大友克洋　MEMORIES　AKIRA　感想

kikanet@森 @kikanet1

AKIRAはどうやってみるべきか【ニコ生(2013/07/13 20:00開始)】7.20『SHORT PEACE』公開直前SP 劇場アニメ 『AKIRA』『MEMORIES』上映会＆TALK SESSION #short_peace http://t.co/K9urmJU2GW

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宇宙空間の描きこみは色々な作品で行われているが，宇宙船の残骸とかが浮遊すると面倒。重力があれば残骸とかフレーム外に落としたり，落下後床に制止した状態にできる。人の動きも体軸を中心に回転すると作画枚数は極端に増えてしまう。

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ニコ動の画質で大友作品を見ても…　まあ，しかたないか。

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大友監督のMEMORIESがすごい。

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もう滅茶苦茶。ストーリーというストーリもないし，個別のしっかりとしたストーリはある。

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悪い意味ではなくいい意味で。夢の中とかトラウマとかは明確なストーリーにはならない。希望や願望，妄想や現実が交錯しながら繰り返される。

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編集の魅力と言うのか，再構成で新しい意味を作るということが明確に分かる。基本的に編集というのは分かりやすくするためのように考えがちであるが，編集で監督が表現したいことを強調することもできる。今敏監督の作品が上手く作りこまれていると思っていたが，大友監督のMEMORIESも。

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と，思ったが脚本が今敏だった。やっぱり，今敏の世界というのはすごい。

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第二話の最臭兵器。バブル崩壊後，ギャグ作品にこのような戦闘シーンが作られるとは思わなかった。

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AKIRA冒頭のバイクシーンは描きこみと光の演出を含め，アニメ表現の一つの結論とも言える。それは，実写に近い映像でなく，記号的でありながら，リアルという矛盾でもある。良い意味で気持ち悪さがある。

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未来でありながら，荒廃した世界というイメージに近付いている。

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結局途中から作品を見るのに夢中になりツイートを忘れた。自分の感想を述べるより作品を見た方が分かりやすい。所詮，感想を述べるなら「劣等感を持つ鉄雄が超能力を手にすると，制御できなくなる。」ということ。それに付随される描写にこそ映画AKIRAの面白みがある。

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主人公は金田であるし，AKIRAの世界では絶対に死なない（死んでもよみがえる）。金田は救世主ではないが，世界の崩壊を防ぐ。セカイ系の救世主は世界を破壊しつくすが，その崩壊後の世界の責任はだれも取らない。