狂犬病関連のつぶやきまとめ

自分用まとめ
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Y Tambe @y_tambe

@chronekotei しばらく考えてもらおうと思ってたのにw

2013-07-24 19:07:32
Y Tambe @y_tambe

天然痘(=痘瘡)が撲滅できたのは、有効なワクチン(種痘)が開発されたことに加えて、病原体である痘瘡ウイルスの自然界における宿主がヒトだけである点が大きい。

2013-07-24 19:09:44
Y Tambe @y_tambe

あ、種痘によって獲得される免疫は、非常に長期間持続する(いわゆる終生免疫)点も大事だな。

2013-07-24 19:11:49
Y Tambe @y_tambe

これに対し、狂犬病の場合、非常に多種にわたる動物(哺乳動物および鳥類)が宿主になりうる。野生生物がリザーバー(保有宿主)となるため、ワクチンによる根絶が実質不可能。

2013-07-24 19:15:41
Y Tambe @y_tambe

あ、いかん。天然痘撲滅成功の理由を、もう一つ書き忘れてた。「感染すると必ず診断可能」ってのも大事。

2013-07-24 19:43:20
Y Tambe @y_tambe

(大体このくらいで及第)

2013-07-24 19:17:17
Y Tambe @y_tambe

ちなみに野生動物に何とかワクチンを、という試みもあるにはあった。ヒトの場合と違って、一匹ずつ捕まえて打つわけにはいかないので、経口ワクチンを餌にまぜたらどうか?とか。成功しなかったけど | 人獣共通感染症第17回 - http://t.co/Mk01GYm7XL

2013-07-24 19:19:04

(↑「成功しなかった」という表現は不適切でした。下の方に、詳しい訂正情報あり)

黒猫亭 @chronekotei

@y_tambe センセイ、そこでそもそも「ワクチンによる根絶」とはどんな状態を指すのかを説明する必要が出てくるかもしれませんよ(笑)。

2013-07-24 19:18:19
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 天然痘を例に挙げると。天然痘のウイルスは、天然痘に罹ったヒト(患者)の体で「増える」…言い換えると自分の子孫(というか、ほとんどがクローンみたいなもんだけど)を増やす。ただし一人のヒトの体で増やせる子孫の数には限界がある…宿主死んだらそれまでだし(続

2013-07-24 19:23:24
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 承前)そこで産まれた「ウイルスの子孫」たちは、また別のヒトに感染して、そのヒトを新たな「宿主」として、また子孫を残す。(続

2013-07-24 19:26:21
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 承前)ウイルスの場合、「宿主」にできる動物の種類は、ウイルスごとに決まっている。中には、一種類の動物にしか感染しないものもあれば、何種類かの動物に感染できるものもある。これを「宿主特異性」というんだけど、この辺の「棲み分け」は結構厳密で(続

2013-07-24 19:29:05
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 例えば、インフルエンザウイルスなんか、細かい型(亜型)ごとにトリ/ヒト/ブタ、とかでの宿主特異性があるのは、記憶に新しいところかも。

2013-07-24 19:31:13
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 承前)天然痘の場合、病原体である「痘瘡(とうそう)ウイルス」は、ヒトしか宿主にできない。このようなケースで、ある患者の体で増えたウイルスが「次の宿主」として感染しようとしたヒトが、すでに天然痘に対する免疫を持ってたらどうなるか?(続

2013-07-24 19:33:29
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 承前)免疫を持っているヒトには、痘瘡ウイルスが感染できない…ならば患者のまわりの人全員が、その地域の人全員が、世界中の全ての人が免疫を持っていたら…その考えのもと、WHOが世界中の人に種痘を接種する活動をした(続

2013-07-24 19:37:00
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 承前)その結果、世界中で天然痘患者は減りつづけ、最後の患者となる1977年のソマリア人青年での報告の後、監視を続けた3年後に撲滅宣言を出した。

2013-07-24 19:42:07
黒猫亭 @chronekotei

@y_tambe そうすると、宿主がヒトに限定されている天然痘でヒトでの感染を確認出来ない以上、天然痘はすでに二度と同じ感染症が流行する可能性はない、だから天然痘は撲滅されたと謂うことですね。

2013-07-24 19:51:54
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei そういう理屈です。ただし厳密に言うたら、痘瘡ウイルス自体はアメリカのCDCとか、旧ソ連の研究所に保管されてて「○年後に破棄する」と約束されてたにも関わらず、年限過ぎた今でもまだある。

2013-07-24 19:54:52
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei この辺は、生物兵器/バイオテロの問題と関係してくる問題なので、アメリカもロシアも手放したがらないからだと言われてる。

2013-07-24 19:57:37
黒猫亭 @chronekotei

@y_tambe アカラサマにそんな理由なんですねぇ(笑)。エイリアンのアレみたいな話ですね。

2013-07-24 20:00:20
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei 日本の法律(感染症法)でも「現在は根絶された」と書きつつ「痘瘡(天然痘)」は、伝染病の中でもトップクラス(一類感染症)に分類されてます。撲滅宣言とは何だったのか…といいつつ、法改正時の社会情勢考えると仕方ない的な。

2013-07-24 20:02:54
黒猫亭 @chronekotei

@y_tambe ボツリヌス菌とかサルモネラ菌とかバイオ兵器で恐ろしい話が幾らでもあった時代ですからね(笑)。

2013-07-24 20:15:44
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei んにゃ、むしろ一連のオウム真理教事件(95年頃)の影響です。今の感染症法は1998年に制定された新しい法律で、それまでは約100年も前の「伝染病予防法」(明治30年)が使いつづけられてた…もちろん改正に改正を重ねられてたけど、枠組自体にとうに無理が出てた

2013-07-24 20:22:12
Y Tambe @y_tambe

@chronekotei で、狂犬病は天然痘とは全く対照的に、非常にたくさんの種類の動物が宿主になりうる。なんつーか、もう例外的に多いとも言える。

2013-07-24 20:00:27
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