#鳳翔の艦娘講座 番外編 「空母の区分」

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鳳翔 @Housyou_kankore

ああ、もう15時になるのですか。何か早いですわね。 ・・・どうしようかしら、先ほど興味を引かれた、「空母の区分」を少し話そうかしら(悩み中

2013-08-11 14:54:47
鳳翔 @Housyou_kankore

(うでまくり)よしっ、では私が興味を引かれたと云うのが一番重要ですから。 本日2度目の #鳳翔の艦娘講座 番外編をお送りしたいと思います。 2回目の番外編、お題は「空母の区分」についてです。 ・・・知っていました?史実の私は、建造時は「正規空母」だったのですよ?

2013-08-11 15:06:03
鳳翔 @Housyou_kankore

まずは艦これの区分に従い、「正規空母」から。 ・・・と云いましても、この正規空母という考え方も、色々解釈が分かれるところでして。 一つは「最初から空母として運用される目的で建造された艦」。 これは、大きさを考えずにその区分だけの分け方でして、帝国海軍はこの分類を取って居ます。

2013-08-11 15:09:59
鳳翔 @Housyou_kankore

私が「史実では正規空母でした」と云う理由はここに根拠があります。ただし、艦これの私は軽空母です。 二つは「戦闘機だけではなく、雷撃機や爆撃機などの大型機も運用出来る空母」。この考え方ですと、飛鷹型は正規空母に含まれてしまいます。

2013-08-11 15:12:42
鳳翔 @Housyou_kankore

実際の所飛鷹さん、隼鷹さんは蒼龍・飛龍に迫る搭載機数ですから、それも納得は出来るかもです。 三つは「商船からの改造では無く、当初から軍艦として建造された空母」。この考え方は、赤城さんや加賀さんなどの戦艦から空母になった方達を含みます。

2013-08-11 15:14:31
鳳翔 @Housyou_kankore

四つは「建造・改造に寄らず、搭載機数・防御・速力のうちの全てまたはどれかが優れて、戦力に於いて主力となり得た空母」。 この区分ですと、機動艦隊に随伴出来るだけの速力がなかった私は正規空母から外れます。

2013-08-11 15:16:00
鳳翔 @Housyou_kankore

五つは「単純に護衛空母・改造空母との反対概念」です。水上機母艦や輸送空母ではない空母の事ですね。 とまあ、正規空母という考え方だけでも、第2次世界大戦当時では複数ありました。

2013-08-11 15:19:18
鳳翔 @Housyou_kankore

艦これでの正規空母・軽空母の区分は、ぱっと見ですと実は良く解りません。 恐らく艦載機数と機動艦隊に随伴出来る速力を持って区分されていると思いますが、確証が持てないのが現状ですね。 ただ、軽空母の方ですと、千歳さん・千代田さんのような改造空母は明らかに軽空母側に分類されていますね。

2013-08-11 15:21:20
鳳翔 @Housyou_kankore

実際、正規空母で「低速」さんが居ない事が、そのしきい値かな、と云う感じはしています。 確か大和さんの速力の考え方でそのようなお話が出てきましたので。

2013-08-11 15:22:41
鳳翔 @Housyou_kankore

現代の空母におきましては、「カタパルトもしくはスキージャンプにより航空機を発艦させ、ワイヤーなどに置いて着艦させられる機能を有する空母」を正規空母として区分されている模様です。 この形の空母を保有する国は、今ですとアメリカ、ロシア、フランス、ブラジルですね。

2013-08-11 15:25:48
鳳翔 @Housyou_kankore

続いて軽空母についてです。 軽空母は文字通り軽い空母・・・ではありません(くすっ 正規空母と比較した場合小型で搭載機数が少なく、装甲などの防御力も低い空母を一般的には軽空母と呼んでいます。 ただし、これだけの区分ですと、所謂護衛空母や特設空母などもこれに含まれてしまいます。

2013-08-11 15:29:20
鳳翔 @Housyou_kankore

そこで、護衛空母などと明確に区分する目安として、速力が挙げられます。 軽空母は正規空母と同等、もしくは準ずる速力を有して、艦隊行動を取る事が出来、海上作戦などに参加出来る能力を有する空母の事をこう呼びました。 この区分ですと、飛鷹型さん等は明確に軽空母にあたりますね。

