読書感想文不要論!→走れメロスはおもしろい
読書感想文って不要。害悪でしかない。頭のいい(故に頭の悪い)国語教師が,小説(純文学を中心としたもの),評論の素晴らしさについて布教する活動。課題図書リストに「罪と罰」とか入れる神経がわからん。といってみる。
2013-07-25 22:10:33その影響で太宰治の「人間失格」に出会うまで8年(中学2年生),常に本を持ち歩く習慣ができるまでに13年(大学1年生)もかかってしまった。読書感想文の課題が無く,興味のあることと本がつながる環境があれば,13年も本格的に本を読まなくなることは無かった。
2013-07-25 22:17:20国語教師には青春の読書時間を返していただきたい。読書感想文から本が好きになった人を見たことが無い。大概の人が,家の本棚にある親の本をふと読んだり,興味のあることを調べるうちに本にたどりついたり(ドラマ・映画から原作小説への流れとか)。
2013-07-25 22:22:06読書感想文は嫌がらせでやってるわけ? 「良い本があるから,読みなさい(命令)」と本気で思ってるなら救いようがない。一種の読書感想教であり,聖書を読んで感想を求めようとしているようだ。押しつけて。
2013-07-25 22:28:23その上で,情報を得たり,経験することは本当に重要。そして,面白い。若い人たちにはそのような志向を持ってほしい(願望)。当然,本を読まなくても生きてけるし,本嫌いの人に「本を読むのは面白いよ」なんて言えない。
2013-07-25 22:36:00なぜなら,自分が本を読むのが嫌いだから。結局,読書なんて視覚情報を認知して脳で言語情報へと処理して,その文章を空間情報にしたり記憶したりするだけの作業。読書は疲れる。自分は読書嫌いの人の方に共感できるし,読書好きな人の方が異常に見える。
2013-07-25 22:40:24そんな自分だからこそ言うのだが,読書という行為自体はつまらないかもしれない。しかし,あなたの興味とマッチした本と出合えれば一生の糧となる。本を読めとは言わないが,何かに対する興味は持ち続けてほしい。その興味が膨らめば嫌でも本を読み,興味の充足がある。かもしれない。
2013-07-25 22:45:37出会った本(厳密には著者)には思いれはあるが,出版業界とかどうでもいい(出版に携わる人はごめんなさい)。だからこそ第三者的な無責任な視点で言うのだが,本にこだわる必要はないと思ってしまう。
2013-07-25 22:50:54無責任な読書感想文なんてやめて,情報や経験を得る事に注目した「体験記」のようにもっと広い範囲で若い人たちへの課題を与えるべきだと思う。
2013-07-25 22:53:59村上春樹の小説を読むより,実際に年上の女性との関係を持つ方が,村上春樹の本質を掴むことができる。これは,妄想の年上の女性でもいいけど。いずれにしても本が唯一の選択肢でないし,人それぞれのやり方を考えるべき。
2013-07-27 08:55:46で,ここから自分の趣味の話に。文章の感想文だけでなく,映像の感想文を課題にする必要もあると思う。要約すると「私の好きなアニメを見せて,感想文をかかせるべき(布教)」ということ。
2013-07-27 10:46:57その上で必要な事は「アニメの読み方」を教科書として作ることができるかどうか。自分にはその手法を持っていない。映像系の学部や映像関係の専門学校の中味って本当に知りたいし。
2013-07-27 09:18:17自分もアニメを見て,その感想を見出そうとしているが,やっぱりまとまらない。手法が分からないのである。どうしたらいいものか。
2013-07-27 09:23:44太宰治の走れメロスは「友情の話」みたいに説明される。しかし,メロスは政治も分からないのに「人を殺す王」を殺そうと激怒し,城に乗り込む。
2013-07-27 09:33:31身勝手に妹の結婚式を思い出し,友人の了承も得ずに人質に差し出す。その時の台詞「帰って来なかったら,あの友人を絞め殺して下さい。たのむ。そうしてください」
2013-07-27 09:38:58前日の深夜に城を出て10里(約40km)の道のり。午前中に町に到着する。道の状況や荷物の量(花嫁の衣装とご馳走)は不明だが徒歩(平均時速4km)であったと考えられる。
2013-07-27 09:49:53妹や花婿の了承もなく翌日に結婚式を始めると言い始める。夜から明け方まで花婿を説き伏せる。祝宴で花婿に「メロスの弟になったことを誇ってくれ」と言う。宴席を途中で退席し,3日目の薄明に起きる
2013-07-27 09:58:04初夏の日の出から日の入りまでは15時間(イタリアのシチリア島)。40キロの道のりならかなり休憩できる。それに,行きと違って睡眠をとり,荷物はごくわずかなのである。当然,途中から「小歌を歌い,ぶらぶら歩く」
2013-07-27 10:14:44道半ばの濁流で橋が壊れた時点で正午。20キロを7時間かけて徒歩。相当ぶらぶらしていたと見ゆ。神頼みしてみたものの,結局濁流を泳ぐ。峠の頂上で出会った山賊が「王の命令で待ち伏せしている」と決めつけ,殴り倒す。
2013-07-27 10:23:13とうとう動けなくなった時,神に対して努力したと言ったり,友人に対して欺く気持ちは無かったと言い訳したり,醜く生きようと思ったりする。でも,水を飲んで復活。自分で諦めようと思ったことを反省せず,「悪魔のささやき」と言って忘れる。
2013-07-27 10:30:44路行く人を押しのけ,跳ね飛ばし,宴席の真っただ中を駆け抜け,犬を蹴飛ばす。街でセリヌンティウスの弟子に「ああ,あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し,もうちょっとでも早かったなら。」などと言われる。
2013-07-27 10:36:45それに対してメロスは「間に合わぬは問題ではない。人の命は問題ではない」という。この時点で友人の命なんてどうでもよく,王にぎゃふんと言わせようと走っていた。
2013-07-27 10:40:03【走れメロス ネタバレ注意】メロスは処刑に間に合う。で,殴り合いの茶番の後,王「おまえらの仲間の一人にしてほしい」。真っ裸を恥ずかしがって物語終了。
2013-07-27 10:43:57