2013年7月21日

蔵臼金助氏による『荒野の1ドル銀貨』Blu-rayコラム再録ツイートまとめ

まとめました。
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コラム1

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『マカロニウエスタン ―家族の肖像―』 蔵臼 金助(イタリア製西部劇研究家) http://t.co/VxRPy6aNwO

2013-07-20 17:10:23
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『荒野の1ドル銀貨』は、離れ離れになった兄弟の物語でもあります。 マカロニウエスタンには兄弟の物語がよく出てきます。

2013-07-20 17:11:15
蔵臼 金助 @klaus_kinske

殺された両親の敵を討ちに兄弟揃って殴り込みに行く話(『真昼の用心棒』)、父親が殺された謎を究明するためメキシコへ旅立つ兄と、その後を追いかけるあどけない弟の話(『ガンマン無頼』)、血の通った兄弟でありながら善良な兄と極悪非道な弟が決闘に臨まねばならなくなる話(『砂塵に血を吐け』)

2013-07-20 17:12:39
蔵臼 金助 @klaus_kinske

…そのいずれの作品も、描かれているのは血の通った兄弟愛と、嫉妬やコンプレックスが原因による兄弟同士の確執の話です。

2013-07-20 17:13:16
蔵臼 金助 @klaus_kinske

私はそのいずれのマカロニウエスタンも、2歳離れた弟とテレビの洋画劇場で観ました。

2013-07-20 17:15:14
蔵臼 金助 @klaus_kinske

もちろん『荒野の1ドル銀貨』も。 http://t.co/aMzmvZnFgw

2013-07-20 17:15:51
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

既にマカロニウエスタンの絶頂期は終わっていましたが、当時は毎週のようにテレビでマカロニウエスタンの劇場公開作、未公開作が放映されていました。

2013-07-20 17:16:19
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ダブルオーセブンが二度死ぬように、郵便配達が二度ベルを鳴らすように、マカロニウエスタンブームは二度やって来たのです。

2013-07-20 17:16:48
蔵臼 金助 @klaus_kinske

映画評論家の山根貞男氏によると、映画の黄金時代は1960年代に衰退し、1970年代に崩壊したのだそうです。

2013-07-20 17:17:42
蔵臼 金助 @klaus_kinske

そして「映画の量産体制の衰退が第一にはテレビの隆盛によることを思うと、深い感慨を覚える」と書かれているのですが、マカロニファンもまた、そのメディアの推移に深い感慨を覚えざるをえません。

2013-07-20 17:18:13
蔵臼 金助 @klaus_kinske

1970年代に入るとイタリア製西部劇の劇場公開作は急激に減り、新作は作られなくなってしまいました。

2013-07-20 17:18:47
蔵臼 金助 @klaus_kinske

しかし、代わりにテレビの時代がやって来たのです。

2013-07-20 17:19:20
蔵臼 金助 @klaus_kinske

マカロニウエスタンの主題曲がヒットチャートをにぎわす様なことは無くなりましたが、サウンドトラックLPが相次いで発売されました。

2013-07-20 17:19:50
蔵臼 金助 @klaus_kinske

まだまだ名画座へ行けば、スクリーンでコルトを撃ち合うガンマンたちの雄姿も観ることが出来ました。

2013-07-20 17:20:18
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ファンにとってはブームがすたれた後も、幸福な時期が15~20年くらい続いたのです。

2013-07-20 17:20:49
蔵臼 金助 @klaus_kinske

いやいや、もしかしたら、学校をさぼり劇場で一人で観た時よりも、家族揃ってお茶の間で観るマカロニウエスタンの方が楽しかったかもしれません(この「マカロニウエスタン」は、「戦争映画」「SF映画」「ミュージカル」「ホラー」「アニメ」に置き換えていただいてもかまいませんよ)。

2013-07-20 17:21:50
蔵臼 金助 @klaus_kinske

サントラが発売されてないので、テレビ放映されたマカロニウエスタンの主題曲を直にカセットテープに録っていた時代がありました。

2013-07-20 17:22:24
蔵臼 金助 @klaus_kinske

当時のサントラファンは、ラインにつなぐなんて技術も概念もツールもないので、放映の度に家族全員に物音を立てぬよう言い聞かせ、映画のタイトルが始まる頃にはTVの前でカセットテレコ(死語:旧型アナログ録音機械)のポーズボタンに指をかけ、決闘前のガンマンの様に緊張を強いられていたのです。

2013-07-20 17:23:38
蔵臼 金助 @klaus_kinske

そうやって録られた、友人の『復讐のガンマン』のエンディングのテープが手元に在ります。

2013-07-20 17:24:39
蔵臼 金助 @klaus_kinske

CD-Rにコピーされたものですが、エンディングの方なので家族の緊張も解けたのでしょう。友人の妹さんの声がいきなり入ってきたり、背景にも家族団欒の気配が感じられたりして、それは他人が聴いても微笑ましいものでした。

2013-07-20 17:25:06
蔵臼 金助 @klaus_kinske

その話を知人にしたら、「ほんとうに貴重なお宝は、その録音したサントラではなくて、背景に聴こえる失われた家族団欒の気配ではないか」と言うのです。

2013-07-20 17:26:00
蔵臼 金助 @klaus_kinske

失われた、お茶の間でテレビを囲む、昭和の家族団欒の風景…

2013-07-20 17:26:23
蔵臼 金助 @klaus_kinske

思えば夢のような時代だったのかもしれません。

2013-07-20 17:26:49
蔵臼 金助 @klaus_kinske

TVコマーシャルや広告写真の昭和のイメージそのままに、ちゃぶ台や炬燵を囲んで家族が一緒に、同じ映画を観て笑い、泣き、感動を共有していたのです。

2013-07-20 17:27:12
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