狡噛慎也がもし借り物人生だったら妄想のまとめ

仕事中に思いついてその日の夜までダラダラ妄想してました
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おーこ @kedamono_0k0

くだらない事呟くね。狡噛disってるわけじゃないけど狡噛のマイナスについて考えてたので一応前置きね。

2013-08-01 10:22:20
おーこ @kedamono_0k0

狡噛ってもしかしてものすごく借り物人生だったりしないかな、と。三年前のお坊っちゃんな狡噛は宜野座と釣り合うし、執行官になってからは佐々山の姿や性質を移している。ラストが槙島を模倣しているとすれば、狡噛慎也の本質が空っぽの可能性が否定出来ないかな、と。

2013-08-01 10:24:29
おーこ @kedamono_0k0

宜野座と知り合う前の狡噛がどんな男かは分からないけど、少なくとも何でもそつなく並以上にこなせるスーパーマンな訳だ。それで、宜野座と付き合う内に宜野座の内面を知りたくて、形から入った、とすれば、何となくわかる。好みを友達に合わせちゃうタイプって事もあるのかもしれない。

2013-08-01 10:26:46
おーこ @kedamono_0k0

ただ、基本的に優しいというか、根本的に善悪の基準が自分の中ではっきりしてそうだから、その基準で判断して宜野座を助けて、その基準の中で宜野座の内情を知ろうとしていたかもしれないな、とは思う。そうすると、言葉で教えてもらえない場合、狡噛にとってやりやすいやり方が模倣なのかも。

2013-08-01 10:29:00
おーこ @kedamono_0k0

宜野座が親しみやすい様に、宜野座に似た者になる。ブランドでないなりにしっかりした服装をまとって、誰かに後ろ指を刺されながら一緒に歩く。心を開いてくれるまでそれを続けた結果、その模倣のまま公安局に就職した。そういう主体性の無さみたいなものがあるかもしれない。

2013-08-01 10:31:06
おーこ @kedamono_0k0

そして公安局に入って、自分にとって異質過ぎる価値観を持った人間に会う。佐々山。征陸は?ってなるけど、その正義って多分狡噛にとっての正義に似ていて、しかもとっつぁんはある程度口に出すから、模倣の必要がない。そうすると、ヘラヘラしてるのに何か常に抱えてる佐々山が対象になる。

2013-08-01 10:33:44
おーこ @kedamono_0k0

これ、宜野座にしてみたら、佐々山化する狡噛って友達を別の子に取られたみたいな状態になるから、宜野座の困惑とか執着も分かる気がするんだよね。

2013-08-01 10:34:31
おーこ @kedamono_0k0

佐々山は佐々山で、狡噛のそういう主体性の無さを察しているから、逆に上手く利用して執行官の思考とかに近付けようとしていたのかもしれない。佐々山の考えている正義って多分狡噛の考えている正義よりもずっと複雑だろうし、その複雑な判断基準を口頭で伝えるのはまた難しい。

2013-08-01 10:36:05
おーこ @kedamono_0k0

佐々山は行動で示しながら、狡噛に考えさせていたんだと思う。が、先述した通り狡噛は言葉になってないものを探る為に模倣を手段としているフシがある、と仮定した状態なので、佐々山の死後、教えてもらえそうだった何かを探る為に、佐々山を模倣し始めた、と考えられないかなぁと。

2013-08-01 10:37:30
おーこ @kedamono_0k0

佐々山の模倣によって宜野座性が消えて、その分宜野座の気持ちが汲み取りにくくなってしまった、或いは、宜野座の気持ちがシビュラにガチガチに固められた矮小なものに見えてきてしまって、素直に聞き入れられなくなった。そう考えると物凄く狡噛ってお子様なんだけどね。

2013-08-01 10:39:29
おーこ @kedamono_0k0

最終的に刑事の勘とか言ってるのも、佐々山ならどうした、こうしたっていう思考の辻褄合わせ。常守がそれを自ら体現した事で、佐々山という刑事の生き様は受け継がれたけど、そこに狡噛を見た段階で宜野座は佐々山に対して無理解だったことが伺える。

2013-08-01 10:41:12
おーこ @kedamono_0k0

続きをゆるゆる垂れ流すよー

2013-08-01 12:05:29
おーこ @kedamono_0k0

佐々山の残した手掛かりで槙島という人物を追い始めるけど、そこに至る思考の段階でもう佐々山化してるんだよね。宜野座に近い狡噛なら、マキシマって奴は何者だ、何が怪しいんだで思考止まるけど、佐々山なら違う。

