知猫楽 「色は匂へど」
- k_h_musume
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こんな意識調査してたんだ~ “現在9,167票 【回答受付中】平等院鳳凰堂を平安時代の姿に近づけることに賛成? - Yahoo!ニュース 意識調査” http://t.co/nBgSv4Urad
2013-07-15 08:46:45この件で美意識としての侘び寂とか出されると「え?」と思うのですが、きっと歴史に興味の無い多くの人にとっては、金閣銀閣の対比といっしょくたなんでしょうねσ(^^;)。
2013-07-15 09:01:02褪色した建造物に対して「経過時間による劣化も歴史」とか言っちゃう乱暴さは、塗りの剥げた鏡箱を「漆の枯れた年代物だから大事にしなさい」と言った落窪の姫のまま母の言い分みたいだと思ったり(´∇`*)アハハ。
2013-07-15 09:12:37再現された堂に対する違和感こそが、文化のターニングポイントの実感で、天災や大規模火災はともかく、南都を焼いた源平の戦や、それこそ平等院の伽藍を蹂躙した南北朝の戦が、それまでの仏教文化や習慣を破壊して、新たな美意識を作り上げたことの一つの証明なのになあと思います~。
2013-07-15 09:26:34@k_h_musume 文化財として見た場合は、どこまでが通常の維持管理の範疇で、どこからが現状変更になるのか、そこの線引きの問題のような気がします。再建された建物であれば、何の問題もないんですが…。例えば、今解体修理中の薬師寺東塔を極彩色に復元することが許されるでしょうか?
2013-07-15 09:25:13線引きの難しさ、とても納得できました!。修復は倒壊を防ぐためにも必要に応じて行われるけれど、彩色復元は必要性に比して観る人に与える影響が大きいのですね。 @gijyou
2013-07-15 09:38:22@k_h_musume 堂塔の解体修理で主要部材を総取っ替えしているにも関わらず、古色仕上げに塗るというのも??ではありますが、かと言ってどれでも創建当初の姿に戻すのが良い訳でもないですよね。鳳凰堂は元々の色が比較的残っているのと、他に建物が無いのでそう判断されたのではないかと。
2013-07-15 09:46:27はい、仰る通り鳳凰堂の彩色復元の重要性はそこだと思いますが、なぜ詫び寂などという頓珍漢な言葉が持ち出されるのかが理解できません。 @gijyou
2013-07-15 10:03:34焼失して再建された多くの南都の伽藍にも、近代に入って再建・復元された堂塔にも、再建・復元の労苦を思えば、現代の私たちが目にすることができるだけでも有り難いことだと思っていますし、再建・復元された堂塔はその再建された当時の文化が反映された貴重な史跡と感じます。
2013-07-15 10:06:34@k_h_musume ごもっともです。現在の東大寺大仏殿が創建当初の3分の2の横幅しかなくとも、桂昌院らの尽力で再建されていることに意義がありますから。それに、この建物も再建時にはきちんと極彩色で建てられて、今の落ち着いた色合いに至っているということも知っておくべきですね。
2013-07-15 10:18:15【色彩認識】虹の色、何色か覚えてる?7色のハズだよね。朝鮮・中国・フランスも同じ答え。 でも英米人はvioletを抜いた6色と答える。ドイツ人は5色、アフリカのある人々は3色と言ったり2色と言ったりする。これは、人の育った文化によって色の認識が違うことを示しているよ。
2013-07-18 14:12:17日本の上代~古代も色の名称って少ないですよね。古事記や万葉集なら四色くらい?。でも実際に染色などで使われていた色彩は豊富だったんですよね ( ゚д゚ )。黄色を黄色と呼ぶようになったのはいつ頃なのかなあ。
2013-07-18 21:00:04@k_h_musume 色の名前は少ないけれど、一つの色名で広い彩度や濃淡をカバーしていたんじゃないかなと思うことがあります。今みたいに色の名前ばかりが溢れていると、逆に思い描ける色の幅が制限されてしまうようにも。色名が多ければ色彩感覚が繊細とは限らないかも。
2013-07-18 21:09:13あ、言葉足らずですみません。上代~古代の人の色彩感覚が乏しいという意味では無かったです~。現代から見たときには色の名前は書き記された名称でしかないので、緑が青だったり、黄が青や赤だったりすると、その実際がわかりにくいと言いたかったのでした。 @sakana6634
2013-07-18 21:26:53@k_h_musume こちらこそ言葉足らずでした~(*_*;) 以前から色彩についてのツイート拝見してたので、賀茂史女さんのお考えについては存じ上げているつもりです。「(古代のも近世のも一緒くたにして)色名が沢山ある日本は色彩感覚豊かだ」みたいな言い方に疑問を感じていたので…
2013-07-18 21:38:37@sakana6634 RT元のポストでしょうかσ(^^;)。確かに「色彩認識」と言ってしまうと…認識と実際の使用や美的感覚とは違いませんか~?って思います。近頃使われている「和の色」的中間色な感覚でしょうかねえ。
2013-07-18 21:58:56@k_h_musume 平安以前に好まれたアジア的な色づかいは「日本人の色彩感覚」では無視されちゃってるような。日本の色名ってかなり染織用語に偏っているんじゃないかと思いますし、遺っている色名がいちどきに使われていた訳でもないですよね。
2013-07-18 22:27:28@sakana6634 ですよねえ…( ´`;)。国風文化だからということなのでしょうか?。平安時代中期の装束の色は、確かに豊かですが決まりごともたくさんありますし、情緒とか美的感覚だけでなく、サインでもありますよね。
2013-07-18 22:58:00@sakana6634 そういえば、染色の色目とは別かもしれませんが、先日、鳳凰堂の件でgijyouさんにご示唆頂きまして、建築物の色彩感覚は鎌倉・室町文化ボーダーよりもっと後世の影響なのかもと感じたりしました。
2013-07-18 23:07:10@k_h_musume @sakana6634 古代寺院の場合、修復は古色のままが一般的ですが、再建の場合はほとんど朱塗りの柱と緑の連子窓で仕上げられているようですね。ですので、初めから色を塗らないのは江戸期創建の寺院建築からのような気がします。あくまでも推定ですが。
2013-07-18 23:29:29@k_h_musume @sakana6634 ついでながら、江戸期の寺院建築にはケヤキが多く用いられています。ケヤキは木目が美しく、色を着けない方が映えるので、そのあたりにも原因があるような気がします。
2013-07-18 23:33:26御教示ありがとうございます。使用木材を活かすためですか!なるほど~。 @gijyou @k_h_musume
2013-07-18 23:40:07ワビサビって、古色とか地味さをよしとするから古いもののように感じられるかも知れないけど、当時としてはかなりモダンなものだったんじゃないかなと思うんだよね…。
2013-07-18 23:43:04禅宗の真っ黒い大袖の直綴は、初めは「カラスみたい」って云われてたらしい。 そのあたりに大陸直輸入の最新学派としての禅宗のハイカラさというか尖った自己主張を感じる。
2013-07-18 23:49:05