第307回神保町花月本公演「脳梁」

【脚本】長谷川優貴 【演出】白坂英晃 【出演】ミルククラウン竹内・クレオパトラ・マヂカルラブリー・ガリバートンネル・ラフレクラン・広瀬梨子・児玉彩
芸能 クレオパトラ
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「ミステリアスヒューマンスペクタクルファンタジーホラー?」

長谷川優貴(クレオパトラ/エンニュイ) @hase0616
神保町花月公演『脳梁』のゲネプロ終了。今日が本番です。ギリギリまで細かい直し。自分で書いておきながら、今回はかなり厄介なお話。どんな反応が帰ってくるか不安で仕方ないです。沢山の方々に観ていただきたいのでギリギリまで置きチケ受付中です。 #脳梁
クレパトnet @cleopatranet
脳梁、「深々」「キノコ」をご覧の方にはおなじみのキャラが登場します! もちろん前作未見の方も楽しめる夏のお芝居! #脳梁 深々楽屋裏ブログ:http://t.co/4VIFkidyCO キノコ楽屋裏ブログ:http://t.co/FbL05lkBkU
神保町花月 @jimbochokagetsu
かたつむり中澤の「脳梁」ゲネレポート!をアップしました!! http://t.co/J0x3DqNARQ
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【今日千秋楽!】脳梁 ■7/29(月)19時 神保町花月 脚本 長谷川優貴/演出 白坂英晃 出演 ミルク竹内・クレパト・マヂラブ・ガリトン・ラフレク・広瀬梨子・児玉彩 前売2000 当日2300 置きチケ出来ます! http://t.co/XHBPPrFWLG
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ノイズがかったニュースの音、暗闇、高笑いする男、暗闇

―俺は、この街が…この世界が嫌いだ。

渋谷。高校3年生のノイ(長谷川)は、あるサイトで知りあったチカコ(広瀬)と待ち合わせをしていた。現れたチカコにひとめぼれするノイ。ふたりは、"儀式"のために、仲間と落ち合う下水道とへ向かう。

渋谷、下水道。
清掃のバイト初日のナラシノ(村上)。背後から作業服の男(佐助)が現れ驚くも、遅れてくると聞いていた先輩、ツツミだった。
淡々とツツミは、去年の出来事を語りだす。先輩と一緒にバイト中、死体が流れてきたんだ。そのとき、『ここから出せ』という声が聞えた。それはどこか、遠くから……。

死体は消え、その先輩は失踪した。

探偵事務所。
スーツ姿に首にロープが巻かれた姿のサワムラ(桑原)と、隣には鬱陶しそうな顔のアヤナ(児玉)。
社長のイトウ(竹内)が現れる。
サワムラの息子のノイが3日前から行方がわからず、たった3日では警察は動いてくれないと相談に来た2人。

アヤナはカウンセラーで、ノイと電話で会話していた。

最近のノイはアヤナに妙なことを言うようになっていた。

『もうすぐ、表と裏が一体になる…』

下水道に辿りついたノイ、チカコの元に、同じくサイトを介して知りあった、ホストのヲウジ(西村)が現れる。更にもうひとりのメンバーであるヒロミを待っていると、中年の男性が現れる。彼がヒロミ(三須)だった。"グリーンマン"を待つ4人だが、そこにヒロミを追って借金取りのテゴシ(富士田)がやってくる。

ノイのパソコンから、グリーンマンのサイトへアクセス出来たイトウ達は、割り出したサイト主の住所へ向かう。そこは、かつてアヤナがカウンセリングしていたマコトという少年の家だった。マコトのパソコンのチャットの履歴から、彼らは渋谷の下水道に居ると3人は移動する。

渋谷、下水道。
逃げようとするヒロミに殴りかかるテゴシ。ふと何かを感じたように手を止めると、ここに来てから寒気がする、と言う。ここには儀式に来たとテゴシに話してしまうチカコ。どさくさにまぎれて逃げるヒロミを、テゴシが追う。

言い合いになり、ぎくしゃくするノイとチカコを2人きりにするヲウジ。ごめん、と謝るノイ。
「俺も自分が嫌いだけど、そんな自分も好きだったりもする」

逃げるヒロミ、追うテゴシ。途中でナラシノとツツミとすれ違い、驚いて叫ぶテゴシ。
「うわーっ!!デブー!!」
「うわーっ…!!…っ…ぁ…!!」

「デブー…って…」
「俺、そんな特徴ないかな?」

ほどなくヲウジが2人の元に戻り、テゴシを撒いたヒロミも戻る。ヲウジが発端になり自己紹介タイムが始まる。4人はそれぞれに、生きることへの疑問、周りの人間への不信、不満。自分自身の欠落を抱えてここへ来ていた。

そこへ、あまりにもふっとグリーンマン(野田)が現れる。

「あなたがグリーンマンなの?!」
「そうでーす」
奇妙な格好に軽い口調のグリーンマン。"儀式"とは、今生きている人間が、"裏人間"と入れ替わるというもの。
「ていうか、それくらい理解してから来いよ」
「殺されるってことかよ…?!」
ヲウジは逃げ出す。グリーンマンの元に歩み寄る3人、そこへイトウが駆けつける。連れ帰ろうと腕を掴むイトウにナイフを向けるノイ。

「この世界は終わりまでの始まりでした。世界が人で溢れかえったとき、方舟は地球を去った。アダムとイブは禁断の果実を食べた。人間は許されない存在。終わりのときが近づいているよ。」

グリーンマンが儀式を始めようとする中、駆けつけるサワムラ、アヤナ。
反抗心を露にするノイに歩み寄り、ナイフを握り締めるサワムラ。「私のことは嫌いになってもいい、自分のことは嫌いになるな」ノイを諭し、抱き締める。

「俺だって、生きたいよ…」
「その程度の覚悟?」
吐き捨てるチカコを、イトウが咎める。「人はみな未完成な生きる意味探して生きてるんだよ。」

チエコを抱きしめるノイ。自分を嫌っていた母親を殺した、まだ家に死体があると告白するチカコ。それでも一緒にいれる…?
グリーンマンの元へ歩み出すチカコ。

と、ヒロミがナイフを奪い、グリーンマンを刺してしまう。"ヒロミ"は本当は彼、イガラシの失踪した娘の名前で、ヒロミはやはりグリーンマンのサイトにアクセスしていた。あいつが娘を殺したんだ…。

「マコトくん!?マコトくん大丈夫!?……ちがう、マコトくんじゃない……誰?」

下水道。ノイ達の目の前に飛び交っていた小さな光が、別の場所に居たナラシノの目の前にも広がっている。
「これはホタルじゃない、行き場をなくした魂だよ」
先ほどとは雰囲気が違うテゴシが現れる。彼等は、入れ替わる体を探している…。ナラシノに耳打ちをするテゴシ。
「…え…?」

イトウの車内。
刺されたはずのグリーンマンは警察が来る前に消えていた。やむなくヒロミは自宅に帰される。ずっと俯くチエコに、自首するか自分で決めなさい、とイトウ。私も力になるから、とアヤナ。穏やかにチエコに寄り添うノイに、茶化すサワムラ。
「お前…父さんを越えたな!!」

「…なんか、父さん変わったね。たくましくなった、……ちょっとな」

世界は、まだまだ未完成。だから続くんだ、俺達次第で。

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