登場人物誰それの主張はポケモンの開放というテーマに対してまったく誠実ではない、とかなんとかそういう意見が紹介されてたりするのだが
2013-07-25 02:03:00mikoto_pulchra氏 ポケモンBW2のストーリーに対する評価 http://togetter.com/li/336624
登場人物誰それの主張はポケモンの開放というテーマに対してまったく誠実ではない、とかなんとかそういう意見が紹介されてたりするのだが
2013-07-25 02:03:00初代ポケモンからDPまででは、ポケモンと人間の信頼関係みたいなのが、ポケモンを捕まえて持ち歩いて戦わせるというゲームシステムというかゲームデザインというか、それと矛盾してるというのは、少なくともゲームの内部からは言及されなかった
2013-07-25 02:09:30首藤さんのコラムなんかはすごく面白いくて、ミュウツーの逆襲とか、そういう方面ではこの話は扱われてたようなんだろうけど、その矛盾を内包するゲームそれ自身がみずから矛盾点に迫るっていうのはまぁBWが初めてだし、よくやったと今でも思ってる
2013-07-25 02:11:39でもそれは、ゲームがあってアニメがあったから成り立った、アニメ、その他の派生作品とか、は原作のゲームのシステムを厳密になぞる必要はなかったし、そういう意味で別のものを描き得たから、だから可能だったんだろうなと
2013-07-25 02:14:04だからもちろん、それを疑うことはできる。このあり方は納得いかない。おかしいんじゃないのか。こうすべきだ、とか。さらには、実はこの世界のこの在り方にはこういう根拠があるのです。なんていうこともできる。そういうふうに、ポケモン世界は、ゲームの中で神話を描くようになったのではないのか。
2013-07-25 02:22:24そう考えると、DPまでの神話と、BWでのポケモン解放テロは、ポケモン世界のあり方に対する疑問というか、真理の追究というか、そういうところにおいて、同じものだったのではないでしょうか。
2013-07-25 02:24:37で、BWの誰それの主張が誠実でないとか、プラズマ団が結局悪だったことで相対的に主人公が正義になっちゃったとか、そういう話もあったんですけど
2013-07-25 02:28:27例えばポケモン世界のあり方にポケモン世界の住民が意味付けをするなんてのは、それはそれが正しいかどうか、わからないわけですよ。それは、語れば正解になるものでもないし、ポケモンはそうしていなかったと思いますよ。実際にBW2では絶対的な正解を最後まで示さなかった(示せなかった、かな)
2013-07-25 02:31:33だって、正解がないんですよ。誰もが日常の論理で受け入れられるような、真実たる根拠なんてない。不条理です。ゲームのシステムとしてそう組まれたものなのだから。あるからあるんです。しょうがない。
2013-07-25 02:35:00で、だから何なのかというと、ゲーム中でシャガさんとかいろんな人が、世界のあり方について語るわけですけど、それは確たる根拠のない彼らの想像ということなんだと思います。
2013-07-25 02:39:42世界がこうであるのは、きっとこういうわけなのだ。そういうものなんじゃないかと思います。でも、絶対に正解には辿り着かないんです。正解は現実世界にあるのだから。彼らは、決して達することのない真理をめぐって、あれこれ思いめぐらすだけなんです。
2013-07-25 02:41:50例えば、とぎゃったーで批判してた、シャガさんのセリフ、ポケモンは人のそばにいたい、もし嫌ならばボールから出ていくはずだ、ボールは心までは縛れない、みたいなの。あれだって、シャガさんがそう想像しただけであって、それがポケモン世界の真実というわけではない。
2013-07-25 02:44:12ポケモンは人間による支配を受けている、というのだって、そもそも、どうしてそんな理屈が出てきたかというと、現実世界の常識によってポケモン世界のありかたを眺めてみたからなんでしょう
2013-07-25 02:45:18ポケモン世界の摂理は、世界の内側から見れば、単にそうあるからそうであるとしかいえないはずなんですよね。実は存在する答えの前には、超えられない壁があって、それが現実世界とゲーム世界の壁ということですね。
2013-07-25 02:49:05