《東電原発地下水のなぞ》

東京電力原発からの汚染水流出問題は、同時に原発建屋内への地下水流入問題としても取り上げられています。 地下水がなぜ、どこから入ってくるのでしょうか?
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発地下に関する疑問1 東電福島第一原発1号から4号の地下は、岩盤に直接打設する形で10メートルほどコンクリートがあり、その上に原発建屋を作った、と私は聞いている。地上から見ると、通常でもかなりの深さの穴を掘って建設する建屋だが、さらに10メートル深く掘って作っている計算になる。

2013-08-06 18:54:23

''修正します。
原子炉建屋は岩着しているが、
タービン建屋は岩着していない
ということで、岩盤の上は
一部コンクリート直接立ち上げ部分と、
土を敷いてその上にコンクリートを打った部分と
混在しているようです。
このやり方だと、いかにも地下水が通ってきそうな
透水性のムラが存在しているように思えます。''

宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 そうすると、メルトスルーして、下方に向かった燃料は、地下にかなり深く打設したコンクリート層を侵食したはずだ。すると、その燃料と地下水の接触を防ぐには…建屋周囲で、打設したコンクリートの縁辺まで地下に穴を掘り、掘った穴に固化するものを流し込めば良いはずだ。

2013-08-06 18:58:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 建屋の基礎になっている周囲をずっと掘りなおし、周囲を固めてしまえば、建屋地下に地下水が流れ込むことを防ぎ、同時に建屋地下から汚染水が流出しないようにすれば良い。冷却に使った淡水は、「循環冷却系」とやらで循環させれば良い、はずになる。ところが、地下水の流入を止める策を採らない。

2013-08-06 19:02:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 ところが、東京電力は、どうしても穴を掘ろうとしない。今日の会議でも、「作業員の被爆が」とか「経費が」とか言っているが、ここまで穴を掘るのを嫌がるところを見ると、他に何か理由があるのではないか、と勘繰りたくなってしまう。

2013-08-06 19:05:01
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5 どうも東京電力は、岩盤の上に直接コンクリート、その上に直接建屋、という話を認めたくないように見える。NHKの今夜19時ニュースでも、まるで原発の地下に普通の土の層があるような動画を見せている。コンクリートなら、じわじわ地下水が浸透するのではない。素直に水位が上昇するはずだ。

2013-08-06 19:33:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 岩盤の上がきちんとしたコンクリートで、外部に漏れないなら、地下水の流入量で水面の上昇は簡単に計算できるはずだ。あれ?その手前で。岩盤の上が全部コンクリートの構造物なら、そもそも地下水は、どこから構造物に入り込んでくるんだろう?おかしいぞ?

2013-08-06 19:38:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7 地下水が流入しているということは、どこからか、構造物の中に水が入っているということになる。本来、岩盤とコンクリートで覆われているはずの構造物の中に。そうすると、考えられる入り口は2種類。構造物のどこかに割れている場所があるということ。もう一つは、配管のどこかからの流入。

2013-08-06 19:42:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

信頼性と品性が落ちるニュースを載せなければならなくなったメディア、というのは、もう、経営的に末期なのではないか?

2013-08-06 20:04:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 もし、構造物が割れているとしたら、いや、この場合、地下の岩盤が割れていることも合わせて考えなければならないのだろうが、可能性があることは色々と思い当たる。

2013-08-06 20:09:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 まずは、岩盤が割れてしまっているとしたら。そもそも、「そこに原発を建設して良い」という認可そのものが間違っていたことになる。地震で割れるような地盤の上に原発は建設できない、というのは今回の大地震の前も後も変わらない、鉄則だ。原因が岩盤だとすると、他の原発への波及も大きくなる。

2013-08-06 20:12:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10 岩盤の上、建屋の下のコンクリートに何らかの損傷があるとしたら。実は、地震前にコンクリートに損傷があったら。例えば、経年劣化。そもそも粗悪なコンクリートが使用された場合。地震前に地下水で浸食されていた場合。などなど。

