《御用学者は簡単に消えない》

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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

御用学者は、御用学者であるがゆえに、この国では簡単に交替も失脚もしない。御用が支える政財官を、同時に政財官界を支える御用学者を、一連のものとして崩壊させなければならない。簡単じゃない。

2013-08-04 19:41:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

いわゆる「御用学者」について、いろいろと意見や予想はあるだろうけれど、私はそう簡単に消えてなくならない、権威も肩書きも政府が保証しているからこそ「御用学者」なのだろうと考えている。

2013-08-04 19:27:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、ここ http://t.co/a5QU1mffaE に並んでいる首相官邸原子力災害専門家グループの面々。長瀧重信氏、山下俊一氏、酒井一夫氏など、原発事故発生以来、年100ミリ安全とか、年20ミリ安全とか、自主避難に賠償の必要なしとか、言い続けている人たちがいる。

2013-08-04 19:29:01

原子力災害専門家グループについて
グループの構成員は以下の8名(五十音順)です。
  ・遠藤 啓吾  京都医療科学大学 学長、群馬大学名誉教授、元(社)日本医学放射線学会理事長
  ・神谷 研二  福島県立医科大学副学長、広島大学副学長(復興支援・被ばく医療担当)
  ・児玉 和紀  (公財)放射線影響研究所 主席研究員兼生物試料センター長
            原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)国内対応委員会委員長
  ・酒井 一夫  (独)放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター長・人材育成センター長
            東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻客員教授
  ・佐々木康人 前(独)放射線医学総合研究所 理事長、前国際放射線防護委員会(ICRP)主委員会委員、
            元原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)議長
  ・長瀧 重信  長崎大学名誉教授(元(財)放射線影響研究所理事長、国際被ばく医療協会名誉会長)
  ・前川 和彦  東京大学名誉教授
((独)放射線医学総合研究所緊急被ばく医療ネットワーク会議委員長、日本放射線事故・災害医学会代表理事)
  ・山下 俊一  福島県立医科大学副学長、長崎大学理事・副学長(福島復興支援担当)

「原子力災害専門家グループ」は、今般の原子力災害に関し、
  ・被災者の避難、受け入れの際の安全確保に関すること
  ・被災者の被ばくに係る長期的な医療、健康管理に関すること
  ・その他、放射性物質に関する人体への影響一般に関すること

宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

この人たち http://t.co/a5QU1mffaE は一昨年に日本国内で原発事故が発生した後で御用学者になったわけではない。東電原発事故発生前から「チェルノブイリ原発事故の健康影響は小児甲状腺癌の増加だけ」などと、事実に反した「研究」で原子力ムラに貢献してきた人たちだ。

2013-08-04 19:31:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

水俣病や薬害問題の裁判でも日本政府側承認として、名を連ねている人もいる。この人たちは、国家の御用に預かることで、少なくとも学者としての地位を築いてきた人たちだ。数十年経過しても、その座は失われない。失脚するとしたら、現在の政財官界が入れ替わった時だろう。政財官学の結合なのだ。

2013-08-04 19:34:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

御用学者のあり方は、私が見るところ、3通り。① 国や学会に権威を授けられ、その権威に拠って、国の組織に入ったり、国側の承認として法廷に立つなどして。国に都合が良いことを繰り返す。

2013-08-04 20:49:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

①に属するのが、先にあげた 原子力災害専門家チームのような人たち。自らが御用であることを隠すことも恥じることもしない。しかし、国などが権威付けしているので、マスコミにはその肩書きを使って露出することが可能だ。原子力ムラの御用学者は、原発事故発生直後にはテレビをほぼ占拠していた。

2013-08-04 20:51:53
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

② 専門家であり、多くは国や学会によって権威付けられた地位を持ち、特別なとき以外は良心的な発言を行う。しかし、いざその学問の死命を決するような問題、国民への影響が大きい問題が発生したときには、国に都合が良い、学問的に間違った発言を行う。

2013-08-04 20:58:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

②に属するのが、東電原発事故の後に見られた、多くの物理学者や医者。2011年3月12日にメルトダウンを否定した物理学者。WHO基準やチェルノブイリ原発事故の知見を無視して100ミリ安全を強調して避難や防護を妨害した医者。イザと言う時には、国に「貢献」したがる人たち。

2013-08-04 21:15:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

③に属するのが、匿名で、②や①の御用学者の見解や論文を引用して、対立する意見の人々をねじ伏せようとする人たち。ツイッター上だと、師匠とか、玄妙さんとか一応専門的な知識がありそうな人から、到底学問の初歩も知らないのに知っているかのように断定的に絡んでくる人まで、多岐に渉る。

2013-08-04 21:25:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

③ 専門的な知識があるのかどうかは、良くわからないが、匿名でネット上で発言し、さも専門的な知識があるかのように広める人たち。

2013-08-04 21:20:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

とりあえず、御用学者の種は尽きない。正確には①と②だけでも御用学者は十分すぎるほどの人数だ。これは想像だが、③の中には、②や①に上昇したいと考えて「活動」している人間もいるのかもしれない。テレビや新聞に出たり、学者として出世したりできるかも知れないと願ったりしているかもしれない。

2013-08-04 21:31:23