛って、ああ、もう俺はしんどい。会社に対して、すみません、もうちょっとお休みをいただきたいんです。だったらやめてもらって結構だよ。代わりはいくらでもいるからね。ＴＰＰに入ったわけだし。そういう話になっちゃうんです。

マスコミが握りつぶせるくらいの、その程度の議論はあったかもしれない。でも、隠せないくらいの議論をしたかって。

誰に気遣いしてるのか。どんなしがらみがあるのか。何を守りたいのか。自分の政党を守りたい。政治家としての自分の職業を守りたい。そんなものにつきあってる暇ないんですよ。

いまこの瞬間も被曝している人たちがいる。そして今日の晩ごはんで僕たち、低線量被曝をさせられる可能性がある、そんな世界に生きてて、何が復興だ、何が絆だっていう話なんですよ。

誰が救われたんだよ。
復興に使われたお金が、本当に困った人たちに渡ったのかよ。

地方のゆるキャラに渡ったり、沖縄の道路を治す、そんなお金に使われている。どの口が絆なんて言葉を吐くんだ、ってことなんですよ。

救うべき人たちが救われていない。そんな日本は嫌なんですよ。
変えたいんですよ。力貸して下さいよ、みなさん。

選挙をあきらめないで下さいよ、選挙があるうちは。失望するのが合わない、何も変わらないじゃないか。当然ですよ、何も変わってませんよ。でもそこに、その既得権益っていうダムに、少しでもいいから、小さな穴をかき開けさせて下さいよ。

そっからちょろちょろと水が流れることによって、いつか決壊することにつながるかもしれない。

それが来年かさ来年か、10年後になるかもわからない。でも、そういう、一人になりたい。そして、そういう人たちが集まってくる、その一歩を踏み出す、そういう、最初の例にしたい。三宅洋平を。そして、出来れば山本太郎を。

いいじゃないですか。何百人も入る国会議員の中で、そういう人たちがいてもいいじゃないですか。

党の悪口は言いたくない。それぞれ支持されてる方がいるだろうから。だとしたら、それぞれの党に、この選挙に対して、この選挙の公約に、ＴＰＰ不参加ということをハッキリと言わせて下さい。もう時間がないんです。

敵の土俵に上がって決着をつけるという、ほんとに、圧倒的に不利なこの選挙というシステム。
それを利用してじゃないと、街角に立ってこんなたくさんの人たちの前でこんなことが話せないっていうのが、言論の自由も表現の自由もなかったこの国、生きる権利さえもなかったこの国、それを僕は本当に取り戻したいんです。

力貸してもらえないですか。国会に連れて行って下さい。ものおじしない馬鹿を。どこの権力にもからめとられていない馬鹿を。その馬鹿を支えてくれているのが、ボランティアのみなさんなんです。

1000人を超えるボランティアの人たちが、支えてくれてるんです。何の利害関係もない。
この国を、持続可能なものにしたいと願う人たちなんです。

山本太郎のファンなんて、3人くらいですよ。あとは同じ思いを持っている人たちだけなんです。

助けて下さい。まず、この選挙で、もしも力があるよ、って方。ボランティア、協力してもらえないですか。

このボランティアの輪を、1万人くらいに広げたいんです。ひっくり返したいんですよ。

反対しているだけの政治っていうのを、壊したいんですよ。お尻叩きたいんですよ。いのちを守る気はあるのかと。

自分みたいに、脱原発、再稼動反対って言ってるだけじゃ駄目なんだって。汚染食品を止めろって。いのちを守れ、って。本気で言う政治家がいないと駄目なんです。

山本太郎を国会へ連れて行って下さい。
仕事をしない政治家たちのお尻を叩かせて下さい。

国会の中で行われている茶番を、みなさんに報告させて下さい。

東京選挙区、山本太郎に力を貸して下さい。ありがとうございました。

不明箇所は■■としました。
文字起こしは @tenkiwa でした。