地球に麻酔先生とのチャットまとめ/嗅ぎ注射器(Vapo-Ject)について

地球に麻酔 @Anesth_Earth

ACOMAの麻酔器PRO55はわかりにくい場所にあるバルブをひねって最大25cmH2OのPEEPをかけることができる。さらにこれが用手換気時も有効なトラップ設定。誰が得するか小一時間問い詰めたい。さらに誰かわからんが、時々わざわざこの設定にしてくれる。先生怒らないから手を上げ…

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 気道狭窄があればこの位圧をかけなければ肺胞までガスを送れないこともあるのですよ。試しに肺のモデルを作って、気道内に消しゴムでも突っ込んで換気してみては？

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 確かに気道狭窄時は高い圧が必要ですが麻酔器ですと手元のAPL弁で用手換気の際は自在にPEEPをかけれます。用手換気時はAPL弁以外に圧を調節する機構は安全管理上むしろ有害かなと思います。我々が通常用手換気する際の圧の上限が20cmH2O程度ですから。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth オペ室の麻酔器は、何百万もする超高性能な高級車みたいなものですから、ありとあらゆる状況を想定して作られています。確かに通常診療では全く必要のないものでしょうから、その分安くなった方がよっぽどありがたいですね^^

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 浅学の私が知る限り用手換気時にもこのような高圧PEEPをかけることができるのはACOMAの麻酔器のみです。多発外傷ですと低血圧ですから、High PEEPによる循環抑制に耐えられません。他の病態への対処だと思うのですがそれがわかりません。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery @stonysgallery ACOMAの麻酔器は人工呼吸器と麻酔器が分離出来るタイプで、どちらかというと安価な部類に属します。高級機の流量自動調節機能に慣れた我々の世代は正確なメカニズムを知らないので、その真価を発揮できないだけかも知れません。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth そうですね！大量補液で血圧を維持出来ることを前提で、自動人工呼吸で何とか脳に酸素を届けるための機能と言ったところなのでしょうかね^^？アコマに小一時間問い詰めてみますw

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth うーん、あれでも安価な方ですか、、、こちらの予算は10万円程ですが^^

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 判りました！PEEP高めで換気回数を少なく設定すれば、二酸化炭素が溜まるので、術後の自発呼吸を促す際に有用なのではないでしょうか？

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 少し前は麻酔薬の調節性が悪かったので、麻酔終了時の体内からの完全排出を半ば諦め、わざと低換気にして自発呼吸を出させて覚ませ、と私は教わりましたし、そう教えてきました。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery しかし、最近は普通に換気してれば薬が抜けるので意識的にCO2(と吸入麻酔薬も)を体内に残すやり方はあまりやらなくなりましたね。ACOMAの新型器は流量自動調節機能もついたりして根本的に構造が変わりました。要するにウチの古い麻酔器とおさらばしたいです。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 判りました！片手操作のみで換気するときに使うのでは？ 一定のエアフローを確保しつつバルブの開け閉めをすれば肺は動かせますよー！ http://t.co/NPfgOhTmlZ

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りんしんたん @rinshin_san

@stonysgallery 情報ありがとうございます！様々な症状があるので、こういった多くの治療法の開発が望ましいですね。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 検証ありがとうございます。ただ、我々が用手換気するときは基本片手です。主に使うのはリザーバーバッグで、APL弁もよく開閉しますので、基本構造上、バッグのそばにあります。しかし、ACOMAのPEEP弁はかなりバッグから遠く、換気中に開閉は難しいです。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery ホームページ拝見しました。画期的な小型気化器だと思います。私としては、小児のMRI検査など、麻酔器の持ち込みが制限される状況に有用だと思います。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 勉強になります! 用手換気しながら、バッグの過緊張を調整する為にバルブ開閉操作を同時にするため、結構両手を使いませんか？アコマのPEEP弁を使う時は、理論上APL弁の開閉操作のみで換気が出来、バッグはほぼ触らなくても済むのではないでしょうか。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth ありがとうございます^^！嗅ぎ注射器は、吸入麻酔器の基本機能の①手動・自動人工呼吸器、②吸入麻酔薬気化装置、③麻酔ガス回収装置を備えています。性能も確認済みですので、今後もっと臨床経験を増やせたらと思います http://t.co/yJufncdEiG

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地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 触ればわかりますが、結構固いPEEPバルブで、手の届きにくいところにあるので、グリグリ開閉は骨が折れます。何より、用手換気中はバッグから手を離さずに患者の気道抵抗を感じ取ることが重要だと思います。APL弁はバッグ近くなので片手で操作できます。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth その麻酔器を触ったことが無いのですが、PEEP圧は一度設定したらそのままいじらず、あとは手元のAPL弁で、肺の空気を出し入れするのではないでしょうか？バッグは軽く緊張させるのをデフォとして小脇に抱えて圧を感じてみたり、眺めてみたりして活用できるのかな～

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery そうです。PEEP弁はあまりActiveに動かせるシロモノではないです。また、換気に関してはAPL弁もむしろ固定とし、バッグを押すことによって送気するのがデフォルトです。換気に熟練した麻酔科医であれば、あまり忙しくAPL弁を操作することはありません。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 用手換気、特に挿管前はフェイスシールマスクからの漏れが大きいために、その漏れによるバッグの虚脱を阻止するために初心者はAPL弁は締め気味にします。熟練者は換気圧上昇によって胃内への送気が増えることを嫌いますのでAPL弁は開けます。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 大変勉強になりました! 差支えなければ、その麻酔器を写真で見てみたいです。自分は安全のために換気の毎にAPL弁を閉じて完全開放(必要ならPEEPをかける為ちょっと閉める)を繰り返します。弁をうっかり閉じっぱなしで、バッグがパンパンになる事故を防げます。

STONY MD,PhD @stonysgallery

@Anesth_Earth 挿管前の換気に超難渋する例があることを忘れてました！まずPEEP圧を設定して、フェイスシールマスクを両手でしっかりと密着-開放するだけで、片手よりも確実に換気が出来そうですがいかがでしょうか？APL弁は２０ｃｍH2O位に設定すれば胃内送気は軽減できるし

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery 我々は麻酔で自発呼吸停止患者のバッグ換気がデフォなので、先述の換気となります。おっしゃる通り挿管後のAPL弁の開け忘れは重大事故に繋がりますので、私は最優先で気をつけます。弁開閉による換気はかなりの高流量と完璧なmask fitが必要となります。

地球に麻酔 @Anesth_Earth

@stonysgallery なお、例の麻酔器ACOMA PRO 55は下記のような形態です。PEEP弁がかなり遠いところにあるのがお分かりかと思います。女性や小柄な方ですと患者の換気中は手が届きません。http://t.co/0ij9iHMuW4

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