2013/07/21 参院選をカップの中のハムスターが総括。

taku @_heathworld_

とりあえず、色々あるわけだが、山本太郎と吉良よし子と渡邉美樹が当選し、三宅洋平が17万票近くを得たこの流れから色々と言えることはあるよね。

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まず決定的に言えることは、今の時代はコツコツ努力すれば報われる時代ではなくなったということ。パフォーマンス・見え方・見せ方を重視する時代を決定的にしたんじゃないかな、と思う。なので、コツコツと勉強するのではなくてもっともっと社会にインパクトのある行動を心がけるべき。（続

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（承前）インパクトとはこの場合、ポジティブでもネガティブでも構わない。まさにポストモダン芸術と一緒で、社会に対して絶対値的な意味でインパクトを与えたか如何かがポイントとなる。 やはり、アートというのは、その後の世相をしっかり予言できるね。面白いね。（続）

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（承前）次に、リベラルも保守もそれぞれ一部満足できる様な結論に落ち着いたことを鑑みて思うことは「投票率の低さ」は、リベラルにも保守にも全く影響を与えないということ。すなわち、スガワラ先生（ @sugawarataku ）の分析が最も実地に近い分析であったことが明らかになった。（続

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（承前）つまり、「投票率」が上がろうが下がろうが日本が変わることはない。そして、「投票率の低さ」については、政治家の質やその公約の魅力が多くの有権者の需要にマッチしていないことが原因であることが図らずも証明されてしまったわけである。（続）

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（承前）つまり、声を上げて「投票に行け！」という必要はない。リベラルも保守も、今のままで何の問題もない。投票率が40%であろうが50%であろうが、風は吹くし吹かないものは吹かない。単にそういう事なんだろう。（続）

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（承前）完全に開票前の投票率の低さに対する非難は政治を変えるモノではないただの罵詈雑言の類である。この部分は絶対に抑えないといけないし、絶対に覚えておかなければならない。 投票率の違いによって政治や政局が変わることはないのである。（続）

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（承前）さて、その上で、今後の政治についてだが、最初のパフォーマンスが求められるという点について、今後さらに政治とは関係ない才能にあふれた政治家が増えていく事が予想される。 例えば、ジャニーズやAKBが本当に政治家になることは容易になったと言える。（続）

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（承前）一方で、パフォーマンスにならない実務や実地経験が期待される様な人々が前に立つことはどんどん少なくなっていくだろう。そのため、多くの人がそのような業務に就くのを嫌がるだろう。（続）

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（承前）そうすると蔑ろにされていくのは、保険医療・衛生や治安関係である。生活の基盤となるような業務がどんどん疎かになっていくのだろうと予想できる。 安定に必要な行為が蔑ろにされるというのは、国家や組織が傾く第一歩であるが、我々は今後どの様にかじ取りをしていくのだろうか。（続）

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（承前）もう1つ言えることは、政治に対して興味がある人とない人の差が更に極端になっていくということである。今回、山本太郎に票を入れた人は、自らの政治参加具合を実感したのではないだろうか。吉良よし子も同様ではないだろうか。しかし、選挙に行かなかった人々はどうだろうか？（続）

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（承前）3.11以降の選挙で明白に言えることは、中道派の後退である。社民系が票を獲得できなくなってきている。一方で、左右の極派の伸張が著しい。ちなみに、中道派の後退は、多数の人びとの政治参加に対する負の影響を与えることが知られている。（続）

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（承前）よって、今後、政治はかなり極端に左右にブレながら進んでいく事が想定される。そうした中で、日本国民としてどの様な選択をどの都度していくのか。 1つの信念を以て政治に参加することが、極めて危険な状況を生み出しかねない不安定な様相をはっきりと示した選挙結果ではなかったか。（続）

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（承前）今回の分析は以上の結論を以て終了とする。もう一度確認するが、結論は以下のとおりである。 1つの信念を以て政治に参加することが、極めて危険な状況を生み出しかねない不安定な様相をはっきりと示した選挙結果ではなかったか。（了）