2013-08-11 15:31:55
鳳翔 @Housyou_kankore

現在では短距離離着陸機を運用する航空母艦の事を軽空母と、それこそざっくりと分類して居る模様です。 この区分ですと、例えば海上自衛隊さんのDDHひゅうがさんタイプや先日進水しました22DDHいずもさんもこの区分に入る可能性はあります。ヘリコプターを短距離離着陸機とは見ませんけどね。

2013-08-11 15:34:32
鳳翔 @Housyou_kankore

正式に軽空母と呼ばれそうな艦娘さんを保有している国としましては、イギリス、イタリア、タイが挙げられます。 また、軽空母ではありませんが、アメリカの揚陸艦はハリアーを運用していた実績がありますから、これも大きな意味では軽空母になるのかもしれませんね。

2013-08-11 15:35:56
鳳翔 @Housyou_kankore

続いて護衛空母です。 護衛空母とは第2次世界大戦で建造された、低速・小型の空母です。 軽空母との違いは、主に船団護衛に使われた事です。その為、低速でなおかつ艦載機数が少なく、一例ですと大きさでは正規空母の半分、排水量は1/3と云うサイズだったそうです。

2013-08-11 15:38:03
鳳翔 @Housyou_kankore

とまあとても貧弱そうに見えますが、船団護衛目的については、主に対潜哨戒と考えますと、艦載機数も速力もそれほど必要が無いという事から、ある意味合理的な作りと云えますね。 また、建造コストが安い事から量産しやすいという利点もあります。

2013-08-11 15:39:18
鳳翔 @Housyou_kankore

護衛空母の発祥は、イギリスで商船にカタパルトを搭載した事から始まったと云われています。 さらに、そこから一歩進んで、大型商船を改造して短い甲板からでも航空機を発艦させ、潜水艦から船団を守る思想に移り、これが護衛空母という形で実を結びます。

2013-08-11 15:41:02
鳳翔 @Housyou_kankore

太平洋戦争時では、これらの護衛空母がアメリカ軍に於いても100隻以上建造され、「護衛空母」というカテゴライズが出来上がります。 現代に於いてはこの艦種は存在していませんね。

2013-08-11 15:42:13
鳳翔 @Housyou_kankore

なお、カタパルト技術を備えていたアメリカ・イギリスでは護衛空母にもカタパルトを装備して居た為、十分な性能を有していたと云われて居ます。 日本でもこの護衛空母という物は建造されますが、米英と違う点は、護衛空母を持って連合艦隊が主戦力として運用する事を目的とした点です。

2013-08-11 15:44:15
スクラップヤード @CA_atago

米英の護衛空母があれほどの戦力たり得たのはカタパルトの威力によるところは極めて大よ。 実際、カタパルトが無ければ重いTBMの発艦など不可能なスペックなのだから

2013-08-11 15:44:45
鳳翔 @Housyou_kankore

そのため、他国の護衛空母と比較しますと本格的な物でしたが、そうはいっても護衛空母は護衛空母。 速力が特に優れている訳でもなく、大きさもそれ程でも無く。 カタパルトも装備してなかった事もありまして、結果的には航空機輸送にしか使えませんでした。

2013-08-11 15:45:56
鳳翔 @Housyou_kankore

また、後には船団護衛の任務にも運用される事になりますが、有効なレーダーを装備して居なかった事もありまして、航空機が飛べなかった夜間に潜水艦の雷撃で損失を受ける事が多かったそうです。

2013-08-11 15:47:42
鳳翔 @Housyou_kankore

日本で云いますと、大鷹級航空母艦さん達と、海鷹さん、神鷹さん、そして陸軍のあきつ丸さん、熊野丸さん、特TLさん等がそれにあたりますね。

2013-08-11 15:50:01
鳳翔 @Housyou_kankore

続いて水上機母艦です。 水上機母艦は、そもそもの空母の思想の始まりの艦種ですね。 元々は空母として区分されていましたが、後に空母とは明確に区分される事が多くなりました。

2013-08-11 15:52:17
鳳翔 @Housyou_kankore

元々水上機母艦については、港湾内部においての移動基地的な使い方をする事が多かった模様です。 水上機な訳ですから、フロートで海上に浮かんでいる機体を回収する為の目的だけだったからそう云う感じですね。

2013-08-11 15:53:12