為末大さん@daijapanの「【弱い側という権力】について それは無条件に持てる側の良心を攻撃できる。」
元陸上選手です。スポーツで社会を良くするぞ。 「人間らしさの探求」がライフワークです。 ご連絡はこちらまで deportarepartners.tokyo/contact/
広島市佐伯区出身の男子元陸上競技選手・400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中。株式会社R.project取締役。
2001年世界陸上エドモントン大会・2005年世界陸上ヘルシンキ大会の男子400mハードルにおいて、世界陸上選手権のニ大会で銅メダルを獲得する快挙を達成。又オリンピックには、2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京と、3大会連続で出場した。身長170cm、体重66kg。
http://ja.wikipedia.org/wiki/為末大
権力というと、歴史的にはどこかの王様や、貴族が握っていてそれに翻弄される民という構図を思い出す。おそらく今もそういったものは多少は存在しているのだろうけれど、権力自体に民意がもう少し、というかかなり影響するようになっていると思う。
2013-07-24 07:42:12昔は権力側、と非権力側という構図で考えていたのが、いろいろと体験して、そんなに簡単なものではないなと思うようになった。例えば既得権益を持つ団体も無数にあって、それらがひしめき合いながら権力を持とうとしている。予算に限界がある以上ゼロサムゲームに近い。
2013-07-24 07:45:15一枚岩になんて、ある人数を超えたらなれない。会社レベルの人数ですら中で権力闘争がある。皆で意識を統一するなんてありえない。人をまとめる事の難しさは、組織を率いた事がある人なら体感的にわかっていて、人に無条件で同じ行動をとらせるなんて宗教でないとできない。
2013-07-24 07:47:48基本的に社会は、全体の不公平を是正しようとする方向で動いていると思う。お金持ちから取られた税金が、庶民に回る。だから自分が弱い側にいると主張する方が、利得を得やすい。変にがんばって働くより、あきらめた方が保護が大きい。
2013-07-24 07:50:59実際には自分のせいで今の自分になっていたとしても、誰かのせいだという事であれば少し気分も和らぐ。こんな自分に誰がしたという思いで生きている人は、いつも対象を探している。不利益を押し付ける権力者がいるというより、いてくれないと困る。
2013-07-24 07:52:50【終わり】私は弱い側にいる。と主張するのは、実は結構な権力になり得るのだと思う。それは無条件に持てる側の良心を攻撃できる。例え持てる側の人々が自分の不断の努力でそれを手に入れて、持たざる側が自分の努力不足でそうなったとしていても、そこにはそれを是正すべきという圧力が働く。
2013-07-24 07:57:49良いコーチは本当に限界にいる選手と、限界だと言っているだけの選手を見分け、後者の可能性を広げる事ができる
2013-07-24 08:06:18なるほど RT @iinohashi: @daijapan 娯楽業界だけでなく、そのほかの分野でも同様。今は恵まれない側にいてもポジションを変わりうるというある種の半分フィクションがあってこそ、社会も爆発しないで維持ができると思います。
2013-07-24 13:01:43なぜ自分はそれが気になるのか RT @iinohashi: 「強者」のポジションに入った地位を外から邪魔されるのではないかという被害意識というか、すごく恐れているようにみえる。選択する言葉が、世の中嫉妬で渦巻いているという強迫観念にかられているというか。
2013-07-26 22:11:37