2013-08-06 20:22:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11 建屋よりも下のコンクリートの損傷が、地震で起きていたとしたら。これも、原発の設置許可が問題になるだろう。地震で壊れてはいけないことになっているものだから。

2013-08-06 20:26:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12 建屋の下のコンクリートが破損して地下水が流入しているとして、地震の後の原発事故によって起きたとしたら。これは、シナリオ上は、東電の事故報告書であってもありうることだろう。メルトスルーした燃料がコンクリートを破壊し、結果として外部とつながる。シナリオ上はありえるが、大問題だ。

2013-08-06 20:32:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13 メルトスルーで漏れた燃料がコンクリートを破壊し、地下水と接触しているとしたら。地下水は、核燃料と直接接触していることになる。地下水の汚染は、非常に深刻で、迅速な対策が必要になる。28ヶ月経過してウロウロしている場合ではないことになる。

2013-08-06 20:34:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

14 次に、壊れたコンクリートが、建屋のものだった場合。建屋のコンクリートとは言っても、半分は地下に埋まっているので、その場合でも地下水流入のポイントになりえる。建屋のコンクリートが、地震前に破損していた場合、あるいは地震によって破損していた場合。これも設置許可に問題がある。

2013-08-06 20:43:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

15 あるいは、建屋のコンクリートが、メルトスルーで破壊され、そこから地下水が流入した場合。これも地下水と核燃料が直接接触していることになるので、今後の処理が非常に困難になる。

2013-08-06 20:45:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

16 建屋のコンクリートに関しては、爆発の際に損傷して、そこから地下水が流入することになった可能性もある。この場合、地下水の流入に関する東京電力の予見の責任は軽減されるかもしれないが、始末の悪さは何も変わらないだろう。

2013-08-06 20:50:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

17 以上の可能性の場合、どのような対応が可能だろうか?難しいのは、核燃料が直接地下水と接触している場合だ。おそらく、接触している場所を見つけても、できるのはその場所を冷やすことだ。実は、今回東京電力が提案している凍結工法と関連して考えると、ありえない話ではない、と思えるのだ。

2013-08-06 20:53:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

18 冷凍工法を使えば、直接人間が接触したり近づいたりする必要がなく、しかも、継続した冷却を行えるのだ。事故発生後3年足らずの核燃料に近づくのは無理だ。電力を使い続ける必要があり、長期的なコストは安くないと思われる凍結工法を採用する理由としては、考えても良いのかもしれない。

2013-08-06 20:57:54
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

19 私個人が最も可能性が高いと考えているのは、配管の損傷による地下水の流入だ。配管の総延長は、おそらく数えることも計算することもできない。地上にある部分もある一方、地下に埋設されている部分もある。すべての健全性を確かめることはできない。

2013-08-06 21:02:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

20 東京電力は、地震による配管の破断が事故に影響したことを否定している。もし、配管の破断が事故に影響し、さらにそこから地下水が流入しているとなれば、事故調査の全面的やり直しが必要になる。それは、避けたいだろう。

2013-08-06 21:04:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

21 結局、地下水の流入がどこからであるにしても、どのような状況であるにしても、原因を突き止めることは東京電力にとって、何も良いことはない。原因は突き止めないほうが、東京電力にとっては有利なのだ。

2013-08-06 21:09:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

22 東電原発地下水に関する、現時点での私の結論。東京電力に任せることだけは、絶対にさせてはいけない。わかることもわからなくなる。必要なことは隠される。どうしても人集めが難しいと言うなら、この際、関西電力系人脈を使っても良いから、東京電力は作業と検査からはずさないといけない。

2013-08-06 21:12:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東電原発地下水のなぞ。続き。23 2013年8月7日。資源エネルギー庁と原子力規制庁が同席した会見で、資源エネルギー庁が回答。「東電が出した資料から計算すると、地下水由来の水が300トン海に2年間漏れ続けている」汚染度は不明。東電は水の量を文言では説明していない、との事。

2013-08-07 21:08:07