魔術師Akihoさん、祭壇と光と闇、対立する概念のこと。

G∴D∴系魔術師Akihoさんの魔術話シリーズ。
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Angeliqua@nap master @Ripple1975

うーん、祭壇とは何かって?目の前に展開した大地の表現、箱庭。意識の台座。定義した心の形。分離・分割したもの。供物を捧げる場所、祝うための場所。心との対話の場所。意識の机。すなわち、Altar。心の視座。

2013-08-04 04:28:38
Angeliqua@nap master @Ripple1975

祭壇はさまざまな概念の集合体なので一言ではいえないんだよね。GDの二重立方祭壇などは潜在意識と顕在意識を表してると言えるし、その上に四大の象徴物があるのなら、それは心の視座であるし、そこから見えてる環境を象徴的に分割してる。つまり、祭壇の上は顕在意識の表層。意識の焦点の位置。

2013-08-04 04:36:25
Angeliqua@nap master @Ripple1975

儀式において、二重立方祭壇の底辺から立ち昇るのはアポフィスとテューポーン。争うもの、知性の敵、逆巻く旋風。それは古い行動様式、混乱。すなわち自己矛盾を齎す影。だから祭壇の上に四大を配するのは自己とその環境の再定義を意味するの。これは一種のフィルター。世界観の秩序化の試み。

2013-08-04 04:47:26
Angeliqua@nap master @Ripple1975

神殿において、最も重要なのはこの祭壇なの。意識の形と位置の定式化。神殿は心の範囲を仮定して表現し、その備品は心のあり方とかその環境を表現してる。だから、祭壇とは心の中心を意味する。東西、若しくは四方に配した旗は心の方位の設定。現実の方位との意識あわせ。柱は門の設定。出入り口。

2013-08-04 04:53:34
Angeliqua@nap master @Ripple1975

これがいわゆるテンプル・アレンジメント。神殿の設定なの。儀式を開始するとき、これらのことを意識して神殿を構成します。象徴は矛盾が生じない限り好きなように。あとは実践を通して学んでください。

2013-08-04 04:55:32
Angeliqua@nap master @Ripple1975

GD魔術の儀式においては基本的に祭壇は真ん中に置くけど、儀式によっては移動します。それは意識の焦点の移動なので、儀式が何を主題にしてるのかで置く場所が異なるの。アルターの移動は心の中の座標移動なの。心の中を象徴的に操作するための作業台がアルター。だから必要に応じて移動します。

2013-08-04 05:04:22
Angeliqua@nap master @Ripple1975

テンプル・アレンジメントについては各種の本に書かれてると思うので少しだけ掘り下げて見ました。理解されてるとは思うけど、老婆心ながら余計なこと言っちゃった。(^^; やーね、歳取るって。w

2013-08-04 05:07:50
Angeliqua@nap master @Ripple1975

犠牲の祭壇において、四大を象徴的に捧げるっていうのは、それらを犠牲にすることで神々との関連付けを行うことなの。それは四大的表象物を自然に返すこと。これで心の四大的に分割された部分を四大に区分けされた自然の神霊に関連付けするの。解るかしら? 分離された自己と自然を再統合する試み。

2013-08-04 05:15:09
Angeliqua@nap master @Ripple1975

と、アルターについてはこんな感じ。すべては自己の心と環境の定義であって、それらとの結合が目的。小宇宙と大宇宙の象徴的な関連付けが儀式の前提となるから。

2013-08-04 05:19:10
Angeliqua@nap master @Ripple1975

儀式というのはものすごく簡単にいうと、自己と環境の定義、それらとの関連付け。つまり宇宙と人間の同一性の主張。その次に心の操作を行うことで意識の変容が起こる。心は自然との同一性を主張してるので、宇宙の同一性の信仰からすると心の変化は外界に反映される。これが魔術儀式の基本理論なの。

2013-08-04 05:23:53
Angeliqua@nap master @Ripple1975

まぁ、これらの基本的な骨子が揃ってるのなら、それらはすべて魔法の儀式。それは心と身体、環境(自然)との関連性の信仰の上に成り立ってる。これは風が吹けば桶屋が儲かるというのよりはまだ明確な信仰だと思う。すべては静と動、沈黙と発声、光と闇、熱と寒、上昇と下降などの対比で成り立つ。

2013-08-04 05:31:40
Angeliqua@nap master @Ripple1975

ぶっちゃけ、すべての事象は振動とか波動なの。だから肯定と否定、陽と陰、繁栄と死滅の間で振幅する。それが生命であり、いわゆる「光」。儀式はこれらの対比でもって表現する。現象世界において、視覚というのは光とその影によって視覚増を形成するから。つまり、存在のあり方の再認識。

