オタク系サイクルジャージについて

いわゆる痛ジャージとも呼ばれるオタク系サイクルジャージの抱える問題点について、ひさぎ氏(@hisagi)が語られていたものをまとめました。 文中ではオタク系サイクルジャージについて論じていますが、作品の雰囲気を考慮しない安易な商品化に共通する問題であり、歴史自体は長い分野であるにも関わらず、オタク系商品としては歴史の浅い数多くある分野の商品全てに共通する問題でもあります。
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前段階

hisagi @hisagi

オタク向けサイクルジャージのレッドオーシャン化で逆に欲しくなるなってしまうジレンマが起きまくっている。一般化してしまうほど使用者の比率が上がって来たらそれはもうきっと少数派である事に自らの価値を見出すタイプの人には魅力的ではないんですよね。

2013-07-26 16:44:34
プランクトンmatts @matts_dhx

@hisagi といいつつ、凛ちゃんジャージは最低でも3着は買うんですよね?!

2013-07-26 16:49:56
hisagi @hisagi

@matts_dhx 結論からいうと悩んでます!なぜならものすごく好みのデザインじゃないから!

2013-07-26 16:50:38
hisagi @hisagi

製作者と消費者の目線の一致が見られない商品は時に一方、あるいは双方にとって不幸である。

2013-07-26 16:51:45
hisagi @hisagi

サイクルジャージビジネスは某社のお手伝いをしていたので大体の原価とビジネスモデルも知っているのなんていうかも……おや某社の某さんじゃないですか何かごよ(ターン!

2013-07-26 16:55:30
hisagi @hisagi

まぁ、本当に言いたかったことの本質にはあえて触れなかったのですが、ビジネスはお客様あってのことだなぁと日々思っている中で、特定カテゴリのジャンルの中ですべての会社のすべての商品が自分が思うポリシーとイコールではないですよねという話です。

2013-07-26 17:00:47
hisagi @hisagi

ツインズジャージ買った後でラブライブジャージどんだけ買うかはお財布様と相談です。受注生産品とはいえ9種類作ることにしたアウローラさんはすごいなと。1ファンの感想としては9人1枚にまとめた「ラブライブ!」ジャージがあると嬉しかったなーなんて思っています。

2013-07-26 17:04:13
hisagi @hisagi

ちなみに一連のサイクルジャージポスト、たまたま聞かれたからアウローラさんの製品の名前が出てますが、別に一社を刺して言っていた訳でなく、内容通りビジネス全体をさしてます、具体的にどこが気になったか伏せたのは各社さん考えがあってのことだと思ったので引っ掻き回したくないなーって

2013-07-26 21:29:19
hisagi @hisagi

昼間のサイクルジャージ論、やっぱりきちんとまとめたので明日POSTします。ちょっとした発言から思わず広がったので一旦話をたたみましたが、匂わせるだけ匂わせておくだけでは某社さんとまっつさんに筋が通らない。

2013-07-27 03:47:36

本題

hisagi @hisagi

オタク系サイクルジャージへの想いがpostにするとクソ長くって、20ツイート分ぐらいになりそうだからブログでも立ち上げるかみたいな気分に

2013-07-27 04:03:45
hisagi @hisagi

昨日のサイクルジャージの話について簡単にまとめておきます、まとめる理由は簡単「誠意を見せるためです」投げっぱなしは良くないので怒られない範囲で落ち着いてまとめました、ビジネスの都合の部分はオミットして、私の目線だけの話にします。

2013-07-27 14:22:56
hisagi @hisagi

という訳で連投行きます、ご容赦を。後、日本語推敲サボってます、えへ(ぇー

2013-07-27 14:23:30
hisagi @hisagi

先に共有させていただくと私のバックボーンはデザイナーであり、Web屋です。後オタク業界からお仕事を依頼される事がちょいちょい。そんな私がデザインする際根っこの部分で気にするのは2つのコンテキストです。

2013-07-27 14:24:06
hisagi @hisagi

1つは「ユーザーのコンテキスト」これはよくユーザー目線などという怪しい言葉で語られるやつです、そしてもう一つは関わる「媒体のコンテキスト」です。

2013-07-27 14:24:18
hisagi @hisagi

アニメのMD品の場合、グッズが作られるレベルの作品であれば間違いなく一定のファンがいて、ファンの心の中には程度の差こそあれど個人の作品像という物があります、もちろん制作側はイメージを守った範囲で許可を出すわけですが、ここでユーザーが欲しいものに許可を出さないと本末転倒ですよね。

2013-07-27 14:25:41
hisagi @hisagi

そしてメディアのコンテキスト、これをMD品に置き換えると「商材ジャンルのコンテキスト」という事になります。どういう歴史があって、どういう場面で使われて来て、そしてそれが今回どう昇華されるべきかという話ですね。

2013-07-27 14:25:56
hisagi @hisagi

サイクルジャージの様に印刷するだけの商品の場合、良くも悪くも商品が作りやすいが故に発生する問題があります、それがスピード感やROIに代表されるコストと作り込みのバランス取りです。

2013-07-27 14:26:18
hisagi @hisagi

ビジネスなので会社側は「売れそうだ」と思ったものには当然手を出して行くわけですが、必ずしも作品の理解と商材への理解が追いつくとは限りません。もちろんコストは大事ですが、モノ作りを支える「エモさ」というのはコストで表しづらく、時としてやや不合理なぐらいでないといけない事もあります。

2013-07-27 14:26:43
hisagi @hisagi

そこに人を説得出来るだけの理由をなんとか与えるとすればそれは「製作者の熱い思い」ではないかと私は考えています、例えばどんなビジネスもまず強い思いなしには成立しない、という事については特に疑問もない事と思います。

2013-07-27 14:27:03
hisagi @hisagi

特に印刷するだけで作れてしまう商材に関してはあっという間にビジネスモデルが横展開されて、濫造される傾向にあります。それについては「売れれば良い=顧客のニーズがある」と考えれば一つの答えですので、特に悪いとは思っていませんし廉価な商材であれば十分だと思います。

2013-07-27 14:27:17
hisagi @hisagi

ですが、サイクルジャージはの様な高単価商材においては、お金を支払う側の人間としてそういうポリシーの商品は「なんかやだ!」って思ってます。バッチリ理由も付けられましたが、ユーザーが皆そんな理由を持っていると思われるとよくないので、わざとふんわり「なんかやだ!」にさせて頂きます。

2013-07-27 14:27:31
hisagi @hisagi

今回話題に上げたサイクルジャージの場合、各社の商品を見ていると「サイクルジャージのコンテキスト」をぶっ飛ばしてキャラクター商品として作っている商品がとても多いように感じています。

2013-07-27 14:27:50
hisagi @hisagi

ぶっちゃけオタク向けサイクルジャージはキャラクター商品なのでそれが悪いという訳ではないのですが、これは私のモノ作りポリシーには反するので、「なんかやだ!」となって先日の発言に至った次第です。

2013-07-27 14:28:32