2013-08-01 12:08:55
おーこ @kedamono_0k0

佐々山は藤間が度々廃棄地区に出入りするのを知る。そこに、明らかに廃棄地区の住人ではない真っ白な男、しかも藤間がマキシマ、と呼んだ男が同時に出入りしていた。そこで関連があるというところに思考が繋がったから、そいつを調べろって言える。狡噛はその見えない線の見方を佐々山から知ったのかも

2013-08-01 12:12:41
おーこ @kedamono_0k0

藤間が捕まって、宜野座の思考なら落着のはずが、プラスティネーションの薬剤の出処が分からないのはおかしい、裏に誰かいる!と確信するのも、その見えない線がうっすらでもマキシマに繋がっていると言うのが見えたから。でも嫌な話だけどこの段階で佐々山の弔いどうでも良くなってる。

2013-08-01 12:15:15
おーこ @kedamono_0k0

狡噛が模倣する人間であると仮定した時、狡噛の中で佐々山は理由付でしかないんだよね。何故なら、狡噛は既に佐々山の理解を始めていて、死んでその先がない佐々山の模倣が完了したら、狡噛はそれが自分自身だと思い込むから。薄情かもしれないけど宜野座にもそうだったからね。

2013-08-01 12:17:50
おーこ @kedamono_0k0

こうして佐々山になりきった狡噛を見て、他の皆はどう思っただろうね。宜野座は佐々山の真似事をして佐々山の代わりになろうとしてるって見たかもしれないし、他の執行官は佐々山の弔いだと思ったかもしれない。征陸の勘が良ければ、精神的な衰弱によるものか、狡噛の本質かを見極めようとしたかも?

2013-08-01 12:20:24
おーこ @kedamono_0k0

どちらにせよその段階で宜野座の模倣をしていた狡噛がほぼ失われて、佐々山の模倣をしている狡噛に成り代わる。振る舞いの内で必要と思う部分だけを模倣する辺り、狡噛の狡さだなと思う。宜野座のような法への従順さ、ある種の潔癖さを持ちながら、佐々山の生き方を真似ている。

2013-08-01 12:22:28
おーこ @kedamono_0k0

そして佐々山の死を理由に、追った男に出会う訳だ。槙島。ところで劇中の槙島は実に矛盾したものの言い方をしている。

2013-08-01 12:24:41
おーこ @kedamono_0k0

御堂に対して個性がないと言いながら、自分の言葉はほとんど借り物の寄せ集め。泉宮寺との会話で審判の立場から見ていると言いながら、局長(藤間)に対してはプレイヤーでありたいと言う。常に代わりがある世界だと言いながら、狡噛の代わりがいない事は確信していたんじゃないか?

2013-08-01 12:26:22
おーこ @kedamono_0k0

最後の笑みは同じだって言う歓びの笑みであると同時に、本の模倣でしかない自分を知った上で、狡噛が次は自分の模倣を始めると分かっていたと考えることも出来る。そこから導き出す「いや、もう二度とごめんだな」の意味。

2013-08-01 12:28:15
おーこ @kedamono_0k0

槙島は自分の言葉で明確に目的を口にした事がない。言葉になってない。狡噛がそれを知る手段は?もちろん模倣である。そうなると、模倣するにしても次々と本を模倣する槙島を止めない限り、狡噛は槙島を模倣する事が叶わない。いつまでも槙島を理解出来ない。

2013-08-01 12:29:50
おーこ @kedamono_0k0

槙島を生かす事は理解出来ないことに直結してしまう。だけど、槙島ほど狡噛を体現している人物もいない。狡噛は悩んだだろうなと、思う。最後の後押しは自分勝手な理由だった可能性が否定できない。蔑ろにしておいて佐々山の仇だからって思って撃った。こういう言い方すると狡噛が凄いクズ野郎で辛い。

2013-08-01 12:31:56
おーこ @kedamono_0k0

結局、狡噛はその模倣に至る道程があまりに長く辛かったがために、「いや、もう二度とごめんだな」と言ったに過ぎなかった。そして槙島の、あくまでも狡噛が想像する、知りうる限りの槙島の模倣を始める。シビュラに反したその思考では公安局はおろか、日本にいられない訳だ。

2013-08-01 12:34:01
おーこ @kedamono_0k0

そして国外に出ながら、恐らく槙島が読んだであろう本を読みながら、その内容を自分の中身にしていく。もちろん取捨選択はあるけど、結局狡噛は模倣人生のままで生きて行く。っていうのが午前中に仕事しながら考えてた事でした。

2013-08-01 12:35:39