ゾンビサバイバル・ガジェット

たるなま @shibaigoya

ゾンサバ、そうか。オリキャラでやっても良い訳だしな……！ #TRPGとかのプレイの文章化に憧れていたり

たるなま @shibaigoya

@nekoneko_1446 はい！ 思い立ったが吉日、ネタは熱いうちに打て！ やってみましょうーw

たるなま @shibaigoya

@nekoneko_1446 んじゃ、せっかくなんでサイバーTANEYOSHIで行きますw

たるなま @shibaigoya

今日のTANEYOSHI：【拠点】金持ちらしき死体の上着から、無人のシェルターの鍵（アイテム扱い。以降【休息】が出るたび、その内容を「ＨＰ：＋１　食糧：－２」に変更してもよい）を発見！　食糧：－２ http://t.co/2mUnWmO4PV いきなり拠点確保さすが戦のプロや

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl とうとう近隣の町にもゾンビが現れたと聞き、タネヨシは調査の為に派遣されて来た。報告にあった通りの惨状に、タネヨシは眉間に皺を寄せて奥へと進む。 (オレがもうちょっと早く来られたら……)

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl 富める物も貧しい者も、老いも若きも、平等に物言わぬ死体となっていた。 もう少し早く町から報告があれば……もう少し早く伝達が行き届いていたら……。 だが、感傷に浸っている場合ではない。 (まずは拠点の確保だな)

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl しかし、見渡す限りの家は窓やドアが破壊され、とても安全とは言えない。 そこでタネヨシは見晴らしの良さそうな丘の上……町長の家に向かった。 ここも既に廃墟と化していたが……ロビーの大階段の下に、でっぷりと太った中年男性の死体を見つけた。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl その死体の手を伸ばす先には、シェルターのドアがあった。 (まさか……！) タネヨシは死体の服を探った。上着のポケットに鍵を見つけ、祈りを込めてドアを開けた。 誰もいない、静寂。ーー闇。 しかし開いたドアから差し込んだ光に清浄を感じた。 「誰もいない……」

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl タネヨシは声に出して呟いた。 「誰も……いないじゃねぇかよ！」 物言わぬ中年男に向かって、八つ当たりのように怒鳴った。 「お前はッ！ 町がこんなになるまでほっといて……！ 自分だけ助かろうとしたのかよ！！！」

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl 感情的になるのは悪い癖だぞーー。 上司でもある兄によく言われる台詞が、ふいに聞こえた気がした。 (ここを、有難く拠点に使わせてもらうよ。文句は言わせねぇよ、オッサン) 【調査1日目】 HP100 食糧98 アイテム: 地下シェルターの鍵

たるなま @shibaigoya

@nekoneko_1446 有難とうございます！ 頑張って赤カブト退治すんぞー！ #ゾンビではなく？

たるなま @shibaigoya

今日のTANEYOSHI：【アクシデント】大量のゾンビに隠れ家周辺を囲まれている！　うまくやりすごし脱出できるか！？　今が午前１０時～２２時ならダメージなし。それ以外なら９のダメージ！　食糧：－２ http://t.co/2mUnWmO4PV

たるなま @shibaigoya

朝に診断して、昼休みに投下すれば、午前中いっぱいタネヨシの事を考えていられるという画期的なアイデア。

たるなま @shibaigoya

@nekoneko_1446 朝時間の活用！ 昼休みに短時間リフレッシュ！ #一見意識高い系社会人

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl タネヨシが目を覚ましシェルターから出た時、すぐに異変に気がついた。 壊れたドアに隠れ、外を伺うと、この丘の上の家に向かってゾンビの群れがやって来るのが見える。 タネヨシはその様子にギリッと奥歯を噛み締めた。 (あのオッサン、報告の日付、嘘つきやがったな！)

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl ゾンビ達の服装は、昨日タネヨシが見かけた町の人々の物だった。 しかし、報告の日付からはゾンビ化するにはまだ早かった。 だから組織も初期段階と判断しタネヨシが単身で事前調査に来る事となったのだが……。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl 装備もごく簡単な護身用の銃のみ。 ゾンビを殲滅どころか、あの数では退ける事も出来ないだろう。 早くこの場を離れよう。 今ならバイクまで走って行って、強行突破できる。 2.3体ぐらいなら轢き殺して行けるかもしれない。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl タネヨシは昨日作った町長の墓を怒りのこもった目で一睨みして、正面を見据えた。 ゾンビ化遅延処置を簡易的にはしているし、シェルターの鍵もきっちりかけた。 心の中で確認作業をしてから、大きく深呼吸してバイクに向かって駆け出した。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl ゾンビの先頭がもう門の所まで来ている。モタモタしていたら、突破できなくなる。 素早く飛び乗って、エンジンをかけ、ハンドルを握り閉めた。 (メット被ってるヒマはねぇ！！) 上体を寝そべるように低くして、門に群がるゾンビの群れに突っ込んだ。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl バイクに接触して腕が千切れるモノ、真正面から轢かれて、ぺしゃんこになるモノ。 臭いに顔を顰めて、ヘルメットをしなかった事を少しだけ後悔した。 だが、もう少しでゾンビの群を突破できる。 (あと少し!!) しかし目の前にいたゾンビを見て、タネヨシは目を見開いた。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl ピンクのワンピース、頭には大きなリボン。そしてゾンビとなってもなお大事そうに抱える汚れた熊のぬいぐるみ。 ……それはあまりにも幼い、娘と同じ年頃の少女のゾンビだった。 ーーゾンビに意識や痛覚などない、動く死体だ、人ではないーー

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl 頭では解っていた。だが咄嗟にハンドルを切って、道から外れ転落した。 幸い高い位置からではない。咄嗟にバイクから飛び降りて、すこし足を捻った程度で済んだ。 ゾンビたちは未だに丘の上の家を目指していて、すぐ足元で転がっているタネヨシには気がつかないようだった。

たるなま @shibaigoya

@ZS_tl (とにかく早く現状報告して、援護を派遣してもらおう) メールで報告するとすぐに返信が返って来た。 『報告、要望は承知した。援軍が到着するまでにこの町に生存者がいるかどうかくまなく探さすように。定時連絡は怠るな』