自分用 ミスカトニック大学の感想

黒扇娘娘的信使 @zealotofBW

さて、そろそろ、今日の内に買ってきた『クトゥルフ神話TRPG ミスカトニック大学』の感想でも書こうと思う。 このサプリメントは非常に価値あるもので、これ一冊で100本のシナリオを作ることができるだけの情報量がある。また、ただ情報量に優れているだけではなく、それを利用するため(続)

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のプレイヤーへのヒントが非常に事細かく書かれている。せっかくの情報をどうやってシナリオに活用していけばいいのか、その説明が充実している。10ページから始まる「ミスカトニック大学でのキャンペーン」は、大学で起こるシナリオだけではなく、既存のシナリオへ大学をどう取り込むか(続)

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ミスカトニック大学の名前が登場することにどのような意味があるかを簡潔に説明している。これはもちろん、他のサプリメントに掲載されている情報にも応用できるものであり、全クトゥルフ神話TRPGキーパー必読の一文と言える。

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さて、内容の第一章「ミスカトニック大学」は、一部アーカム本とかぶる内容もあるものの、より掘り下げられていたり、全く新しい内容も含まれている。大学ガレージなどにはきっと世話になる探索者も出るだろう。 特に重要な図書館と博物館はしっかり枚数が割かれ、数々のシナリオフックを提供し(続)

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盛り上げてくれる。個人的には、ラヴクラフトを初めとする数々の作品に登場しながらも、図書館に比べ今一つ知名度が落ちる感のあるミスカトニック大学展示博物館が、詳細な設定を与えられたことに深い興味を覚える。また、図書館カードや学生証などの小物類もちゃんと収録されているのは心楽しい(続)

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掲載されている建物や場所は、以前発売されたアーカム本とも連動して使用できるように、アーカム本で割り振られた地区番号が併記されているのも、地味ながら助かる。こういう細やかな配慮は、データを自作したい人や、自作のTRPGを作りたい人達にとっても、勉強になるだろう。(続)

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第二章の「キャンパスの人々」はミスカトニックに通う人々の生活を描写しながら(ミスカトニック大学校歌も収録されている。動画サイトで歌ってみたタグで投稿されるのも時間の問題だろう)キャンパスの有名人について解説されている。その場限りのNPCも簡単チャートで作成可能。(続)

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第三章「教育制度」は、よりディープに、ミスカトニック大学での学業生活を体験することができる。巻末付録の学位単位取得プラン・ワークシート(丁寧に学部別に4枚ある)と合わせて、懐かし、あるいは憧れのキャンパスライフを満喫しよう。もちろん、単位足りないと最悪留年退学勧告……(続)

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ミスカトニック大学学生探索者作成ルールも付属しており、付録のミスカトニック大学探索者キャラクターシートが役に立つ。恐怖の≪学内評価≫技能は、マイナスまで下がる恐ろしい技能だ。(続)

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そして、第四章「ミスカトニック大学の秘密」についてば、あえて多くは語るまい。本当に面白い情報で満たされている。 第五章「生半可な知識は」は、付属シナリオで、大学キャンパスから始まる手ごろなシナリオ。「海外シナリオはデッドリー」などという先入観を払い飛ばしてくれるだろう。(続)

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補遺には、ミスカトニック大学で手に入る使えるアイテムの提案があり、プレイ中にキーパーを手助けしてくれるだろう。また、新しい呪文(やや誤字脱字が目立つのが少々残念)は条件に意外性があるものが多く、これ自体シナリオフックになりそうである。

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総じて、読み物としての楽しさ、TRPGサプリメントとしての有用性のバランスがとれており、クトゥルフ神話TRPGの世界観を知るのに、『クトゥルフ神話TRPG ミスカトニック大学』は非常に有用な一冊である。ああそうそう、大学カフェテリアの食券もばっちり収録されているので安心だ。

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……「ミスカトニックの大学院生」の「永遠の大学院生」のタイプの紹介を読んで、何人くらいの院生が悶絶して泣き崩れるか、ちょっと見てみた(ry 「彼らの論文は何十回も草稿を重ね、どの研究計画も決して完成に近づかない」ゴールドエクスペ(ry