2013-08-04 05:36:54
Angeliqua@nap master @Ripple1975

これは何度でも繰り返すことだけど、現象世界に存在を開始した「光」というのは、その存在性のために必ず振幅しており波動で振動なの。それはプラスとマイナスの間で振動する力。つまり、交流の電気と似ている。それは力動する諸力であり静的なものではないの。神の臨在とはそういうもの。

2013-08-04 05:53:06
Angeliqua@nap master @Ripple1975

まあ、こういう言い方をしてもいいかな。振幅してない光。つまり波動を形成してない光は目に見えなくて存在してないのとかわりないの。少なくとも人間精神においては。だから、光の存在性はこの振動に依存してる。振動率は周波数であるし、それが変わると色も変わる。周波数が変われば波長も変わる。

2013-08-04 05:57:51
Angeliqua@nap master @Ripple1975

交流の電気なんて、オッシロスコープで観察しないと正弦波がとまって見えない。掃引周波数を変化させて同期を取ると波形は静止する。それは電気を幾何学的に表現する科学の道具なのだけど、振幅する電気は人の感覚器官では捉えられない。こうして正と負、無に分解して人は電気を認識するの。光も同じ。

2013-08-04 06:11:18
Angeliqua@nap master @Ripple1975

儀式において「光の解析」という手順があるけど、これは電気を波形パターンに視覚化して扱うのとよく似てる。「光」という生命の振動を幾何学的に認識してそれを概念操作することで心の生命に対する同期の仕方を変化させる。これは意識変容のひとつのテクニックなの。

2013-08-04 06:15:15
Angeliqua@nap master @Ripple1975

んー、ここまで魔法を現代語訳しても駄目なら、さすがのわたしでも詰む・・・orz

2013-08-04 06:17:21
宗教学たん @shukyogakutan

宗教の定義って、宗教学をやってる子にとってすっごく大きなテーマだよね。もちろん、定義を見直して宗教とその周辺を研究するのがトレンドなんだけど、それでもやっぱり、「宗教とは何か」ってゆう問いは大切!!みんなっ!宗教を140字以内で定義してみて☆上手な子にはざぶとんあげちゃうよ!

2013-08-04 06:18:04
Angeliqua@nap master @Ripple1975

万物の存在性への信仰とそれを祝祭するための教義と手順の実践、およびその集団。で、だめかしら? (^^; QT @shukyogakutan: 宗教の定義って、宗教学をやってる子にとってすっごく大きなテーマだよね。もちろん、定義を見直して宗教とその周辺を研究するのがトレンドなんだ

2013-08-04 06:21:14
Angeliqua@nap master @Ripple1975

文系も理系もみんな不完全よ。完全な体系なんて存在しないから。それを理解したら、使えるものはなんでも使いましょう。不完全だからといって、応用できないわけではないから。

2013-08-04 06:30:12
Angeliqua@nap master @Ripple1975

物事の不完全性について思い悩んでいる暇があるのなら、文系も理系もすべて自分の研究に熱中しましょう。理論の前提は常に変化し、定義は刷新されていく。完全性なんて神において存在すればそれでいい。不完全性こそわたしたちの世界。常によりベターな選択を。そうしてる限りは退化ではないから。

2013-08-04 06:38:54
Angeliqua@nap master @Ripple1975

わたしたちが一番恐れなくてはならないのは、ベターな選択ではなくてベストを選択してしまって、結果的に完全性の定義において足元を救われてしまう事。こうして思考停止してしまうと前には進めない。だから、硬直しないためにベストではなくてベターを選択する。矛盾のある世界なんだから仕方ない。

2013-08-04 06:43:55
Angeliqua@nap master @Ripple1975

神殿という聖域において、わたしたちはベストな生命の理論に触れる。それはとても美しい生命なのだけど、神殿の外である世俗の世界にまで光を持ち帰れない。それは世俗の中に触れると突然変異して矛盾する存在と成り果てる。だから「生命の灯火」は外に持ち出してはいけない。これは魔法の原則なの。

2013-08-04 06:47:20
Angeliqua@nap master @Ripple1975

まぁ、ぶっちゃけ。完全性というものは信仰においてしかその存在を許されない。それが現象世界の理であり掟。存在するということは二極に分化する。それは光と影。人々が無と呼ぶ静的存在のように無垢ではいられないの。人が男と女に分かたれたように。

2013-08-04 06:51:14
Angeliqua@nap master @Ripple1975

「生命の灯」もしくは「祭壇の灯」、「女神の生命」と呼ばれる青いボウルに入った蝋燭は生命の根源の象徴。この神聖なる光は祭壇の中央に設えられる。この光が齎すのは心の浄化であり、それは完全性に触れること。これは心にとって一種の薬。けれど神殿の中でしか効果が無い。外に出すと薬は劣化する。

2013-08-04 06:59:20